目次 前へ 次へ  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

Old Testament「Books of Kings(1)」
旧約聖書:列王記略上

第14章(CHAPTER 14)

  1. 當時(そのころ)ヤラベアムの子アビヤ疾(やみ)ゐたり
  2. ヤラベアム其(その)妻に言(いひ)けるは請(こ)ふ起(たち)て装(すがた)を改(か)へ人をして汝がヤラベアムの妻なるを知(しら)しめずしてシロに往(ゆ)け彼處(かしこ)にわが此民(このたみ)の王となるべきを我に告(つげ)たる預言者アヒヤをる
  3. 汝の手に十(とを)のパン及び菓子と一瓶(びん)の蜜(みつ)を取(とり)て彼の所に往(ゆ)け彼(かれ)汝(なんぢ)に此(この)子の如何(いか)になるかを示すべしと
  4. ヤラベアムの妻(つま)是(かく)爲(な)し起(たち)てシロに往(ゆ)きアヒヤの家に至りしがアヒヤは年齢(とし)のために其目(そのめ)凝(かたまり)て見ることを得(え)ざりき
  5. ヱホバ、アヒヤにいひたまひけるは視(み)よヤラベアムの妻(つま)其子(そのこ)疾(やめ)るに因(より)て其(それ)に付(つき)て汝に一(ひとつ)の事を諮(たづね)んとて來(きた)る汝(なんぢ)斯々(かくかく)彼に言(いふ)べし其(そ)は彼入り來(く)る時其身(そのみ)を他(ほか)の人とすべければなり
  6.  彼が戸の所に入來(いりきた)れる時アヒヤ其(その)履聲(あしおと)を聞(きゝ)て言(いひ)けるはヤラベアムの妻入(いれ)よ汝(なんぢ)何ぞ其身(そのみ)を他の人とするや我(われ)汝に嚴酷(きびし)き事を告(つぐ)るを命ぜらる
  7. 往(ゆき)てヤラベアムに告(つぐ)べしイスラエルの神ヱホバ斯(かく)言(いひ)たまふ我汝を民の中(うち)より擧(あ)げ我民(わがたみ)イスラエルの上に汝を君(きみ)となし
  8. 國(くに)をダビデの家より裂(さ)き離(はな)して之(これ)を汝に與(あた)へたるに汝は我(わが)僕(しもべ)ダビデの我(わ)が命令を守りて一心に我に從ひ唯(たゞ)わが目に適(かな)ふ事のみを爲(なせ)しが如(ごと)くならずして
  9. 汝の前(さき)に在(あり)し凡(すべて)の者よりも惡を爲(な)し往(ゆき)て汝のために他(ほか)の神と鋳(ゐ)たる像を造り我(わ)が怒(いかり)を激(おこ)し我を汝の背後(うしろ)に棄(すて)たり
  10. 是故(このゆゑ)に視(み)よ我ヤラベアムの家に災害(わざはひ)を下(くだ)しヤラベアムに屬(ぞく)する男はイスラエルにありて繋(つな)がれたる者も繋(つな)がれざる者も盡(ことごと)く絶(た)ち人の塵埃(あくた)を殘りなく除(のぞ)くがごとくヤラベアムの家の後(あと)を除(のぞ)くべし
  11. ヤラベアムに屬する者の邑(まち)に死(しぬ)るをば犬(いぬ)之(これ)を食(くら)ひ野に死ぬるをば天空(そら)の鳥之(これ)を食(くら)はんヱホバ之(これ)を語(いひ)たまへばなり
  12. 爾(なんぢ)起(たち)て爾(なんぢ)の家に往(ゆ)け爾(なんぢ)の足の邑(まち)に入る時子は死ぬべし
  13. 而(しか)してイスラエル皆彼のために哀(かなし)みて彼を葬(はうむ)らんヤラベアムに屬(ぞく)する者は唯(たゞ)是(これ)のみ墓に入るべし其(そ)はヤラベアムの家の中(うち)にて彼はイスラエルの神ヱホバに向ひて善(よ)き意(おもひ)を懐(いだ)けばなり
  14. ヱホバ、イスラエル上に一人の王を興(おこ)さん彼其日(そのひ)にヤラベアムの家を斷絶(たつ)べし但(たゞ)し何(いづ)れの時なるか今即(すなは)ち是(これ)なり
  15. 又ヱホバ、イスラエルを撃(うち)て水に搖撼(ゆる)ぐ葦(あし)の如(ごと)くになしたまひイスラエルを其(その)父祖(せんぞ)に賜(たま)ひし此(この)善地(よきち)より抜き去りて之(これ)を河の外(さき)に散(ちら)したまはん彼等(かれら)其(その)アシラ像を造りてヱホバの怒(いかり)を激(おこ)したればなり
