目次 前へ 次へ 1 10 ・・ 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52

Old Testament「Book of Jeremiah」
旧約聖書:エレミヤ記

第44章(CHAPTER 44)

  1. エジプトの地に住(すめ)るところのユダの人衆(ひとびと)すなはちミグドル、タパネス、ノフ、パテロスの地に住(すめ)る者の事につきてヱレミヤに臨(のぞ)みし言(ことば)に曰(いは)く
  2. 萬軍(ばんぐん)のヱホバ、イスラエルの神かくいふ汝(なんぢ)らは我(わが)ヱルサレムとユダの諸邑(まちまち)に降(くだ)せしところの災(わざはひ)をみたり視(み)よこれらは今日(こんにち)すでに空曠(あれち)となりて住む人なし
  3. こは彼ら惡をなして我を怒(いか)らせしによる即(すなは)ちかれらは己(おのれ)も汝(なんぢ)らも汝らの先祖等も識(しら)ざるところの他(ほか)の神にゆきて香(かう)を焚(た)き且(かつ)これに奉(つか)へたり
  4. われ我僕(わがしもべ)なる預言者たちを汝らに遣(つかは)し頻(しきり)にこれを遣(つかは)して請(こ)ふ汝らわが嫌(きら)ふところの此(この)憎(にく)むべき事を行ふ勿(なか)れといはせけるに
  5. 彼ら聽(き)かず耳を傾(かたむ)けず他の神に香(かう)を焚(た)きてその惡を離れざりし
  6. 是(これ)によりて我(わが)震怒(いかり)とわが憤恨(いきどほり)ユダの諸邑(まちまち)とヱルサレムの街(ちまた)にそゝぎて之(これ)を焚(やき)たれば其等(それら)は今日(こんにち)のごとく荒れかつ[ほろび]たり
  7. 萬軍(ばんぐん)の神イスラエルの神ヱホバいまかくいふ汝(なんぢ)ら何(いか)なれば大(おほい)なる惡をなして己(おのれ)の靈魂(たましひ)を害(がい)しユダの中より汝らの男と女と孩童(こども)と乳哺子(ちのみご)を絶(たち)て一人も遺(のこ)らざらしめんとするや
  8. 何(いか)なれば汝ら其(その)手の行爲(わざ)をもて我を怒(いか)らせ汝らが往(ゆき)て住(すま)ふところのエジプトの地に於(おい)て他の神に香を焚(た)きて己(おのれ)の身を滅(ほろぼ)し地の萬國(ばんこく)の中(うち)に呪詛(のろひ)となり凌辱(はづかしめ)とならんとするや
  9. ユダの地とヱルサレムの街(ちまた)にて行(おこな)ひし汝(なんぢ)らの先祖等の惡(あく)ユダの王等の惡其(その)妻等の惡および汝らの身の惡汝らの妻等の惡を汝ら忘れしや
  10. 彼らは今日(こんにち)にいたるまで悔(く)いずまた畏(おそ)れず汝らと汝らの先祖等の前に立(たて)たる我(わが)律法(おきて)とわが典例(さだめ)に循(したが)ひて行(あゆ)まざるなり
  11.  是故(このゆゑ)に萬軍(ばんぐん)のヱホバ、イスラエルの神かくいふ視(み)よわれ面(かほ)を汝らにむけて災(わざはひ)を降(くだ)しユダの人衆(ひとびと)を悉(ことごと)く絶(たゝ)ん
  12. 又われエジプトの地にすまんとてその面(かほ)をこれにむけて往(ゆき)しところの彼(かの)ユダの遺(のこ)れる者を取らん彼らは皆滅(ほろぼ)されてエジプトの地に仆(たふ)れん彼らは劍(つるぎ)と饑饉(ききん)に滅(ほろぼ)され微者(ちひさきもの)も大者(おほいなるもの)も劍と饑饉によりて死(しぬ)べし而(しか)して呪詛(のろひ)となり詫異(おどろき)となり罵詈(のゝしり)となり凌辱(はづかしめ)とならん
  13. われヱルサレムを罰(ばつ)せし如(ごと)く劍(つるぎ)と饑饉(ききん)と疫病(えきびやう)をもてエジプトに住(すめ)る者を罰(ばつ)すべし
  14. 是(こゝ)をもてエジプトの地に往(ゆき)て彼處(かしこ)に住(すめ)るところのユダの遺(のこ)れる者の中に一人も逃(のが)れまたは遺(のこ)りてその心にしたひて歸(かへ)り住(すま)はんとねがふところのユダの地に歸(かへ)るもの無(なか)るべし逃(のが)るゝ者の外(ほか)には歸(かへ)る者無(なか)るべし
  15.  是(こゝ)に於(おい)てその妻が香(かう)を他の神に焚(たき)しことを知れる人々および其處(そこ)に立てる婦人(をんな)等の大(おほい)なる群衆並(ならび)にエジプトの地のパテロスに住(すめ)るところの民ヱレミヤに答へて云(いひ)けるは
  16. 汝(なんぢ)がヱホバの名をもてわれらに述(のべ)し言(ことば)は我ら聽(き)かじ
