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ヤギ爺の独り言2016
 
 

19.シロハラ

 

11月18日(金)

 

たぶん間違いないと思うが、今朝、お向かいの家の屋根瓦の縁にシロハラがとまっていた

 

シロハラはツグミの仲間で、普通、秋から冬、早春にかけて林の地べたを歩く姿をよく見かける。警戒心からすぐ隠れてしまう場合と、稀にではあるがなぜかハトのように足元近くまで近づいてくる時がある。

 

「シロハラ」の名は、もちろん白い腹からきているのであるが、誰が見ても腹は白くない。どちらかと言えば茶色っぽい色だが、羽との相対的色合いで、また、アカハラという確かに腹が赤い鳥との相対的色合いで、「シロハラ」となったのだろう。

 

ちなみに、腹の黒い「クロハラ」は、いないようだ

 

(「クロハラアジサシ」という鳥はいるらしい)

  

 

18.秋にウグイス

 

11月17日(木)

 

ジェジェッ ケッケッ ケッケッケッ ジェジェ ジェジェジェジェ

 

という、時により「ジェ」とか「ケッ」と聞こえるウグイスの地鳴きを覚えると、家の植え込みにも、家の前の木もやでも、通勤中横切る雑木林にも、大学の林の中でも、この秋の真っ盛りにウグイスがうじょうじょいることがわかる

 

季語では「梅に鶯」になるのだろうがヤギには「秋に鶯」である

 

 

17.誤変換

 

11月7日(月)

 

わたしは職務上の正式メールにおいてもしばしば誤変換を楽しむのである。

 

たとえば、私の属する全学教育推進機構の「機構」は「奇行」、「言語教育部門」の「部門」は、しばしば、「武門」と表記され、きわめて忙しいカリキュラムをつかさどる「外国語教務委員会」は、ときに、「凶務委員会」(これは、もちろん、誤変換ではなく意識的変換)となる。

 

きょう、外国語教務委員長として、各方面に来年度の教室の希望調査(機器等)を行うメールを出したのである。

 

送信したあと確認したら、その1通に、

 

「普通教室・CALL教室・LL教室についての奇病調査です」とあった

 

これはいかん(無意識のうっかり誤入力…)

(/ω\)

 

 

 

16.ウグイス

 

10月29日(日)

 

快晴の秋の日曜日、朝

 

鳥たちが賑わう

 

家の前の電線でシジュウカラが「ツーピーツーピ」とあいさつしてくる

 

お隣の家のアンテナで朝日に映えたジョウビタキ(オス)が
「クッ、クッ、クッ」と鳴く

 

反対側のお隣の庭のスイフヨウノ茂みではウグイスが
「ケッ、ケッ、ケッ、ケッ」と騒ぎ立てる

 

急いで家に入りビデオカメラを持って庭に出た時には
すでにウグイスはいなくなった

 

ボケボケしてはいられない

 

 

 

15.ジョウビタキ

 

10月25(火)

 

今日、ジョウビタキが帰って来た。

 

もう夏も終わるだな、と思っていたら、秋も真っ盛り、冬鳥たちの季節がやってきた。

 

カバの報告によると、大池(奈良医療センター前にある大きな池の名前)には、マガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモなど100羽以上の水鳥たちが帰ってきたという。

 

うかうかしてはいられない

 

 

 

14.蝉

 

8月5日(金)

 

蝉についてはしばしば書いているようだが、先週、記録を取らなかったのでいつかがわからないが、夕暮れ時7時過ぎ、そろそろ暗くなったかなというころ、家の前の林から「カナカナカナ」とヒグラシの鳴く声が聞こえた。

 

それ以降気がつかないので、ひょっとして「赤い夕陽の三度笠」(歌:橋幸夫)の「旅でござんすヒグラシさん」(ふる~)だったのかもしれない。

 

 

13.テーブルがぶつかってくる

 

7月21日(木)

 

はずがない

 

しかし、このところのヤギとカバには、しばしば椅子が突き当たってきたり、回り込み際に家の壁が肩をドンと叩いてきたりと、物騒な世の中になってきたのである。

 

何のことはない、物との距離感というか、大丈夫通れるわいと思ったところで、いろいろなものにぶち当たったり躓いたりしてしまうのである。

 

