2013.03.15 円空展
20130315 東京国立博物館 「 「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡」
奥さんが行きたいということで、東京国立博物館140周年特別展 「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡」 行ってきました。
参考 ⇒ 東京国立博物館140周年特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡」
両面宿儺坐像 円空作 江戸時代・17世紀 岐阜・千光寺蔵 |
各地の霊山を巡り、生涯で12万体の仏像を彫ったという円空(1632-95)。円空は訪れた土地の山林の木を素材にして、あまり手数を掛けずに仏像を造 りました。表面には何も塗らず、木を割った時の切断面、節(ふし)や鑿跡(のみあと)がそのまま見える像が多くあります。木の生命力を感じさせ、素朴で優しい円空の仏は江戸時代以来村人に親しまれ、今も多くの人の心をひきつけます。この展覧会では、「両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)」など、岐阜・千光寺(せんこうじ)所蔵の円空仏61体を中心に岐阜県高山市所在の100体を展示します。穂高岳、乗鞍岳など円空が登った山の名前を書いた像もあります。 林立する飛騨の円空仏。展示室に飛騨の森の空気が満ちることでしょう。 |
No. | 作品名称 | 作者・伝来 | 員数 | 時代・世紀 | 所蔵 |
1 | 両面宿儺坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
2 | 金剛力士(仁王)立像 吽形 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
3 | 賓頭盧尊者坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
4 | 歓喜天立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
5 | 三十三観音立像 | 円空作 | 31躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
6 | 菩薩立像(神像) | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
7 | 地蔵菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
8 | 不動明王および二童子立像 | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
9 | 弁財天坐像および二童子立像 | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
10 | 十一面観音菩薩坐像および両脇侍立像 | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
11 | 護法神立像 | 円空作 | 2躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
12 | 護法神立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
13 | 金剛童子立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
14 | 難陀龍王像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
15 | 跋難陀龍王像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
16 | 八大龍王像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
17 | 宇賀神像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
18 | 迦楼羅立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
19 | 迦楼羅(烏天狗)立像 | 円空 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
20 | 狛犬 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
21 | 男神坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
22 | 如来坐像 | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
23 | 円空像 | 大森旭亭筆 | 1幅 | 江戸時代・文化2年(1805) | 岐阜・千光寺 |
24 | 袈裟山百首 | 円空筆 | 1冊 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・千光寺 |
25 | 弁財天立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・飛騨国分寺 |
26 | 如意輪観音菩薩坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・東山白山神社 |
27 | 柿本人麿坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・東山神明神社 |
28 | 稲荷三神坐像(男神形) | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・錦山神社 |
29 | 稲荷三尊坐像(獣頭形) | 円空作 | 3躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・錦山神社 |
30 | 不動明王立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・素玄寺 |
31 | 金剛神立像 | 円空作 | 2躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・飯山寺 |
32 | 愛染明王坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・霊泉寺 |
33 | 千手観音菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・清峰寺 |
34 | 聖観音菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・清峰寺 |
