アユ 立網漁の解説

立網は通常の刺網漁と異なります。
最大の違いは「網にアユは掛からない」事です。

淵の中から瀬に出て餌ばみする
アユの習性を利用した漁法です。

淵尻に仕掛けます。
瀬を遮る網の目は5p以上と当組合では決まっています。

瀬に出ようとしたアユが、網を恐れて
下れる場所を探して移動します。


1カ所、袋状に網を仕掛けてそこに入った瞬間、
あらかじめ袋の入り口底に仕掛けた網で遮ります。

(遮る網の上側にひもを通しておき川底に仕掛け、
アユが袋に入るのを見計らい、それを引っ張る事により
網を立ち上げ塞ぎます。 )

閉じこめられたアユをタモですくいます。
これが「立網」漁なのです。

故に、アユには傷が付きません。