アラカンの方には、同じような覚えがあるのだろうか、それとも、基本おっちょこちょいな私たちだけに起こる現象なのだろうか…

 

・・・・・

 

雑巾がけの仕方のひとつとして、四つん這いになった右の手の下にたたんだ雑巾を置き、体を左右に大きく振りつつ、右腕を扇上に動かして床を拭くというのがある。

 

今朝、カバがダイニングでそれをしていた

 

「イテェ」と叫んだカバをのぞき込むと、カバは、頭を抱え込みながら拝むような姿勢でうずくまっていた。

 

「どうした?」と聞くと「テーブルの縁が頭に当たってきた」と答えた。

 

幸い、家のテーブルは角が丸くなっているので切り傷はない。しかし、かなり大胆に体左右&腕扇形運動を行っていたのだろう、「首がギクッと言った」ほど側頭部を強くぶつけたらしい。

 

「しばらくして首の痛み直らんかったら、お医者いこ」

 

カバはそういって拭き掃除を続けた

まずは大事なし…

・・・・・

 

さて、話は昨夜のことであるが、カバが外出して帰りが遅くなるのをいいことに、テレビの前の床で胡坐をかき、ビール片手に、撮り溜めた旅番組を見ていたのである。

 

やがて胡坐が寝そべりになり、そのうち、まだ少し残っていたビール缶を横に置いたまま、眼鏡をかけたまま、居眠りを始めたようである。

 

帰ってきたカバは、倒れたビール缶から床にビールがこぼれているのを発見し、眼鏡をかけたままいびきをかくヤギを発見し、怒髪天を突いたようだ。

 

帰ったカバの「じじぃ!このーー、また△$♪§×¥●&%#?!!!」

 

という怒声で目は覚めたが、そこは知らんぷり、「むにゃむにゃ」の一言を返しただけで、狸寝入りと決め込んだ。

・・・・・

 

さてさて、話はあっちいったりこっちいったり、今朝カバの失態を目の当たりにしたヤギは、ここはよしよし、しっぺ返しだと、

 

「あんさんは、不注意でいかん、まったくそのうちに大事になるぞ、おっちょこちょいにもほどがある、戒めたまえ」と、少々語気は柔らかめに小言を並べたててやったのである。

 

・・・・・

 

さてさてさてと話は遡り、数日前のことではあるが、わたしは、「ゆうじ小屋」(山道具やキャンプ用品、本などが雑多に置かれている物置)に物を置きに行った。すぐ出るときなどは入り口のドアは開けっぱなしだ。入り口には、目隠しの目的で少し長めののれんがかかっている。

 

くわえ煙草で鼻歌混じりのヤギは物を置いた後庭に出ようとのれんをくぐる格好で、頭から出口を出ようとした。

 

すると、頭に衝撃、開け放していたはずのドアが頭にひどくぶつかってきたのである。

 

幸い、完全に閉めてはいなかった。正面からもろにわたしの頭突きを受けたドアは「なにすんねん」とでも言うように、ゆっくりと弧を描きながら開いていったわけである。おかげで、私の脳への衝撃は、かなり軽減された。

 

・・・・・

 

さてもや、この話、カバにはぜったい内緒にしておこう。それに、もしブタ子やクマ太郎の耳にでもはいれば、心配して「家に帰ろうか?」「同居してやろうか」などとなりかねない。ひょっとして「ヘルパー頼もうか?」とならないでもないわけだ。ならば、これら一連の出来事は、金輪際、一切、誰にも話すまいと、心に決めたヤギではある

 

(続)おそまつ

 

 

12.ははははは

 

7月6日(水)

 

子供たちとのメールなどで「母は何してる?」などと聞かれると「ははは、寝てる」などと答える。

 

今日、母はいくつになっても子供のことを心配するもの…という意味を込め「やっぱ、母は母だね」を「やっぱ、ははははは、だね」と書いて、やっぱ、これはまずいと思った。

 

漢字がなくなると、「母は母」が、書きづらくなる

 

おそまつ

 

 

 

11.説明

 

512日(木)

 

あいかわらずバタバタが続いている。仕事メールなどを一切見ない「完全休養日」などを設けたので、かえって忙しくなったかな

 

