木枯らしの淡路
兵庫県淡路島
2002年10月27日

 10月最終日曜日のこの日は前日より、冷たい北風「木枯らし1号」が吹き荒れた。
 こんな、釣りには最悪の日に無謀にも淡路に太刀魚釣りに出かける。
 前日の土曜日、天気予報では天気は晴れらしいが、風が強そうだ。しかし唯一の救いは「北東の風」。いつも行く淡路の津名港は港が南西に向けて開けているので、うまくいけば風裏に当たるはずだ。時期的に太刀魚も終盤であり、とりあえず行ってみる事にする。

 車を走らせていると、時折吹く風で車が流される。やはり風はかなりの強さだ。
 現地到着は4時頃だったか。道糸を6号に巻き替え、防寒対策をバッチリにして波止に向かう。気になる風は…うまく風裏に入っているようだ。風も許容範囲だし、波もほとんどない!これはかなり期待できる。

 早速釣り始める。餌はキビナゴ。ケミホタルをつけての引き釣りだ。まず第1投。「どおぉりやあぁぁぁ!!」よしべえ氏もすごい気合いだ。
 ひたすらキャストを繰り返す。30分ほどたったところで、よしべえ氏に本日第1号の獲物が!すんごい引きだ。竿がキュイキュイ音を立ててしなっている。獲物は横に縦に走りまくり。太刀魚にしては珍しいアタリだ。

 対する私はアタリがない。キャストを繰り返す間にいろんな事を考えている。「太刀魚って立って泳ぐんやろか?」とか、「あの辺が関空やろか?」(津名港の対岸は大阪湾。空気のきれいな日は関空まで見渡せる。)とか。すると突然岩でも引っかかったような重さがロッドに伝わる。「!!!」今年第1号の太刀魚も縦横無尽に走りまくり、その強烈な引きを存分に味あわせてくれた。
よしべえ氏獲物 私の獲物  この後、よしべえ氏は1本・私は2本追加し、合計5本となったところで日が昇る。サイズ的にはよしべえ氏の方が大物だった。
左2本がよしべえ氏の獲物
 今年はサイズに比べ引きが強いような気がする。なかには、エラ荒いのように水面にジャンプするやつまでおったり、かなり楽しめた。来週もう一度これるだろうか…

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