イエスさまとその教会について

 キリスト教会は、およそ二千年前、イスラエルのベトレヘムで誕生したイエスに由来しています。イエスは、三十歳頃、国を巡っていろいろな人びとと話し、病気や困っている人を助けて、「神はすべての人びとを愛しておられる『天のおん父』である」と教え、また私達の幸福の源である神への道を教えました。

 イエスは生涯人びとを愛しましたが、権力者たちに嫉まれて、死刑に定められ、十字架にかけられて死にました。神はこのイエスを三日目に復活させ、愛が悪よりも、死よりも強いことを示されました。復活したイエスは、弟子たちに現われ、全世界に行き、教えられたことを伝えるように命じました。

 イエスの教えを信じて、その弟子となった人びとは、イエズスと同じように、どんな人をも愛するように努力しながら、イエスが与えた希望に生きています。イエスによって神と結ばれて永遠に生きるというこの希望は、キリスト者に大きな喜びと平和を与えています。

 カトリック教会は、教育、福祉等の分野で、社会に大きく貢献しています。

イエスの教え

 「永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエズス・キリストを知る人のことです。」(ヨハネ17,3)

 「父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださる。」(マタイ5、45)

 「心を尽くし、精神を尽くし、力をつくし、思いをつくして神である主を愛せよ。また、隣人をあなた自身のように愛せよ。」(ルカ10,25)

 「わたしがあなたを愛したように、互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13,34)

 「人にしてもらいたいと思うことはなんでも、あなたが人にしなさい。あなたがたを愛する者を愛したからといって、なんの恵みがあろう。あなたがたの敵を愛しなさい。」(ルカ6,31)

 「自分の命を大切にする者はそれを失い、この世で自分を顧みない者は、それを保って永遠の命を得る。」(ヨハネ12,25)

 「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイ11,28)

 「わたしは道であり、真理であり、命である。」(ヨハネ14,7)

 


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