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ヤギ爺の独り言
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ヤギ爺の独り言2022
                                
                        独り言最初の 前口上

                             年こそ食ったが
                            生き様、生活態度
                            変化はありません
                                ヤギ爺
 

12.悪夢

 

11月22日(火)

 

大学で教え始めてもう35年以上になる

 

だが、いまだに、単位を落としそうになり焦り怯える夢を見る

 

夢だから、そこが大学なのか、あるいは、どうも昼休みのあとが5限目の場合があるので、単位制の高校か何かか、現実味のない学校生活なのであるが、ある時は数学、また別の時には、地理かな…社会の授業に、どうしても出席できないのだ

 

たまに、何とか出席するのだが、授業がさっぱり理解できない

 

夢の中での焦燥感、不安、目が覚めた時の冷汗はリアルである

 

今朝、この夢を見た

 

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11.久しぶり

 

10月26日(水)

今年も、家のあたりに、ヒッ、ヒッ、ヒィ、ケ、ケ、ヒッ、ヒッ、ケ、ケ、ケの、ジョウビタキがやってきた

 

季節も、晩秋から冬へと移っていく

 

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10.梅雨明け

 

6月28日(火)

 

若いころ、といっても、40代、50代前半ぐらいまでは「若い」と思っていたかな…

 

夏は炎天下、ジョギングでもなんでもよし、髪の先からも、額からも、鼻先からも、顎からも、手の甲からも、どこからでも、汗を滴り落としながら、Tシャツはもうずぶ濡れで、体を動かしまわるのが、よかった

 

カバは、「もう年なんだから、熱中症どころか、血管パチ切れ、注意しろや、爺ぃ」としかめ面だったが、わたしは、動き回ったあと、ビールを一気に飲むのが、大好きだった

 

いまでは、よく生き続けてきたな、と、反省している

 

梅雨明けらしい

 

たしかに、今日のギラギラ太陽は、すでに夏だ

 

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9.エゴ

 

5月23日(月)夕方

 

人間とは利己的なものであることは分かったから、「真向かいの家から右に2軒目の向こうにある林」を、もうこれからは、「うちの林」と呼ぶことにしよう。

 

ついさっき、午後6時ごろだが、うちの林でも、ホトトギスが鳴いた

 

にぎやかな季節がやってきた

 

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8.人間の性(さが)

 

5月23日(月)

 

じつは、昨日は、くだんの「観察」で気をよくしたためか、いつもより早く、朝5時半過ぎに、カバと一緒に「探鳥蕨取り」に出かけたのである。

 

特に休日、土日などには、朝、ふつうは7時か、8時ごろかな、買い物に出る前に、カバとヤギはこの「探鳥蕨取り」あるいは、単に「探鳥散歩」に出かける。往復5キロほどの道のりを、2時間ほどかけて、鳥を見たり、鳥の声を聞いたりして立ち止まりながら歩くのだから、健康にはなんら寄与しない散歩ではある。

 

さて、その目的地のひとつに、われわれが「ヘラブナ池」と呼ぶ場所がある。そこは、遊漁組合のおじさんたちが、あちこちに点在する、木でこしらえた一人用桟橋に各自陣取り、ゆるりのたりと週末を過ごす場所なのである。

 

まことに、気持ちのいい、景色のいい、場所なのである

 

カバの散歩の目的は、その池の土手に群生するワラビを取ることで、ヤギは、そこで、持参したキャンプ用の小型椅子に座り込み、ノンアル片手に、双眼鏡で鳥たちを探し、鳥たちの声を聞くのを楽しみとしているのだ。

 

さて、いつもより早い時間に出かけた昨日のカバとヤギには、褒美が待っていた。ちょっと時間をずらしただけで、いつもよりたくさんの鳥たちに出会うことができたのである。

 

さてさて、今朝、「今朝の鳥たち」を記録しようと『探鳥日記』を開き、ふと昨日の記録に目をやると、わたしは、あることに気づき、わずかに驚嘆し、思いふけったのである。

 

ここに、昨日の「探鳥日記」を転記します。

 

