驟雨きたりなば…
 奈良県下北山村池原ダム
 2002年7月27日

 3週連続となる池原ダムだ。この時期朝方だけではあるが、トップにも魚が反応するので釣り自体はおもしろい。ただ、なぜか今年はフッキングがうまくいかない・・・と思っていたらどうも我々だけではないらしく、今年の池原はなぜか食いが渋く、サイズも平均的に少しダウンしているらしい。それでも各ホームページによると連日20本だの30本だの釣っている人がいるらしい。すべてソフト系だけどね。その分七色が好調とか…
 我々トッパーのシーズンは短く7月頭から9月中旬の台風が来る頃までが勝負なのだ!チャンスがあればどんどん行っておかないと、時期を逃してしまう。

 今回はよしべえ氏のランエボ7の登場。うう〜ん!快適!!所要時間2時間半で池原まで到着。
 今日のボートはシーニンフ12K。ワンアップヒライでは標準的なボートだ。しかし十分広く、我々はほとんど一日エレキで移動しているので、エンジン出力も12フィートで9.9馬力なので、十分だ。

 坂本筋から開始。前回魚影がそこそこあったことと、ツキ谷の滝がどうなってるか興味があったこと。それと、よしべえ氏が立木に巻かれたバスに仕返しするためだ!!
 し・しかし・・・しばらく釣っているが・・・生命反応が感じられない・・・出廷前午前3時頃から雨が降り続いており、ここ2・3日間雨だったらしい。湖面には流木と大量の枯葉が浮かんでいる。気温もまだ上がっていない。雨ですこし肌寒い位か。これはかなり活性が悪いと思われる。魚の姿が全くないのだ。
 それでも、今回珍しくペンシルベイト使用のよしべえ氏が一尾かけた。サイズは35p位か。よしべえ氏は即リリース。サイズ的に不満足なようだ。
 しかし、この後も渋い状況が続く。本来あまり動き回ることはしない我々だが、あまりの静けさに筋を替えることにした。その前に前回立木に巻かれたポイントをチェック。仕返しするつもりだったが、反応なし。この後、備後へ移動する。
 備後は筋下流域はすでにボートでいっぱい。これはまずいなと思いながら上流を目指す。
 ヒライさんのホームページによると最近水温が上がりっぱなしなので、上流域が好調らしい。
 下流は人も多いことだしと、かなり上流まで遡上した。ちょうど一船入れそうな、そこそこのポイントがあったので、ここからみんなとは逆に筋を下ることにした。
 しかし、ここでも反応がない。しかもボートが多すぎて、結局私は9時すぎにダウン。よしべえ氏もその後10時頃まで釣っていたが、反応なしだった。

 本流域まで釣り進んだ夕方。よしべえ氏と今日の状況について話ししていた。
 「今日はどないしてん!魚の反応が全くないやんけ!」「朝の雨が逆効果やったんすかねぇ(足を湖面につっこむと先週と違いひんやりしている)」「急に水温下がって潜ってしまったんかなぁ」「それに(シュッ・竿を振る音)しても反応(ボチャン・ルアーが水面に落ちた音)ない(チャポ・ルアーアクションの音)やん(バシャ!!・?!魚が食いついた!!!)けぇぇえ?!!」おお!!、我々の会話を聞いていたのか、魚に悪態ついてたらよしべえ氏のルアーにバスが食いついた。あまり大きくはないが、これぞトップという位綺麗に出てくれた。サイズも大きいとは言えずそこそこなので、よしべえ氏もつり上げるよりも引きを堪能している様子。ボートの下まで来たところで、ルアーがはずれ、バスは何事も無かったかの様に泳いでいった。
 その直後、流れ込みを発見。流れ込み用にルアーを「ワンダー」からポッパーに変更する。流れ込み回りをチェックするが反応なし。ふと振り返ると、立木大好きな私の目においしそうな立木が!向かって右前に一本木が立っており、その奥左側に枝振りのよい立木がある。ちょっと距離があるが、キャスト。最初のキャストは手前の木のちょっと奥に落ちた。ここでは反応なし。2回目のキャストは奥の木の手前に落ちた。これも反応なし。3回目は奥の木の50pほど奥。これは絶好の場所に落ちた。これで反応無ければこの木にはバスは付いていないんだろう。着水後波紋がなくなるまで待ってアクションを加える。カポッ・カポン・カプン・ピシャン・ボシャン・ガポッッッ!!!奥の立木の横を通り過ぎた瞬間、バスが出た。サイズは大きくないが、ぼうず脱出の為と、今日始めての引きなので、慎重に取り込む。バスは手前の立木に向かって逃げようとするが、少々強引に寄せてあげたバスは38pだった。
38p
 この後はまったく反応なく終了。
 先の台風の影響もあるが、そろそろ大きいのがほしい。
 ヒライの方に聞いても数はそこそこ上がっているもののサイズが伸びないそうだ。
 今日はどうも朝の驟雨(にわか雨の意(にわか雨でもなかったかもしれないが・・・))が曲者だった気がする。どうせなら、一度日があがって、気温・水温が上がってから降ってくれればよかったのに…
 この次こそは、昨年つり上げたトップ自己最高記録の48pの記録を塗り替えたいものだ。そうしないと・・・我々トッパーにはあと一月半程しか時間が残されていないのだ。

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