  16. ヱホバ、ヤラベアムの罪の爲(ため)にイスラエルを棄(すて)たまふべし彼は罪を犯し又イスラエルに罪を犯さしめたりと
  17.  ヤラベアムの妻(つま)起(たち)て去(さり)テルザに至りて家の閾(しきゐ)に臻(いた)れる時子は死(しね)り
  18. イスラエル皆彼を葬(はうむ)り彼の爲(ため)に哀(かなし)めりヱホバの其(その)僕(しもべ)預言者アヒヤによりて言(いひ)たまへる言(ことば)の如(ごと)し
  19.  ヤラベアムの其餘(そのほか)の行爲(わざ)彼が如何(いか)に戰(たゝか)ひしか如何(いか)に世を治(をさ)めしかは視(み)よイスラエルの王の歴代志(れきだいし)の書に記載(しるさ)る
  20. ヤラベアムの王たりし日は二十二年なりき彼(かれ)其(その)父祖(せんぞ)と偕(とも)に寝(ねむ)りて其子(そのこ)ナダブ之(これ)に代(かは)りて王となれり
  21.  ソロモンの子レハベアムはユダに王たりきレハベアムは王と成(なれ)る時四十一歳なりしがヱホバの其名(そのな)を置(おか)んとてイスラエルの諸(すべて)の支派(わかれ)の中(うち)より選(えら)みたまひし邑(まち)なるエルサレムにて十七年王たりき其(その)母の名はナアマといひてアンモニ人(びと)なり
  22. ユダ其(その)父祖(せんぞ)の爲(なし)たる諸(すべて)の事に超(こえ)てヱホバの目の前に惡を爲(な)し其(その)犯したる罪に由(より)てヱホバの震怒(いかり)を激(おこ)せり
  23. 其(そ)は彼等も諸(すべて)の高山(たかやま)の上と諸(すべて)の木の下に崇邱(たかきところ)と碑(ひ)とアシラ像を建(たて)たればなり
  24. 其國(そのくに)には亦(また)男色を行ふ者ありき彼等はヱホバがイスラエルの子孫(ひとびと)の前より逐攘(おひはら)ひたまひし國民(くにたみ)の中(うち)にありし諸(すべて)の憎(にく)むべき事を傚(なら)ひ行(おこな)へり
  25.  レハベアム王の第五年にエジプトの王シシヤク、エルサレムに攻上(せめのぼ)り
  26. ヱホバの家の寶物(たから)と王の家の寶物(たから)を奪(うば)ひたり即(すなは)ち盡(ことごと)く之(これ)を奪ひ亦(また)ソロモンの造りたる金(きん)の楯(たて)を皆奪ひたり
  27. レハベアム王(わう)其代(そのかはり)に銅(あかゞね)の楯(たて)を造りて王の家の門を守る侍衛(じゑい)の長(かしら)の手に付(わた)せり
  28. 王のヱホバの家に入る毎(ごと)に侍衛(じゑい)之(これ)を負(お)ひ復(また)之(これ)を侍衛(じゑい)の房(いへ)に携歸(もちかへ)れり
  29.  レハベアムの其(その)餘(ほか)の行爲(わざ)と其(その)凡(すべ)て爲(なし)たる事はユダの王の歴代志(れきだいし)の書に記(しる)さるゝに非(あら)ずや
  30. レハベアムとヤラベアムの間(あひだ)に戰爭(いくさ)ありき
  31. レハベアム其(その)父祖(せんぞ)と偕(とも)に寝(ねむ)りて其(その)父祖(せんぞ)と共にダビデの城(まち)に葬(はうむ)らる其(その)母の名はナアマといひてアンモニ人(びと)なり其(その)子アビヤム之(これ)に代(かは)りて王と爲(なれ)り

HOME | Good News | 聖書INDEX | <<前のページ | 次のページ>>
- 旧約聖書(文語):列王記略上 -
画面上へ 1章 2章 3章 4章 5章 6章 7章 8章 9章 10章 11章
12章 13章 14章 15章 16章 17章 18章 19章 20章 21章 22章

© 日本聖書協会(BIBLE with REF. CLASSICAL JAPANESE) 文語聖書