ゆえあって c(^_^o)y-~~~ 朝、何度か庭に出るのであるが、4月あたりから、家の前の電線、電柱に、キジバトやらシジュウカラやらツバメやらが囀り、庭のサクランボの木には、ヒヨやらメジロやらが、頻繁に朝飯にやってくる。

 

近くの林からは、ウグイスの涼やかに鳴り渡るホーホケキョが聞こえ、はるか南西、富雄川に沿ってある田んぼや畑からは、高らかなヒバリの声がここまでも響いてくる。

 

このところ、その田んぼや畑から、ケリ夫婦の交わすけたたましい叫び声が聞こえてくる。

 

ケリは子育て真っ最中、カラスや人や猫などがこどもたちに近づくと、激しく威嚇するのである。

 

前(今年の「2.文章で勝負」18日(金)参照)にも書いたが、私の持っている図鑑では「全国的には冬鳥や旅鳥として見られるが、多くない」と書いてある。しかし、富雄川のこのあたりでは、春、普通に、子育てするケリの夫婦が何組もいるのである。カバ婆と探鳥散歩に出かけたときなど、競ってこどもケリを探し合う。

 

「あ、あそこの畝に2羽いるわ」「お、少し離れた所にも!」「全部で3羽かなぁ」

 

双眼鏡を持ったカバ&ヤギははしゃぐのである。

 

当然ではあるが、ケリの親たちにとって、この不審者たちは敵である。2羽はけたたましく叫び威嚇する。

 

やがて、一羽が、お父さんだろうか、大きく叫ぶとバタバタと飛び立つ。そして、右手少し奥、子供たちのいる場所から微妙に離れた所に降り立ち威嚇を再開。

 

またやがて、もう一羽が、お母さんであろうか、飛び立つとともに威嚇しながら少し旋回したと思うと、今度は左側に少し離れて止まるのである。

 

いつまでもこちらを見ている敵たちに「さあ、襲うなら、さあ、食らうなら、私たちにしなさい!」と叫ぶかのように、威嚇の声は続くのである。

 

野鳥の会などの教えで、鳥たちの嫌がることはやめなさい、威嚇の声を聞いたらその場を離れなさい、というのがある。ごめん、ちょっとだけ邪魔をしました、悪気はありません、と心で謝り、早々に(ではないが)立ち去るヤギとカバである。

 

さてさて、このように、鳥のこととなるとかなり詳細に説明できる鳥好きヤギではあるが、大学院の授業で、「コード」「テクスト」「ディスコース」などの重要概念について説明する段になると、よろよろもたもた、訥々と言葉に詰まってしまう、哀れに情けない教師ヤギでもある。

 

こまった、こまった

 

 

10.なにしてるの?

 

42日(土)

 

探鳥通勤をする富雄駅までの富雄川沿いに「とみおほいくえん」がある

 

横を通ると、いつも、外で遊びまわる園児たちのにぎやかな声が響いているのである

 

先日、いつものようにビデオカメラを片手に通りすぎると、園児の一人が、「おじちゃん、バイバーイ」と声をかけてきた。ヤギは、目いっぱいの笑顔で振り返り、

 

「ばいばーーい」

 

と手を振った。

 

「あ、おじちゃんが、へんじしてくれた」

 

と、その子は言った。

 

何人かの子が集まってきて「バイバーイ」「バイバーイ」と手を振る。

 

その一声一声に「ばいばーーい」と笑顔で答えるヤギであった。

 

やがてヤギは、舘ひろしか柴田恭兵か、少々気取ったしぐさで、左手をポケットに突っ込み、ビデオカメラを持つ右手で「バイバイ」の後ろ手を振りながら、富雄駅の方角に向かって歩き始めたのである。

 

すると、別の園児だろう、大きな声で、叫び掛けた。

 

「おじいちゃーーん、なにしてるの?」

 

私の歩く足は、一瞬虚空で止まった。

 

しかし、すぐに何食わぬ気を装い、再び歩みを進めたヤギではあった

 

・・・・・

 

たしかに、あの年頃の孫がいてもおかしくはない齢(よわい)の、ヤギではある

 

 

 

9.新年度

 

41日(金)

 