・・・・・

 

朝5時45分ごろから、カバと探鳥蕨取りにでかけた。朝早かったからか、たくさんの鳥の声が聞こえた。

 

(いつものため池あたり)

ムクドリ、ケリ(今日は、ここ以外でも、とてもたくさんいたような…)、イソヒヨドリ、ハクセキレイ、ツバメ

 

(いつもの橋あたり)

イワツバメ、コガモのメスが1羽だけ…すでに北に旅立った仲間たちに取り残されてしまったのか…、

 

(「ヒバリの田園」と呼ぶ場所あたり)

キジ、ヒバリ、コチドリが珍しく畑にいた!、モズ、ウグイス

 

(「お気に入りの場所へ続く田舎道」と呼ぶ場所あたり)

ハシボソガラス、ダイサギ、アオサギ、オオヨシキリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、スズメ

 

(「ヘラブナの池」)

コゲラ、シジュウカラ、イカルの声が!それに、アオバトの声が!カルガモ、やっとカワセミの姿を見られた!、コジュケイ、「ヒュヒュヒュ、フィフィフィ、フュフュフュ、フィフィフィッ」という声が聞こえてきて、しばらく続いた。なんだろう…と、ケータイで『野鳥の鳴き声』の心当たりを聞いてみたら、なんと、サンコウチョウだった!!エナガ

 

(帰り道)

○○住宅街に近いところから、ホトトギスの声が!今年初めて。セグロセキレイ、キジバト

 

今日は合計で、32羽と出会った!

 

(注)

鳥の名は、重複を避けるため、最初に出会った(聞こえた)時のみ記録し、2回目以降は記載せず。例えば、スズメ、カラス、ヒヨドリなどだけでなく、このあたりでは、キジなどの鳴き声も頻繁に聞こえる。

 

・・・・・

 

さてさて、ここには、「特別な」鳥たちに補足説明を加え、「珍しい」鳥たちの名をボールドで目立たせ、いつも出会う「普通の」鳥たちのことは、ただ名を書くのみ、の、ヤギがいた。

 

なるほど、天のことなど知らないが、たしかに、人は、「鳥の上に鳥を造り、鳥の下に鳥を造る」ものである。

 

人間の性(さが)なのである

 

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7.人として

 

5月22日(日)

 

5月7日(土)「5.続・ゴールデンウィーク」、5月16日(月)「6.春はしののめ」と、鳴き交わすホオジロの話題を書いたが、先週は、ほぼ毎朝、4時半ごろに外に出て、鳴き交わすホオジロを聞いた。

 

もうこうなったら、観察による立証をしなければならない

 

先週の観察により、「シンクロ」というのは正確ではないことが分かった。じつは、1羽が囀り終わると、もう1羽が、ほぼ間髪を入れず囀り始める、「掛け合い」なのであった。

 

ということで、今朝は、朝4時から5時まで外にいて、鳥たちの様子を観察した。

 

<観察記録>

 

・午前4時 

空はまだ真っ暗。

 

・午前4時7分 

遠くでケリが鳴いた。ケリは夜中でも警戒の声を発する。

 

・午前412分 

うすーく明るくなったような気がした。

 

・午前420分 

やはり、ヒヨドリから鳴き始めた。それからほぼ同時に、カラスの鳴き声。少し濁った声なので、ハシボソガラスだろう。これは想定通り。ケリは夜通し鳴くのでカウントしないとして、朝一番に鳴くのはヒヨドリかカラスだと予想していたのだ。あるいは、キジバトの可能性も頭にはあったが。

 

・午前423

ヒヨドリ、カラスの鳴き声が、遠く近くで、少し騒がしくなった。「カーカー」と澄んだ声のハシブトガラスも交じり始めた。この数分で、明るさが増した。

 

・午前4時26

さて、いよいよ、右手の林の方のホオジロから口火を切り、家から左の方にある竹林のホオジロへ、鳴き交わしが始まった!

