大普賢岳
〜オオヤマレンゲを見て、和佐又山を越えて〜
和佐又ヒュッテ奥に咲くオオヤマレンゲ

登山口  奈良県上北山村和佐又ヒュッテ

形 態 ピストン 交 通 マイカー
同伴者 天 候 曇り

 数日前、朝日新聞奈良版に和佐又ヒュッテでオオヤマレンゲが咲いているとの記事が載った。天気予報は梅雨の中休みを報じていたので、妻を誘って花見に出かけることにした。

日 付 出発時刻・地 到着時刻・地 歩行時間・距離 走行時間・距離 休憩他
2004/06/10 8:35 自宅 10:10 ヒュッテ - - 1時間35分 69.8km 10分
10:20 ヒュッテ 10:45 和佐又山 25分 0.7km - - 5分
10:50 和佐又山 11:00 分岐 10分 0.3km - - 5分
11:00 分岐 11:35 笙ノ窟 35分 1.1km - - -
11:35 笙ノ窟 12:35 大普賢岳 1時間00分 1.3km - - 15分
12:50 大普賢岳 13:55 笙ノ窟 1時間05分 1.3km - - -
13:55 笙ノ窟 14:20 分岐 25分 1.1km - - -
14:20 分岐 14:35 ヒュッテ 15分 0.8km - - 10分
14:55 ヒュッテ 16:25 自宅 - - 1時間30分 69.3km -
合 計 標高差:約650m 3時間55分 6.6km 3時間05分 139.1km 45分

 ややゆっくりめに自宅を出ると、いつものように山麓線、R306を走って、大淀町から一週間前にも走ったR169を南下する。

エニシダ越しの大台ケ原
 新伯母峰トンネル南口の先すぐで右に折れて、アスファルト舗装された細い林道を和佐又ヒュッテの駐車場に向かう。途中、満開のエニシダの先に先週行ったばかりの大台ケ原方面が見えている。

 1年ほど前、和佐又口の駐車場に車を置いて、そこから林道をテクテク歩いたことを思い出す。

 きょうは、車で右に左に幾度もカーブを切りながらグングン上がっていく。やがて、和佐又ヒュッテの建物が見えてくると、駐車場に到着。


オオヤマレンゲ
 登山届けを提出して、駐車料金(500円)を払ってから駐車場奥の和佐又山登山口まで進む。

 左手にほんのすこし見頃を過ぎたオオヤマレンゲが可憐な白い花を咲かせている。カメラに収めてから、登山口に入っていく。

 うっそうとした林のなかのなだらかな斜面をジグザグに登っていくと、すぐに汗が噴出す。


和佐又山登山口
 天気予報のはずれが恨めしい、カラッと晴れるように報じていたにもかかわらず、どんよりしているうえムシムシする。

 ほどなく、和佐又山(1344b)頂上に到着する。立ち木に囲まれていて、眺望はない。1年前は、4月だと言うのに季節外れの積雪があって、あたり一面雪景色だった。まったく別の山の頂上に立っている思いがする。

 写真を撮ったあと、一息つくと、すぐにスキー場から延びている登山道との出合に向かって下っていく。


頂上で(後は大普賢岳)
 前回積雪のため難儀した下りも、きょうはまったく苦にならない。ほどなく、分岐に到着。左に進めば、無双洞に至る。前回単独で周回した時に上がってきた道。右に進めば、奈良県唯一の和佐又スキー場を経由して駐車場に向かう道。まっすぐに進めば、笙ノ窟などを経て、大普賢岳に進む道。とても懐かしい気がする。

笙の窟
 もちろん、きょうはまっすぐ進んで、なだらかな斜面を上っていく。

 しばらくは、登山道らしい道を進むのだが、笙ノ窟(しょうのいわや)をはじめとする窟群を過ぎると、日本ケ岳を巻くようにして小普賢岳との鞍部に登りつめる。
 このあたりから鉄製階段やハシゴをよじ登るようになり、大変な緊張感がつづく。


40箇所もある鉄製階段
 そこを過ぎても、鉄製のハシゴや階段、それに桟橋を伝って高度を上げていく。小普賢岳に取りついて、その山腹を巻くようにして大普賢岳との鞍部に下っていく。鞍部手前の小普賢岳頂上への取り付きあたりで、1組の夫婦連れに出会った。挨拶をして、鞍部に下る。鞍部から大普賢岳に取り付いても、相変わらずハシゴや階段登りがつづく。

大普賢岳頂上で
 やがて、緊張しながらの階段登りから開放されて岩場を上りはじめたとき、下りてくる4人組みのパーテイと出会った・・・和佐又から大普賢岳をピストンしての帰りとのこと・・・挨拶を交わして先に進む。

 間もなく、なだらかな登山道に変わるころ、左手に頂上への案内板が現われ、頂上まで100bの表示。疲れた身体に元気が戻り、頂上へ急いだ。

 1年ぶりの頂上に感激を覚えたものの、残念ながら、分厚い雨雲が垂れ込めていて、まったく眺望がない。

 稲村ケ岳の横の大日山のトンガリがかすかに見えているだけ。石の上に腰を下ろして、まずは一息つくことにする。ハエや虫が手に集り、汗を吸いに来る。どこの山でもやたらと虫が多いような気がするのは、私だけだろうか?

 山の天気は変わりやすい・・・雲が多く、いつ降り出しても不思議でないような空模様なので・・・一息ついたあと、昼食を摂ると、写真撮影もそこそこに水分を補給してから来た道を戻ることにした。

 「ゆっくりね」、「ゆっくりね」を繰り返しながら、一段一段階段を下っていく。実際、登りよりも下りのほうが時間が掛かったが、ここは止むを得ないだろう。
 やがて、笙ノ窟を過ぎ、最後の鉄製階段を下りきって、普通の登山道を進むようになると、一気に速度が上がり分岐に向かってスタスタ歩いた。

 分岐を左に進み、スキー場に向かってドンドン下っていくと、ほどなく和佐又ヒュッテに到着。今朝、頂上近くで出会った4人組みがのんびり寛いでいるところだった。

 登山届けに無事下山のチェックをしたあと、和佐又ヒュッテのおばさんが育てたというヤマシャクヤクを堪能してから、車に乗り込んだ。


ヤマシャクヤク
 曲がりくねった舗装路をR169まで下りきると、そこで左折して新伯母峰トンネルをくぐって、往路を香芝に向けて車を走らせた・・・大きな満足感を胸に。