新年度の始まりである。地下鉄などでもスーツ姿の新入社員が、緊張した面持ちで乗り合わせる。職場でも、新しい仲間とあいさつを交わすと、普段はいい加減なヤギも、「こちらこそ、よろしくお願いします」と、はやり多少は緊張して、お辞儀などを返すのである。

 

が、

 

柴田淳の歌声に、今、夢中になっている。

 

高音にも低音にも、微かなかすれ声が混じり、音程が心地よく正確なのだ。

 

歌の内容は愛だとか恋だとかで、まあ、爺には縁遠い話だが、それに巷では「めっちゃ暗い」などと言われているようだが、その微妙なかすれと、甘え声なのにキッパリとした歌い方のせいだろうか、ちっともへなへなとしたところを感じないのは、ヤギだけであろうか。

 

本年度も、みなさん、よろしくお願いします

 

 

 

8.春分の日

 

321日(月)

 

3月に入り、毎朝、鳥たちのさえずりが心地よい。シジュウカラがあちこちでしきりに「ツツピー、ツツピー」と鳴く、ウグイスの声もさわやかに響く。

 

朝、暗いうち、あけぼのの頃、そして、遠くに見える春日の山々から覗き始める朝日をながめながら、何度か煙草を吸いに庭に出るのだが、キジバトがそのつど、「フーフー、ホッホー、ヒーヒー、ボッボー」と迎えてくれる。このところ庭の茂みによくやってくるアオジが、ミチコちゃんの梅の枝に止まり、「ヒッ、フヒヘホッホーーー」と囀るのである。

 

我が家には南に面した居間から和室にかけて庭におりる濡れ縁がある

 

今朝、日が昇るとき、わたしは目を細めて東の空に向かった。空気がきりりと冷たい。体中に朝日の温かさを感じた。立ち並ぶ家々の甍のわずかな隙間から覗く春日の山から、ちょうど太陽が昇るのである。

 

わたしは、空に飛ぶ鳥を探すように東の空から南そして生駒の山のある西の空までぐるりと目を移す。西の空は、残念なことに、高圧鉄塔と高圧線が邪魔をする。カラスが3羽上空高く飛んでいた。

 

ふと足元に目をやる。おそらく人生で初めて気がついた。朝日を背にした私の影が、家の庭、濡れ縁にまっすぐ沿って、長く、細く、真西に向かって伸びていた。

 

昨日20日は春分

 

春は、やはり、あけぼの、である


 

7.百舌鳥の鳴き真似

 

227日(土)

 

おととい朝、家の前の電線で、今年初めてモズの鳴き真似を聞いた。今朝もやっていた。家に入り、カバに、

 

「モズの鳴き真似が始まったな」

 

と言った。カバは、

 

「あ、そ。モズにしてみれば、真似てるつもりはないかもしれないね」

 

モズは春求愛のためホオジロやウグイス、ヒバリなどの鳴き真似をするという。でも、確かに、モズは、自分の鳴き声のバリエーションを、さまざまに歌っているのみかもしれない。人の耳にどう聞こえようと、モズにはモズの流儀があるのかもしれない。

 

またまた、人間が、勝手な解釈をしているのかもしれない

 

 

6.メモ帳

 

216日(火)

 

今日、メモ帳を新調した

 

もう10年ほどになるのかな、フィールドワークなるものを研究に取り入れようと、外出時にメモ帳を持つようになった。しばらくは、実際にはあまり使わず、ビデオカメラの記録、記憶に頼ってきたが、ここ数年は、注意力と記憶力に問題を感じ始め、極力メモを取るようになった。

 

コンピュータでの直接のメモ、あちこちへの走り書きと、様々なメモがあるのだが、いかんせん、それがまとまらない。この『独り言』や非公開の「探鳥日記」などもつまりはメモだな。まとまりのないのは一目瞭然。

 

「コミュニケーション」が私の研究のざっくりキーワードだが、昨日まで使っていたメモ帳を見てみると、メモはほとんど鳥にまつわるものばかり。研究が進んでいないのも一目瞭然。

 

 

5.ウグイスのさえずり、ヒバリのさえずり

 

213日(土)

 

たぶんインフルエンザだったのだろう、125日(月)職場で「う?熱があるか…」と異変を感じ、夜、久々に熱(37度台)、翌朝39度台!

