20180418 大善寺
今日はまず甲府盆地を目指して北上です。甲府盆地をちょうど俯瞰できるところに大善寺がありました。武田勝頼の投宿地で、新選組 近藤勇が官軍と最後に闘った地でもあるそうです。
国宝の薬師堂です。お堂の前に立っている一本の樹木は菩提樹、悟りの樹です
大善寺本堂 | ![]() |
本堂の中に、薬師三尊像を安置していますので「薬師堂」とも呼ばれます。この薬師堂には、弘安9年3月16日(AD1286)の刻銘があり、元寇(弘安の役)の数年後に建てられ、築730年以上にもなります。勿論山梨県では一番古い建物です。大きさは24m四方で、5間の正面は、中側の3間は両開きの扉が付き、両外側は、上部が縦桟の連雀格子になっています。両側面の正面寄りと、裏面中央には、出入り口があります。また幅広の縁側が四周を取り巻いています。上を見ると流麗な線を 持つ檜皮葺きの屋根は、落ち着きを見せ、鎌倉時代の建築の力強さをよく現しています |
20180418 清白寺
甲府盆地に下りて暫く進むとブドウ畑の中にひっそりと清白寺が佇んでいました。仏殿が国宝です
清白寺仏殿 | ![]() |
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗の寺院です。仏殿の建立は、組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しました。天和2年(1682)の寺院火災にも災いをまぬがれ貴重な遺構となっています。 |