ぶたを開けてみるのは、昔から何度もしていたので、モーターは
交流モータです。

*まず、長く使ってなかったので、ここと思われる可動部分に注油。
  グリースがよい摺動部分と、モーターの回転に関係する部分には、
  KURE5-56を注油しました。
    が、回転が全く変化なし。

*これは、オイル・コンデンサーがイカレている?
  写真のコンデンサー「1.5μF 250VAC」(0.5は使われていない)を
  取り換えてみる。
  が、DC用の電解コンデンサなら有るが、そんなものは・・・・。

そこで、以前に色々な家電製品を捨てる時に分解し、
取ってあったモーター機器のコンデンサーをあさって
みると、8μF と 4μF が
出てきた。

差し当たり、これを
直列につなぐと、計算(=C1xC2/C1+C2)から、
 2.67μF となります
が、これを、と。
これを交換・取り付けたのが、写真の 「○印」 です。
恐るおそる、テープを掛けて聞いてみると、なんとか
回転数も上がり、ワウもなく音程も聞く限り問題なく、OK!!
早速、昔に録音した(昭和41年4月30日)テープから、
カセットの「MD」に、コピー・録音しました。

今後、そう使うことはないと思いますが、同じものに
交換しておくため、オークションで探すと、全く同じもの
があった。
1個で\315 で入札・購入。 後日取り換えました。
 (しまった、送料500円)
直線上に配置
・基板を、素直に引っ張り出せないため、ヘッドから基板への配線を抜き去る。
 また、入力から2段目までの部品をみると、よく見えないトランジスタが2個。
@.随分昔に購入した オープンリールのテープレコーダー が、ある日に使うと、回転が全く遅くなっていていますので、
  修理できないか挑戦してみました。
C.今度は、モーターの回転音が大きく、ゴロゴロと聞いていても煩わしく感じるようになりました。
趣味の修理
色んな修理を試みようと!
 出来るか? それとも?
8. テープレコーダーの修理 昔に録音した(昭和41年4月30日)テープから、その頃に購入したもの。
D.実は下記Cの対策をしても、なおゴロゴロ音が聞こえるので、再度対策を試みることにしました。
・そのトランジスタを基板から抜き取ると、表示もよく見えないくらい古いもの。
 色々調べると、Sonyがよく使うのは、
2SD64(NPN)
モーター軸をスラスト方向に押すと、約3mmほどのガタが出来てしまい、回転によってピンチローラーからの異音と
なっていますので、モーターを分解してガタを少なくすることにします。。
「Sony TC-250A」
・かと言って、同じトランジスタは持ちあわせていないし、通販で視ても売っていない。
 よって、持ち合わせの代替品を使うことに。 色々諸元をみて、NPNで、ゲルマと
 シリコンの差はあるものの、
2SC945 を使いました。
A.今朝、何気なしに2階のデスクトップに設置した 「音響設備(?)」で、このテレコで鳴らしてみると、
  テレコからの右側の出力がない。 あちこちの入出力を調べてみましたが、やはり、テレコからの出力の不具合…。

B.

先日、MDが壊れ新たに中古を購入し、本機テレコからMediaに録音して再生すると、片方から不規則な雑音が。
改めて内部基板回路を調べていると、
半固定抵抗(20KΩ)が不良のようで、適当な部品を付け替えました。

結果:
この1個が
 不良

早速、裏蓋を開けて、基板ユニットの 「ヘッド」から順に、オシロスコープで信号を追っていくと、
どうも、
初段〜2段目からの増幅信号が、明らかに右と左が異なることが判明

・モーターカバーを外し、軸に「スキマ分」のワッシャーを入れて、スラスト方向のガタを少なくしました。

・プーリー「B」も、円周表面に少し凹凸があり、ペーパーを当て少し修正しました。
 あまりすると、テープ回転数に影響するので注意します。
・プーリーAとBが、長年接したままで使用していなかった事による
 「ゴムの移行」が考えられる。

・プーリーBは、LP速とEP速の切り替えで上下し、真鍮のプーリーで回される
 ので真鍮のプーリーの汚れも「洗剤とウェス」を当て清掃した。

・その周りの部品、トランジスタ2個、電解コンデンサ3個を替えました。
恐るおそる、テープを回し、ラジカセのAUXにつなぎ鳴らしてみたところ、
  左右、ほぼ同音量で鳴り、
修理完了!
この場合、よく不良となるのは、オッシロの波から、電解コンデンサーの容量抜けか、
トランジスターの不良だろうと予測し、部品を交換していくことにしました。

・両端子部のカシメがグラグラ。ハンダで
 補正したが裏側の抵抗パターン部で
 接触不良。

・ピンチローラーとの回転接触部には「汚れ」が付着し、ワウの原因にもなるので、ローレットに沿って掃除しました。

★結果:全体からの音が小さくなりました。

・1968年頃だったか、購入して既に半世紀もすれば各電子や
 電気部品も劣化するはずで、今後もあちこちで不具合が発生
 するでしょう。

修理 完了!

・同じ値のボリュームがないので、
 50KΩで代用しました。

良い方の hfe をみると、60 しかない。
これも疲れてきていた。

250VAC 1.5μF

←汚れ

★以上の対策で、耳を澄ませば聞こえるぐらいのゴロゴロ音となった。

・今後の不良を考えて、暇に任せて「2SD64」またはその類似品を探しておこうと思います。

先ずは修理成功!

・付け替えてみると、このボリュームは入力音声制御のようで、
 本当は左右バランスをクリチカルに調整が要るようですが、
 まぁ聞きながらのバランスで良しとします。

・良く観察すると、プーリ@の円周表面が所々に手触りがあるので、
 「#400ペーパー」を部分的にかけました。