 

火曜日は授業が無いので、休養、結局月曜夜7時ごろから水曜の朝まで、食事とトイレ以外は果てしなく36時間ぶっ続けで寝続け、熱は下がり時々せき込むがそれ以外の症状はほぼなくなった。

 

ただ、それ以来、先週末ぐらいまで、ほぼ2週間、何もしたくない状態…が、続いた。いつものように夕方帰宅後すぐ飯すぐ寝!で8時、9時には寝てしまうのであるが、いつもなら67時間後、早朝3時ごろにはすっきり目が覚め、おはよーーー!となるのであるが、この間、朝はやはり7時、8時まで、ほぼ毎日12時間ぐらいはぶっ通しで寝てしまった。なにかと仕事が滞り、事務の人に迷惑をかけてしまった。

 

が、

 

今では完治!ごちゃごちゃややこしいエクセル仕事やら対人調整仕事やらがサクサクとできるようになった、よかったよかった

 

(が、まだ仕事が若干滞っている…)

 

で、

 

同時に、頭が鳥で一杯状態も戻ったのであった

 

・・・・・

 

今日午前中、外出していたカバから、昼過ぎ、「なんかいる?」と連絡が来た。

 

正午も過ぎ1時近かったか…、ちょっと考えて、「(昼飯に)なんか要る?(出来合い惣菜でも)買ってこか?」の意味であることはわかったが、見た瞬間の私には、

 

「なんか居る?」

 

と読めた。

 

「いや、今日の庭にはアオジも来てない、あまり鳥は見かけん」と、返事をするところであったのだ…

 

こまったもんだ(*^_^*)

 

・・・・・

 

さて、一昨日(211日)ゆえあって橿原あたりを探鳥散歩した

 

6時間14キロの散歩

 

畝傍山にも登った。中腹あたり、崖側下手の林の中から変な声が聞こえてきた。しばらく立ち止まって聞いていると、

 

「ホ、ホケ、ホオケ、ホッホーホケホケ…」

 

去年は225日だったようだ。おととしが224日、その前年は33日とあるので、今年は、とても早い。

 

211日、我が家(カバとヤギ)でのウグイスのさえずり初聞き情報である。

 

ついでだが、昨日(12日)は富雄川沿いの探鳥通勤だった。右岸に広がる田んぼの上、ヒバリがピーチク囀りながら上空を飛翔していた。ヒバリのさえずり飛翔も、これが、今年最初の目撃記録である。

 

頭は鳥と仕事で一杯である

 

 

4.霜柱&氷

 

124日(日)

 

我が家の庭には本日霜柱が立ちました

 

(『ヤギ爺の独り言2015』「22.霜柱」122日(水)参照)

 

1月25日(月)

 

金魚たちの池(プラスチックのでかい漬物樽)は6匹の金魚が、冬は寒くて動きが鈍いが、それでもかすかにでも水が動いているのであまり凍ることはない。今朝は、叩いても割れないくらい、8,9mmの氷が張っていた。

 

 

3.テレビの影響力

 

1月15日(金)

 

最近テレビを見るとすれば、撮り溜めた旅番組、アウトドア系番組、温泉系、いきもの、特に鳥系などがほとんどだ。

 

リアルタイムで見るとすれば、報道・情報番組ぐらいかな、バラエティ番組は何を言っているのかわからなくなるし、ちっとも面白くない。ドラマ系は、ストーリーが追えなくなっている。

 

先日、たまたま『マツコの知らない世界』がついており、マツコがケンタッキーフライドチキンを美味しそうに食べていた。さらに、コンビニ系のフライドチキンも、たくさん、美味しそうに食べていた。

 

昨日はカバのお弁当がない日だった。

 

朝、出勤途中、ローソンでタバコを買ったのだが、レジで「黄金チキン スパイス香るもも」が目に入った。

 

これを買って、昼に食べたのが始まりだった。

 

・・・・

 

帰り道、今日はカバが夜遅くなる日、1、2品つまみ系か鍋・汁系を作っておいてくれる。まあ、近鉄特急でビール!はいつものことだが、今日はファミチキも奢っちゃおう、と、近鉄難波駅のFamily Martで「淡麗グリーンラベル」350mlを2缶片手に取り、レジに向かうと、ファミチキの横に並ぶ「ファミマプレミアムチキン(サイ)」が目に入ったのだった。

