御数寄屋坊主とは、江戸城中本丸勤務の茶坊主のことである。
代々世襲の直参で、知行は三十俵二人扶持という安い給料ではあるが、役目柄政治上の秘密を耳にする機会が多いために、諸大名からの情報提供料金、口止め料など多額の副収入がある。
だから、大抵の者はせっせと金を貯めこんでいるが、中には変わり種もいる。
その男、河内山宗俊。
お蝶「この人、関屋勘兵衛。御主君の命で仇を求めて二十年、目的を遂げるや途端に失業。今も続く放浪の旅の目的は…?」
関屋「それは今以って、言える心境じゃない…イテーッ! おめえの歳は幾つだ? んっ!」
玄夢「ガチョン!」
お蝶「このお爺さん、雲隠れの玄夢。忍者だったって言うけれど、昔の面影はどこへやら…」
玄夢「旅の目的? まずは美味いものを食べ…ハッハッハッ馬鹿もん! んなこと一言で言えぬわ」
「コラーッ」
お蝶「ひとり、馬を走らせ戦国武将に夢抱く青年大名。それが、今……お爺ちゃん、七十七にもなって旅に出るなんて大丈夫?」
三四郎「歳は関係ない。わしには今が青春。人との出会いを求めて念願の諸国漫遊だ」
お蝶「そしてわたしは、お蝶。"歳は幾つ?過去の履歴は?" それは、ひ・み・つ」
<第一シリーズ>
あたし喜の字屋おえん。
表の商売は小料理仕出し。
裏は倒した勘定を男から取り立てる付き馬屋。
けじめ付けさせてもらいます。
<第二シリーズ>
花のお江戸の吉原に、意気と度胸の女伊達・付き馬屋おえん。
表の商売は小料理仕出し、裏は倒した借金を取り立てる馬屋稼業。
花の吉原遊女の里で、女を泣かす奴は許さねえ。
しかと色町の揉め事引き受けます。
「あたくし、喜の字屋おえん。けじめ付けさせてもらいます」
お魚漢字クイズ! 今日の漢字はこれ! 答えは、番組の最後で!
◆次回予告
釣竿を握れば、み〜んなバカ!
(声:山寺宏一)