今年始めてのダイビングに行くことになった。
8月は太平洋より日本海の方が透明度がいいので、「日本海がいいなぁ」などど考えながらオーシャンダイブのHPをチェック。すると予定では冠島となっている。「むぅ〜ん。若狭か。越前でもよかったけどなぁ〜」などど考えながら予約のメールを入れておいた。するとダイバー坂口さんより「越前に変更して下さい」とのメールが。う〜ん!全然OK!てな訳で今年の初ポイントは越前に決定!
越前は生涯2度目のダイビングである「スクーバダイバー講習」以来ちょうど一年ぶりである。波も穏やかで海も綺麗。久しぶりなだけにワクワクする。今回の日程は24日の午後に現地到着し25日と併せて合計3ダイブする予定である。
名神→北陸道の予定で移動する。が、名神の広域情報で「瀬田西から京都東事故により通行止」の表示が!ぬぬぬ・・・とりあえず桂川SAまで移動して様子を見る。どのみちどっかで仮眠しないと体力が持たないので、ここで通行止めの解除を待つこととした。ちょうどハイウエーラジオも聴けるので、待機場所としてはぴったりだ。
午前7時ラジオから「現在、事故により・・・」午前8時「現在、瀬田西・・・」午前10時「京都東から渋滞が12キロ・・・」むむ!まずい!渋滞しだした。これに巻き込まれては身動きとれないので、京都南〜京滋バイパス〜瀬田東を通るルートに変更することにし、すぐに出発。幸いバイパスもスムーズに流れていたので、予定通り昼すぎには現地に到着した。この事故は夕方のニュースで12時ごろまで通行止めだったことが解った。どうもトレーラーの積み荷の鉄筋が道路上にばらまかれたようす。見切りをつけて良かった。
今回も宿は竹田屋。ロビーで2・3分待つと現れました「ダイバー坂口」早速部屋で準備し海岸へ。そこでは綺麗なお姉さん方が講習とビーチダイブを行っていた。ふむ。坂口氏がにやけていた理由はこれか・・・
「去年はここで同じように講習をうけたな〜」などど考えながらふと海をみると、「!出た!海坊主!!」あ!いやいやあのシルエットは「たかぎさん」じゃ〜ないですか!いやぁ、去年の事が思い出されるなぁ。
講習の方はなんでも先週に会社の同僚が講習を受けに来たんだけど、二人だけ都合でこれずに今週受講しているらしい。いや、でも講習は人数少ない方がいいっす。私の講習も一人だったので、ゆっくり講習できたし、グループ講習の話しを聞いてると中性浮力がとれずに浮いたり耳抜きが出来なかったりする人がいると大変みたいです。結果的には得してるんでしょうな。二人の方が。
初日はビーチダイブを1本。早速機材のセットを行う。しかし・・・むむっ!わ・忘れている。記憶を絞り出し機材をセット。何とか間違ってなかった様子。坂口さんに「おお!おぼえてるじゃないですか!」とお褒めの言葉を頂戴する。
機材を背負って浜辺にGo!今回のダイビングの為に新規購入したデジカメ「ソニーP9&マリンパック」も準備バッチシだ!
早速潜水。おお、講習用のブイも去年のままだ。しかし、講習では行けなかった沖のテトラの先まで行くことができた。ここでチェックできた生物は、メバル・タコ・イカ・スズメダイ数種・ベラ数種類・ボラ・イシダイなどなど。あ、あと人間ね。日本海側は地味な色の魚が多いらしい。でも、透明度がいいので、かなり先まで見渡せて太平洋側とはまた違った良さがある。(とみんな言うので、間違いないんだろう。)
釣りをする人にとっては、さらに興味深い。どんなところに魚が付いているのかまさに一目瞭然。魚の習性もわかる。メバルは水中では上を向いているのだ。釣りをする人はよく知っている事実だが、これが実際見れるのはなかなかおもしろいものだ。
メバルの群れ。上を向いているのは、上から落ちてくる餌をまっているため(だったと思う)
写真もチェックしてみたが…う・写ってない!被写体から遠すぎるのだ。魚が豆粒程度…あんまり近づきすぎたら魚が逃げちゃうし、昨年一緒した「しの」さんなんかは上手に撮ってるのに…さすがにいきなりでは無理か。素質の差だったらどうしよう・・・
風呂に入った後夕食。竹田屋の風呂はなんと温泉。肌がすべすべする。
晩ご飯は、毎度の蟹&魚(たまたま今回もカレイ)。坂口さんは、またまた客に分け与えている。どうも食い飽きた以上にめんどくさいというのが理由らしい。夕飯の後は、こちらも毎度の酒盛。近くのローソンまで買出しにいく。今回はメンバー6名中3名しか飲めないので、ソフトドリンクも購入。宿のロビーで酒盛りが始まった。
しかし、しばらくたったら酒を飲んでいた一人は完全にグロッキー状態だ。疲れもあったんだろうが、完全に別世界へ旅立ってしまった。皆様ご就寝された後、坂口さんと3人でしばらく飲んでいる。11時過、客二人を連れた「ダイバー大迫」氏が到着。大迫さんは、昨年(今年になってたっけ?)結婚されて幸せ太りが心配されていたが、そうでもない様子。大迫も加わりさらにビールも追加され、夜は更けていく・・・
翌朝。私は宿泊釣行でもよく飲む「就寝前リポビタンD」の効果で体調はまあまあ。昨日付いた二人を含めた他の5名も元気そうだ。天気は晴れ。今日も暑い一日になりそう。
二日目はボートダイビングの予定なので、宿から車で15分ほど移動した漁港から船にのる。去年はボートが激しく揺れたようだが、この日は波も穏やか。船上で説明を受ける。同船者はボートダイブは始めてのようで、先頭切って海に飛び込むことになった。。回りからは「おお〜!」とか「かっこいい!」との声が!しかし、実際はその声は当然聞こえない・・・
潜水中。二日目から参加された方だ。
こちらも二日目から参加の方。耳抜きに苦労していたようす。
ポイント名はカレイ崎。とりあえず海底まで潜って上を見上げる。海底からボートが確認できるくらい透明度はよい。魚の種類はビーチとほぼ同じ。しかし、死滅回遊魚をのぞいた魚は一回り大きいか。
水深は平均で12mぐらい。しかし綺麗なブルーのスズメダイが命があとわずかという事を思い出し一瞬心がブルーに・・・
2回目ボートのポイントは男岩。こちらの魚種もほぼ同じ。ここの水深は最大で21mだったが少し透明度が落ちたのか、ここではボートが見えない。このポイントは岩の割れ目など生物が身を隠す場所がたくさんあり、それだけ魚などの数も多い。
メバルは相変わらず上を向いているが、「おまえほんまにメバルか?」ってなぐらい巨大化したメバルが数尾潮の流れにゆらゆらゆれていたり、海釣りではおなじみの「シラサエビ」なんかも岩場の間で身を隠したりしている。
たぶん、今日みた生物の中では最弱のシラサエビ。でも、懸命に生きています。
今回のダイビングで潜水時間がやっと10時間を越えた。まだまだいろんなところにいかなくっては…そうそう写真の腕もあげなければ…