 

鶴橋に着く頃には、1本目の淡麗とともに「ファミマプレミアムチキン(サイ)」はわたしの胃の中に収まった。

 

近鉄学園前駅北口にはケンタッキーフライドチキンがある。

 

わたしは、普段は駅構内の階段で赤膚山行きのバス停のある南口に回る。しかし、この日は、当然、北口を出た。

 

わたしは、改札を出るとすぐ左手にあるミスタドーナツには目もくれず、道向にあるケンタッキーフライドチキンへと急いだのだ。

 

店内の席に着く客は少なかった。ただ、なんと運が悪いことか、わたしの前には、テイクアウトの注文品の出来上がりを待つ客が2組、もたもた注文しているご婦人が1人…

 

昼ならいざ知らず、夕方、この時間にケンタッキーを買う人間など、そんなにいるはずはない、現に見よ、わたしが待たされている間、わたしの後には誰も来ないではないか!誰も並んでいないではないか!!なんと間の悪いことか…

 

わたしは少し苛立った。

 

「お待たせしました」と、やっとカウンターに呼ばれるまでの時間が、わたしには、何時間にも感じられた。実際は1分ほどであったかもしれない。

 

「部位は何種類ありますか?」と堰を切ったようにわたしは早口で尋ねた。

 

一瞬わたしの質問の意図をはかりかねていた店員ではあったが、すぐに理解したのか、後ろを振り向き、そこに並ぶチキンの群れを数え始めた。「自分の販売する商品の種類ぐらい覚えておけ」と心の中では叫んだが、そこは現代の基準では「初老」の年頃、じっとこらえて回答を待つ。

 

「5種類ございます」

 

「では、フライドチキン5ピース、そうすれば全種類食べることができますね」

 

ケンタッキー5ピースは〆て1,230円、店員はお金を受け取ると後ろを振り向き、少し小さめの声で、「5ピース1本ずつ全部入れてね」と言った。後ろに控えた箱詰め係は、これも小声で「はい」と答え、わたしのチキンを詰め始めた。

 

箱はわたしのチキンで一杯だった。それを受け取ったわたしは礼も言わず、急ぎ足で店を出たのである。

 

わたしは今度は駅構外の階段をわたしを待つバスの留まるバス停へと急いだ。わたしはかなり理性を失っていたのかもしれない。ただ、階段の手前、左手にある緑のFamily Martの前、一瞬立ち止まり立ち寄る衝動が沸き起こったが、しかし、それを思い留まるだけの分別はあったようだ。

 

案の定バスはわたしを待っていた。発車するまでの数分、この時間がわたしには再び何時間にも感じられた。

 

バスは出発進行し、わたしの家へと向かった。

 

バスを降りいつもの道を文字通り小走りで走り終えたわたしは家に駆け込む。

 

普段であれば、服を脱ぎ着替えながらビール置き場に走り「金麦 糖質75%オフ」のプルトップを開け、ごくごくごくと一気に喉に流し込むのである。

 

しかし、昨夜のわたしは、それすら忘れていた。わたしは、居間の電気をつけ、テーブルに腰を落とし、目の前にケンタッキーの箱を置き、不器用に蓋を開け、皿も出さず、箱から直接わたしのチキンを取り出し、貪るように、立て続けに、わたしのチキンを2つ、文字通り、貪り喰ったのである。

 

そこでわたしは、やっと、一息つけたと感じた。

 

おそらく頬は緩み、目も細め、満足の笑みを浮かべていたと思う。

 

平静を取り戻したわたしはゆっくりと金麦を取りに向かった。そして、幸せを満身に感じながら、ビールで喉を潤したのである。

 

・・・・

 

一夜明けた今朝のわたしはすっかり落ち着きを取り戻していた。昨夜は遅く帰り、会うことがなかったカバが起きてきた。わたしは静かな口調でカバに言った。

 