  17. 我らは必ず我らの口より出(いづ)る言(ことば)を行ひ我らが素(もと)なせし如(ごと)く香(かう)を天后(てんかう)に焚(た)きまた酒をその前に灌(そゝ)ぐべし即(すなは)ちユダの諸邑(まちまち)とヱルサレムの街(ちまた)にて我らと我らの先祖等および我らの王等と我らの牧伯(きみ)等の行ひし如(ごと)くせん當時(かのとき)われらは糧(かて)に飽(あ)き福(さいはひ)をえて災(わざはひ)に遇(あは)ざりし
  18. 我ら天后(てんかう)に香(かう)を焚(た)くことを止(や)め酒をその前に灌(そゝ)がずなりし時より諸(すべて)の物に乏(とぼ)しくなり劍と饑饉に滅(ほろぼ)されたり
  19. 我らが天后(てんかう)に香(かう)を焚(た)き酒をその前に灌(そゝ)ぐに方(あた)りて之(これ)に象(かたど)りてパンを製(つく)り酒を灌(そゝ)ぎしは我らの夫等(をつとたち)の許(ゆる)せし事にあらずや
  20.  ヱレミヤ即(すなは)ち男女の諸(すべて)の人衆(ひとびと)および此言(このことば)をもて答へたる諸(すべて)の民にいひけるは
  21. ユダの諸邑(まちまち)とヱルサレムの街(ちまた)にて汝(なんぢ)らと汝らの先祖等および汝等の王等と汝らの牧伯(きみ)等および其地(そのち)の民の香(かう)を焚(たき)しことはヱホバ之(これ)を憶(おぼ)えまた心に思ひたまふにあらずや
  22. ヱホバは汝らの惡(あし)き爲(わざ)のため汝らの憎むべき行(おこなひ)の爲(ため)に再び忍(しの)ぶことをえせざりきこの故(ゆゑ)に汝らの地は今日のごとく荒地となり詫異(おどろき)となり呪詛(のろひ)となり住む人なき地となれり
  23. 汝(なんぢ)ら香(かう)を焚(た)きヱホバに罪を犯(をか)しヱホバの聲(こゑ)に聽(きゝ)したがはずその律法(おきて)と憲法(のり)と證詞(あかし)に循(したが)ひて行(あゆ)まざりしに由(より)て今日のごとく此(この)災(わざはひ)汝らにおよべり
  24.  ヱレミヤまたすべての民と婦等(をんなたち)にいひけるはエジプトの地に居(を)るユダの子孫(ひとびと)よヱホバの言(ことば)をきけ
  25. 萬軍(ばんぐん)のヱホバ、イスラエルの神かくいひたまふ汝(なんぢ)らと汝らの妻等は口をもていひ手をもて成(な)し我ら香(かう)を天后(てんかう)に焚(た)き酒を灌(そゝ)ぎて立(たて)しところの誓(ちかひ)を必ず成就(なしとげ)んといふ汝ら必ず誓(ちかひ)をたてかならず其(その)誓(ちかひ)を成就(なしとげ)んとす
  26. この故(ゆゑ)にエジプトの地に住(すめ)るユダの人々よヱホバの言(ことば)をきけヱホバいひたまふわれ我(わが)大(おほい)なる名を指(さし)て誓(ちか)ふエジプトの全地にユダの人々一人もその口に主(しゆ)ヱホバは活(い)くといひて再び我名(わがな)を稱(とな)ふることなきにいたらん
  27. 視(み)よわれ彼らをうかゞはん是(これ)福(さいはひ)をあたふる爲(ため)にあらず禍(わざはひ)をくださん爲なりエジプトの地に居るユダの人々は劍(つるぎ)と饑饉(ききん)に滅(ほろ)びて絶(たゆ)るにいたらん
  28. 然(され)ど劍を逃(のが)るゝ僅少(わづか)の者はエジプトの地を出(いで)てユダの地に歸(かへ)らん又エジプトの地にゆきて彼處(かしこ)に寄寓(やど)れるユダの遺(のこ)れる者はその立(たつ)ところの言(ことば)は我のなるか彼らのなるかを知るにいたるべし
  29. ヱホバいひ給(たま)ふわがこの處(ところ)にて汝(なんぢ)らを罰(ばつ)する兆(しるし)は是(これ)なり我かくして我(わが)汝らに禍(わざはひ)をくださんといひし言(ことば)の必ず立(たつ)ことを知(しら)しめん
  30. すなはちヱホバかくいひたまふ視(み)よわれユダの王ゼデキヤを其(その)生命を索(もと)むる敵なるバビロンの王ネブカデネザルの手に付(わた)せしが如(ごと)くエジプトの王パロホフラを其(その)敵の手その生命(いのち)を索(もと)むる者の手に付(わた)さん

HOME | Good News | 聖書INDEX | <<前のページ | 次のページ>>
- 旧約聖書(文語):エレミヤ記 -
画面上へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52

© 日本聖書協会(BIBLE with REF. CLASSICAL JAPANESE) 文語聖書