ホソオチョウ Sericinus montela


左:雄(採集地 城陽市)、右:雌(採集地 同左)(表示倍率は異なります)

1993年から城陽市木津川堤防で見られるようになった人為的移入種で、朝鮮半島由来のものらしい。
現在に至るまで主に木津川堤防沿いに生息地を南北に広げながら継続的に発生している。
4月から初秋まで数回発生を繰り返すようである。
堤防の草刈りの時期によって個体数が影響を受けるようだが、基本的に個体数は多い。
木津川から離れた場所でも発見されることがあり、綴喜郡宇治田原町奥山田でも見たことがある。
本種が風に乗って舞う姿は優美ではあるが、人為的な移入種であることから、微妙な地位に置かれた蝶である。


山城蝶類図鑑