35 | 龍頭観音菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・清峰寺 |
36 | 薬師如来立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・板殿薬師堂 |
37 | 釈迦如来坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・板殿薬師堂 |
38 | 阿弥陀如来坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・板殿薬師堂 |
39 | 十一面観音菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・元禄3年(1690) | 岐阜・桂峯寺 |
40 | 今上皇帝立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・元禄3年(1690) | 岐阜・桂峯寺 |
41 | 善女龍王立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・桂峯寺 |
42 | 神像 | 円空作 | 12躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・神明神社 |
43 | 薬師如来坐像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・熊野神社 |
44 | 菩薩立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・熊野神社 |
45 | 僧形立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・熊野神社 |
46 | 僧形八幡神立像 | 円空作 | 1躯 | 江戸時代・17世紀 | 岐阜・弘誓寺 |
円空展のあと 「法隆寺宝物館」も見学しました
国宝一覧
金銅灌頂幡(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
幡(ばん)は寺院の堂の内外を飾る荘厳具(しょうごんぐ)の一つで、古代の幡の多くは染織品であった。この灌頂幡は「法隆寺献納宝物」を代表する名品で、見事な透彫で如来や天人、雲、唐草文などを表した金銅板(銅板に金メッキ)を組み合わせて構成されている。 | 東京国立博物館 |
金銅柄香炉(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
柄香炉は、法会の際に僧侶が手に持って香を献じるための仏具である。柄の末端が三つに分かれて鵲(かささぎ)の尾に似ているため、この名称がある。 | 東京国立博物館 |
海磯鏡(法隆寺献納)2面(東京国立博物館) | ![]() |
「法隆寺献納宝物」中の2面の鏡。ともに光明皇后が、天平8年(736)2月22日の聖徳太子の忌日に法隆寺に奉納したものである。 | 東京国立博物館 |
金銀鍍龍首水瓶(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
法隆寺に伝わった水差し。明治11年(1878)、法隆寺から皇室に献納された「法隆寺献納宝物」(現在は国有、東京国立博物館に収蔵)の一つ。このような長い首と下にふくらむ胴に把手を取り付けた器形は、ササン朝ペルシャに源流をもち、一般に「胡瓶(こへい)」と呼ばれる。 | 東京国立博物館 |
金銅水注(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
銅板に金メッキした金銅製の文房具。法隆寺では、この3種と黒漆塗りの縁をもつ瓦硯(猿面硯)とを一式として、聖徳太子が『三経義疏』(さんぎょうぎしょ)を執筆したときに用いたものと伝えている。 水滴(水注)は袋形で、側面に楕円形の窓を作って中に鳳凰と花弁を毛彫で表し、底の三方に猫脚を鋲留めする。蓋は、4弁の花形で周縁が反り、宝珠形のつまみを中心に4弁の花を毛彫している。蓋、身ともに空間に魚々子を打っている。 |
東京国立博物館 |
金銅匙(3支)(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
水滴から水を汲む匙は、蓮弁形、ひょうたん形、柳葉形の3支(個)で、いずれも匙面は浅く、丸く作った柄は微妙な曲線をなしている。8世紀の製作と考えられる | 東京国立博物館 |
金銅墨床(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
墨台(墨床 ぼくしょう)は、墨の受け台、基台とこれらをつなぐ円筒形の台軸からなる。受け台は六角形で、中央に6弁の花、周囲には6個の小さな7弁の花をおもなモチーフとする唐草文を透彫し、葉脈や花弁をごく細い線を彫る毛彫(けぼり)で表している。 | 東京国立博物館 |
黒漆七絃琴(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
中国で製作され、奈良時代に伝来した七弦琴。胴の内部の「開元十二年歳在甲子 五月五日於九隴縣造」という墨書銘から中国・唐時代、玄宗皇帝が在位していた開元12年(724)に、四川省成都市に近い九隴県(きゅうろうけん)で製作されたことがあきらかで、製作年代と製作地がわかる最古の七弦琴である。 | 東京国立博物館 |
沈香木画箱(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
木画とは、紫檀、黒檀、桑、沈香、象牙などの細片を組み合わせて文様を描く技法である。源流は古代エジプトやペルシアのモザイク技法にあり、東アジアへもたらされて中国の隋唐代に木画として発達した。 この木画経箱は、沈香を用いることから「沈香木画箱」の名もある。 | 東京国立博物館 |
竹厨子(法隆寺献納)(東京国立博物館) | ![]() |
経巻を納めた竹製の厨子。「法隆寺献納宝物」の一つで、法隆寺東院伽藍を建立した行信(ぎょうしん)僧都が、聖徳太子のさまざまな遺品とともに、奉納したものと伝えている。 | 東京国立博物館 |
博物館を出て、上野公園をそぞろ歩きです
上野東照宮と五重塔
西郷さん
桜が咲いていました
美術鑑賞の翌日は東京見物です。まずはお台場、自分がイベントの仕事でよくいく東京ビッグサイトを案内しました
ビッグサイトの次はフジテレビです
フジテレビの裏から浅草行きの水上バスが出ていたので乗ってみました
折角の浅草ですので、ちょっと見物
折角、東京に出てきているので著名美術館で美術鑑賞です。根津美術館で 「遠州・不昧の美意識」 展が開催されていたので見学してきました。「名物の茶道具」とかいうのが沢山陳列されていました
東京駅です。ちょっと時間があったので丸の内の皇居あたりをブラリ散歩