 

・午前430

ウグイスが鳴き始めた。ホオジロたちは規則正しく鳴き交わす。

 

・午前434

スズメがやってきた。ホオジロたちはさらに続けて鳴き交わす。

 

・午前4時44

ここで、竹やぶのホオジロの声が止む。

 

・午前446

ツバメが1羽、2羽、3羽とやってきて、電線に留まりつつ、けたたましく、元気に鳴き始める。ヒヨドリ、カラスの声のボリュームも上がる。

 

・午前448

ついに、林からのホオジロの声も聞こえなくなった。

 

・午前452

ヒヨドリ、カラス、ウグイス、スズメ、ツバメの声の隙間から「フーフー、ホッホー、フーフー、ホッホー」とキジバトの声が聞こえてきた。林からのホオジロの声は再び聞こえるが、竹林のホオジロは、いなくなったようだ。

 

<以上>

 

わたしは、この観察結果に満足し、家へと戻った。そこでは、カバが起きてきていた。

 

「カバよ、今朝は、ホオジロの鳴き交わしについて、報告することがある」と、わたしは、すでに自慢げな声で、呼びかけた。続けて、

 

「ホオジロは、やはり、午前4時半少し前、正確には、426分に鳴き交わし始め、午後4時45分ごろ、正確には、1羽は4時44分、もう1羽は4時48分だが、他の鳥たちの声が強くなるころ、鳴き交わしをやめるのである。これは、朝4時から5時までの観察記録により、立証されたのである。」と説明した。

 

さて、このヤギの報告に対して、カバは一言、「あ、そっ、頑張ったね」と、ねぎらいの言葉をかけたのである。そして、そのあと、

 

「その根気を、あーた、自分の研究に向けられていたらねぇ…」とつぶやいた。

 

・・・・・

 

言うまでもない、わたしの観察は、おそらく、今日でおしまいであろう。明日も、明後日も、4時半ごろ庭に出ることがあるかもしれないが、それは、単に、朝の空気を楽しむために、煙草を吸いに出るためであろう。やがて、ホオジロが鳴き交わすことすら、気に留めなくなるのであろう。

 

ああ、カバよ、わたしは、そもそも、人として、「根気」「粘り」「探究心」を、持ち合わせていないのだよ

 

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6.春はしののめ

 

5月16日(月)

 

朝、4時45分、うちから見て左手、道を挟んで少し先にある竹林に1羽、それから、真向かいの家から右に2軒目の向こうにある林に1羽、ホオジロが、シンクロしながら、鳴き交わしていた。夜明け前、しののめ(東雲)のころ。

 

日々、といっても、これも、中断したり、また復活したりを繰り返しているが、『探鳥日記』なるものをつけている。朝を中心に、その日に出会った鳥たち、声を聞いた鳥たちを記録するのみ、そこに、ちょいとした感想を書き込んだりもする。5月7日の日記に「朝、4時半ごろ、まだ薄暗いころに庭に出ると、あちらとこちらから、ホオジロの元気なさえずりが聞こえる」と書き、この『独り言』にも、前の記事に転記した。

 

鳥たちの、朝のあいさつ、といったところか

「春はしののめ」なのである

 

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5.続・ゴールデンウィーク

 

5月7日(土)

 

今年のゴールデンウィークは、6日(金)の「平日」を挟んで、7、8と、ゴールデンウィークの続編がある。今日はその初日、得した気分である。

 

朝、4時半ごろ、まだ薄暗いころに庭に出ると、あちらとこちらから、ホオジロの元気なさえずりが聞こえる。「一筆啓上仕り候」とか「「札幌ラーメン味噌ラーメン」などと聞きなしされるようだが、ヤギには、そのように聞こえたためしがない。

 

あとは、少し遠くからウグイスの声、それから、はるか遠くから、キジの鳴く声も聞こえる。それから、相変わらずの「朝の声」、キジバトの「デデッポッポー」も心地よい。

 

田舎である

 

・・・・・

 

さて、今朝は、秘伝中華スープの素(あ、味覇…(´-`).。oO)と秘伝のだし(あ、久原あごだしつゆ…)を使った中華風味讃岐うどん(あ、冷凍うどん)を食した。そこに、カバが採集したワラビをのせ、中華風味山菜讃岐うどんとした。