「あ、おはよう。きみは昨夜は帰りが遅かったね、まあいい、昨夜はケンタッキーフライドチキンを買ってきたのだ、2個を晩飯として食した、きみが帰ってきたらふたりで分けて食そうと考えていた1個は一番大きなやつだ、部位の名前はわからない、それは今朝ふたりで分けて食べよう、あと1つは今日の弁当、きみのとわたしのに、分けて入れるがいい、すでに言ってあるがわたしは今夜は帰りが遅くなる、最後の1本ドラムはきみが今晩の夕食として食してかまわない」

 

カバは静かに

 

「かしこまりました」

 

と頭を下げた

 

・・・・

 

こいつぁー、春から、縁起がいい

 

 

2.文章で勝負

 

18日(金)

 

気持ちに余裕があるとき(いや、ない時もかな(*^_^*))富雄川沿いに富雄駅まで歩いて通勤するときがある。これを「探鳥通勤(または出勤)」と呼んでいる。

 

・・・・

 

まずは少し遠回りだがイオンタウン裏の池

 

お、今日はイカルチドリが来ているぞ

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よく見たら2羽いる、見事な保護色だ(左の方にもいますね…)

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寒くなって細くなってしまった葦の茂みに、いるいる、けなげなタシギ

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今シーズン初めて見つけてちょくちょく会いに行くのだが、5羽いることを確認している。

 

さて、富雄川沿いの道に入る。

 

まずはコサギさんたちの群れ

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 冬は全体にふかふかしていてかわいらしい

 

いつも見かけるセグロセキレイなども今日は寒そうだ

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お?あれはなんだ?(写真真ん中あたり、帯状の陸地に「点」が…)

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最近少しは目ざとくなったかな、ここにもイカルチドリが

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 こちらに背を向けてたたずんでいる

 

富雄川にはコガモが多い

ときに夫婦仲睦まじい姿も見られる

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コサギとアオサギも揃っていると親子のようだ

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ケリという鳥は「ケーッ!カッ!カァー!」とけたたましく鳴くが、遠くにいると姿を見止めにくい。私の持っている図鑑では「全国的には冬鳥や旅鳥として見られるが、多くない」と説明されているが奈良のこのあたりでは年中ふつーにいる。富雄川沿いの小さな田んぼで子育てしている姿も目撃した。

 

お、そのケリがいた

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と思ったら飛び立った

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2羽だと思ったら、3羽いた!(写真上方青いトラックのすぐ右の「点」)

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富雄川にはけっこう水辺の鳥の種類が多い

これは、たぶん、イソシギ?

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さてさて、出会った順番はイソシギの前だったのだが、今日のメインイベントだ

 

霊山寺というお寺から300メートルほど北に来たあたりで、サシバ(だと思うけど…)が、ハシボソガラスたちに追われ、枝の陰に隠れ潜んでいた!のです

(黒い2羽のカラス下方少し左、細い枝の根元ちょい上に茶色い影が…)

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ズームすると、ほれほれ

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こんなところで「野生の世界」が…

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ということで、ささっと歩けば450分ほどの距離を1時間半ほどかけて無事富雄駅に到着するのでした

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(今回駅の絵はとらなかったので、これは以前撮ったもの)

 

 

出会った鳥たち(最初に出会った順):

ハクセキレイ、セグロセキレイ、タシギ、シジュウカラ、スズメ、ヒヨドリ、イカルチドリ、コサギ、ケリ、コガモ、アオサギ、ハシボソガラス、サシバ?ハシブトガラス、イソシギ?、カルガモ、ムクドリ、キセキレイ、アオジ(かカシラダカ)

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・・・・

 

さてさて、写真に語らせる系のブログは、見るのは好きだが、『独り言』は断然「文章で勝負!」と、いまさらのように心に決める、ヤギではあった(*^_^*)

 

 

1.お年玉

 

12日(土)

 

正月三が日、年を越して積み残した仕事などもあり、まあ、せわしなく過ごしています。

 

そんななか、少しは体を動かさねばと、カバとともに、矢田丘陵の麓、我が家からはすぐ目と鼻の先、ささっと歩けば30分ほどのところにある、ちょっとした里山風のお気に入りの場所まで歩いた。

 

ここには鳥がいる

 

