02’最後の池原
 奈良県池原ダム
2002年9月22・23日

 今年はあほほど池原ダムに通った。
 我々トッパーは冬は完全にオフシーズン。まだ9月であるが、山上湖の池原ダムは平地より早く冬がくる。9月も下旬ともなると朝の冷え込みはかなり厳しく大阪での冬衣装でもまだ寒い位である。
 

 今回の釣行は去りゆく夏を惜しんでの宿泊釣行。
 メンバーは、よしべえ氏、ひろ氏、グッチー氏、初参加ひあて氏、初参加みねしま氏、そして初参加紅一点「シェパード(?)なかお」氏の7名となった。

 12時に集合し、一路池原へ向かう。連休中であったが、まだ比較的時間が早かったので道がすいていた。3時ごろ平成の森スポーツ公園の駐車場に到着。この時期のボート受付は5時からなので、2時間ほど仮眠をとる。5時にボート屋「ワンアップヒライ」さんにいくとすでに車でいっぱい。前日に見たホームページの予約状況でもいっぱいだったので、今日はプレッシャーがきついか…

 二人乗り2台と3人乗り1台をレンタルしたので、配船は「よしべえ&ドーベルマン(?)なかお」氏の「女性が池原の過酷さにどれだけ耐えられるか」チーム、「ひろ&ひあて&みねしま」氏の「池原初参加&ボスざる」チーム「グッチー氏&私」の「特に記載事項なし」チームとなった。
 ここで要注意人物はひろ氏。ひろ氏はソフト系の達人(?)。ハード系よりもソフト系の「ジワーン」と持っていくアタリがたまらなく好きらしい。渓流なんかのアワセとにているところがあるんだろうか。寒くなり出した池原では爆釣する可能性が…初参加3名は果たして池原の洗礼を浴びるのか?

 最初のポイントは坂本筋。桟橋からボートで備後橋まで向かう途中、何となくボートの泡切れが悪いような気がしたので、ひょっとしたら「ターンオーバー」かと思い我々の組は備後と坂本の合流地点から開始することとした。坂本は上流がダムになっているので、最上流部といえども水が澱んでいる可能性があるのだ。他の二組は上流へ登っていく。
 早速開始。私はいつも通りポッパーをセット。グッチー氏はクランク(だったと思う。)  開始してすぐ流木地帯に突入。「流木あるのんわかってたらもっと上流行ったのに…」と思っていると流木に隠れた立木に大型バスが付いているのを発見!しかし発見が遅れ完全にボートが視界に入っている。グッチー氏のクランクが何度か誘いをかけるが、完全に無視されてしまった。
 その後、過去の爆釣ポイントなどをチェックするも反応なし。バイトは何度かあるんだが、食いには来ていない様子。ルアーをはじいて行くだけだ。

 よしべえ組に追いついたところで昼食とする。よしべえ船からは「それは俺に外せってことか?」などど声が聞こえる。女性が一日ボートの釣りに耐えられるか心配していたよしべえ氏だったが、結構楽しんでいるようだ。
 寒くなることを予想して私の昼食はラーメンをたいて食べることにしたが、ゆがき終わって私が食しているころ、80メートルほど離れたよしべえ船ではなかお氏が「なんかラーメンのにおいする〜」。うう〜ん…コリー犬もびっくり!警察犬になれること間違いなしだ。

 結局この日は7名とも釣果なし。一日しか参加できないひろ氏・ひあて氏・みねしま氏はバスの姿を見ることなく池原を後にした。

 夕食はいつもの通り「超豪華焼きそば」を作る。秋になって日がかなり短くなったなぁ。今日は女性がいるので、前回みたいに炊事場で体を洗うというわけにはいかない。しっかり時間を確認しながら夕食&片付けをすませ温泉へ。コンビニの時間に間に合わずあきらめていた「リポD」も自販機で入手できた。その後なんやかんや話しながら夜は更けていく…

 二日目は連休最終日とあってボートはがらがらなようだ。これを見て私のボートは備後筋につけることにした。よしべえ組は坂本筋だ。
 しばらくつり上がるが反応がない。おってもこない。さすがにこの時期にトップは無理か?ぽつりぽつりと見える魚影がせめてもの救いだ。
空はこんなに青いのに…  太陽が湖面を照らし出した午前8時頃、私のポッパーにアタリが!竿まで明確にアタリが伝わったが、針に乗らず。しかしやる気は50倍くらいにふくらんだぞ!そのポイントから20メートルほど移動した立木で明らかにバスの物と思われるライズが!反射的に「投!!!」とこの日一番の気合いを込めてキャスト。立木の横までルアーが来た瞬間!「バシャ!」!!針に乗らなかった!さらに慎重にアクションを加える。ツーアクション後「バシャシャ!!」ヒィィィィット!!!ああ!いい引きだ!久しぶりのバスに心躍る。が、ばれないか心配なこともあり、慎重に、スピーディーに寄せてくる。取り込んだバスは32センチだった。

 その直後、よしべえ氏のボートがやってきた。むむむ!もうちょっと早かったら私の勇士を見せれたものを…

 この日は早く帰る予定だったこともあり結局これ一本の釣果だった。
 私的にはこの時期にトップであげたことで、結構満足だったが、よしべえ氏などはかなり悔しそう。女性のなかお氏は二日間釣りきったことがすばらしい。グッチー氏は、惜しい場面が何度かあったが、おそらく来年あたり釣行すればかなりいい思いを出来るんではないでしょうか
 しっかし…我々トッパーの季節は終わってしまったなぁ…

 秋の初頭みんなでわいわい池原大会はかくして終了した。
 日帰りの人も泊まりの人もそれぞれの思いを胸に帰路につく。
 結果は貧果であったが、池原初の人も多く、次こそはの思いを抱いたかもしれない。
 数々の釣果と思い出を残した「02’池原」はよしべえ氏の46pを今年の記録として残し、今回で終了する。 

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