 

「朝に、あったかい汁もんは、いいなぁ」と、カバが言った。

 

「そうだね」と私もうなずいた。「味変に、ラー油をちょっとたらすと、さらにうまかろう」

 

そう言って、わたしは、ラー油に手を伸ばした。

 

つねづね思うのであるが、ラー油の蓋は、なぜ後ろについていないのだろう。いや、理由は簡単だ、そうすると、ラー油を出すためにプッシュする突起部分が押しにくい。

 

「どうして蓋が横に開くんだろう…」と、わたしは、生まれて初めて口に出した。カバは即座に、

 

「注ぐ時、蓋が邪魔にならん」

 

と言った。その通り、確かに、注ぐ際、普通は、蓋が向こう側にいく。

 

「だがのう、カバ、わしは、左利きじゃ」

 

・・・・・

 

ダイバーシティの、時代である

 

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4.冬はワカサギ

 

3月14日(月)

 

冬と言えば、ワカサギ釣りである

 

一面に張った池の氷に穴をあけ、専用の釣り竿をたらす

 

しばらく待てば、5本ほどの針に、4匹はかかるのである、うふふと、釣り上げる

 

釣り上げたワカサギを、その場でてんぷらにし、そうそう、寒いけれども、ビール片手に、ほおばるのは、至高の喜びである

 

・・・・

 

と、このように、ものの本や、テレビの釣り番組では紹介している

 

ただ、ヤギは、まだ、一度も、したことはない

 

・・・・・

 

そのテレビの釣り番組で、案の定、冬の北海道のワカサギ釣りを映していた。腕に自慢のある俳優と、釣り好きだがワカサギは初めてだという女優さんが、釣り対決をする!という、よくある番組であった。

 

さて、釣りには興味のあるヤギは、どのように釣るのか、ちょいと真剣に見ていた。手バネザオという、独特の小さな竿を使うのである。仕掛けは、5本バリにするのが通常、エサには、ハエの幼虫である「サシ」というのを、使うということだ。

 

ヤギは、「なるほどぉ」と、納得した

・・・・・

 

さて、横では、例のカバが、一緒に見ていたのである。カバは、瞬時に言った。

 

ハエの幼虫を食ったワカサギをありがたがって喰うやつがいるのだな

 

・・・・・

 

ハエの幼虫を食い、おそらく、まだ、胃袋の中に、そのままの姿のハエの幼虫がいるワカサギを釣り上げ、そのワカサギを、「釣りたてを天ぷらにすると、至高のごちそう!」といいながら、まるごと、ビール片手に、頬張る釣り人の姿を、今後は、テレビで、見たくはない、と思ったヤギであった

 

・・・・・

 

もう、春の陽気である

 

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3.鶯

 

2月28日(月)

 

朝、庭に出たら、ウグイスのさえずりが聞こえた

 

さえずるというよりささやくような「けきょけきょ、ほけっ」であった

 

家に入り、カバに告げると、今回は

 

あ、そう

 

と、かすかにうなずいた

 

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2.春が来る

 

2月26日(土)

 

庭に出てぼんやり煙草を吸っていると、目の前を鳥が飛び去った

 

飛んだ先、梅の木に目をやると、庭の梅が細々と咲き始めていた

 

メジロが留まっていた

 

家に入り、カバ婆に告げた。「おい、庭の梅、咲き始めたな」

 

カバは「あ、そ」と言った。そして、

 

「数日前からだけどね」と、言い放った

 

春が来る

 

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1.あけましておめでとうございます

 

1月1日(土)

 

 (画:カバ婆)

 

文字通り、ものが見えなくなってきた

婆は、乱視老眼

爺は、乱視近眼に老眼が重なる

右も左も、遠くも近くも、見にくくなった

歩けばテーブルの角がぶつかってくる

走れば足がもつれ合う

急いてはことを仕損じる

ただただ、大切なことは見誤らぬよう

今年も、希望は見続けよう

 

今年もよろしくおねがいします。

 

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