お馴染みの鳥たちもたくさんいるが、ここでわたしはノスリという猛禽類にたびたび出会っている。それほど珍しい鳥ではないが、何と言ってもワシタカ科(今は「タカ科」というらしい)、探鳥素人としては、見つければわくわくするのである。

 

カバは、ここでは、まだノスリに出会っていない

 

さて、そこに行く道筋、目の前には「プチ田園」風景が広がるけれど、視線の先にはまだ住宅街の家々が立ち並ぶ、田んぼの縁の農道、双眼鏡をのぞくカバが「あ!チョウゲンボウ!」と叫んだ。チョウゲンボウもタカ科だが、大きさは鳩よりちょっと大きいくらいか、これも比較的多く見られる猛禽類だが、それはそれ、「野鳥観察始めました!」ばかりのカバ&ヤギにとっては、大声歓喜に相当する出会いなのである。

 

カバの双眼鏡の向く先に目をやった私は、田んぼの中にぽつんと立つ枝を張った木の陰に羽ばたき消えるその姿をちらっと見ただけであった、残念

 

田んぼ沿いの舗装農道を離れ、軽自動車1台なら通れるかなといった小峠越えの山道に入るあたりには、お馴染みのメジロ、エナガ、シジュウカラ、やぶの中にはアオジやウグイス、それから、近頃数が減ったらしいというカシラダカもけっこうたくさんいるのである。ここでしばし双眼鏡を構えた。

 

やがてお気に入りの里山風景の場所に向かう。歩いて34分の距離である。

 

「ああ!」と叫んだのは、今度はヤギだった

 

目の前100メートルほど離れたあたりで林の陰に回り込む大きめの鳥の、ここでも、羽ばたき消える姿を見たのであった。

 

「見た?」「うん、あんさんの声であっちみたら、ちょうど消えるところ見えた、あれノスリ?」「うん、たぶん」

 

これは、幸先がいい、今年最初の探鳥散歩で、チョウゲンボウとノスリ、2種の猛禽類に出会えたわい、と、いい気分になってしばし煙草をふかすヤギであったが、その時、

 

「ああああ!」と上空を見上げるカバ

 

「ああああああ!」と大慌てでビデオカメラを準備するヤギ

 

そこには、飛び方、それから望遠にすればかろうじて見える全体的に白っぽい羽根裏と特徴的黒い斑、黒っぽい割れた羽根先と扇を広げたような尾先をしたノスリが、2羽、お!3羽だ!と、飛び交っていたのである。

 

カバとヤギは、しばし口をぽかんと開けたまま、小さくなったり大きくなったり、上空を飛び交うノスリたちを仰ぎ見ていた。すると、

 

「あああああああああああ!」とまたカバが叫ぶ

 

指さす方向を見ると「あそこにもいる!」2羽、いや3羽、少し離れた上空に、またノスリ…

 

家に帰ってから調べたのであるが、ノスリは基本群れないらしい。しかし、数羽が群れ飛ぶ姿の目撃例はけっこうあるようで、ネット上には写真なども出ている。

 

残念ながら私の撮った映像では2羽が飛び交う姿がかろうじて画面の端っこに写っているだけだった。

 

自動生成された代替テキスト:

 

しかし、カバとヤギとの脳裏には、新春の青空を飛び交う6羽のノスリがしっかりと焼き付いている。

 

「最高のお年玉だね」

 

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興奮冷めやらず帰途についたカバとヤギであったが、そこにまたご褒美がやってきた。来るときにチョウゲンボウが消えた木の方に目をやると、なんと、そのあたりから、チョウゲンボウがこちらに飛んでくるではないか!そして、それは、二人の前方200メートルほど先にある電柱に止まったのである。

 

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(そーっと近づいて行っても逃げなかったチョウゲンボウをほぼ真下から撮影)

 

・・・・

 

「ヤギ爺コラムさぼるな!山もさぼるな!」と年賀状で恫喝(*^_^*)する山の先輩、ありがとうございます、今年は少しは頑張ります!

 

「ご無沙汰しています 今年もどうぞお元気で ブログ見てますよ」と年賀状をくださった、とてもお世話になった親戚のおじさん、おばさん、本当にご無沙汰してしまって、申し訳ありません、『独り言』読んでくださっていたとは…驚き嬉しのかぎりです

 

今年もよろしくお願いします

 

 

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