宇治市から相楽郡に至る広範囲に産地があるが、生息地は限定され、個体数も少ない。 本種が生息する場所であれば、メスグロヒョモン、オオウラギンスジヒョウモンなどの 他のヒョウモン類も生息している場合が多い。 羽化した成虫は、他の大型ヒョウモン類よりも早く5月下旬から6月に活動し、夏眠の後、秋期に再び現れる。 綴喜郡宇治田原町の産地は比較的個体数が多かったが、1990年代後半から目立って減少傾向にある。 本種は夏眠前の活動期が短期間に限られ、特に雌に出会う機会は滅多にない。