霊仙山
〜フクジュソウの宝庫を歩く〜
頂上手前から望む霊仙山

所在地  滋賀県多賀町 登山口  多賀町今畑口

標 高    1,094.0b 三角点 ニ等 形 態 ピストン
交 通  マイカー 同伴者 天 候 晴れ

 鈴鹿山系の近畿百名山・関西百名山への登頂は霊仙山を除いて完了していた。雪が融けて、花の咲き乱れる季節になったので、妻を誘って登ることにした。

日 付 出発時刻・地 到着時刻・地 歩行時間・距離 走行時間・距離 休憩他
2004/04/11 5:25 自宅 7:45 広畑口 - - 2時間20分 143.1km 5分
7:50 広畑口 9:35 近江展望台 1時間45分 3.2km - - 5分
9:40 近江展望台 10:40 最高点 1時間00分 2.2km - - 5分
10:45 最高点 10:55 霊仙山頂上 10分 0.3km - - 30分
11:25 霊仙山頂上 12:40 汗拭き峠 1時間15分 3.6km - - 5分
12:45 汗拭き峠 13:20 広畑口 35分 2.1km - - -
13:20 広畑口 16:15 自宅 - - 2時間55分 143.1km -
合 計 標高差:約700m 4時間45分 11.4km 5時間15分 286.2km 50分

 R24を北上して、京滋バイパスから名神道を彦根ICまで走り、R306を多賀大社方面に向かう。途中で河内風穴方面に折れて、その先の落合の集落に入っていく。河内風穴の駐車場の桜は満開である。そこを過ぎて、落合の集落のすこし手前で駐車スペースと今畑口の案内板を見つけた。
 道路の膨らみに車を停めてから準備を整えると、そばの登山口から急坂をジグザグに上りはじめる。
 今は住む人もない廃墟となってしまった今畑集落を抜けていく。咲き残った白梅と桜が並んで咲いているが、なにかしら寂しげである。

 やがて、小さなピークを左から巻くように進むと、急に左手前方に大きなピークが見えはじめる。近江展望台の頂きだ。


今畑登山口
 笹薮のなかをすこしだけ下りながら進むと、小さな看板が現われる。それによると、霊仙山方面は近江展望台を越えていくことになる。まずは、石灰岩の岩がゴロゴロの笹峠まで笹を漕ぎ、倒木を跨いだり、潜ったりしつつ進んでいく。
 笹峠から先は厳しい急坂が頂上まで休みなくつづく。何度も立ち止まり、小休止を入れつつ展望台に向かう。振り返ると、遠くに藤原岳や御池岳が春霞にぼやけて見えている。もちろん、近くの琵琶湖もかすんで見えている。やがて、近江展望台に到着。ここで、初めて霊仙山最高点や頂上が確認できる。

 なだらかな稜線が見えているので、ホッとする。しかし、これが大間違いで、石灰岩の大きな石がゴロゴロしていて、歩きづらい。しかも、枯れ木の間を縫いながら、テープマークを拾いつつ、最高点を目指す。

近江展望台

展望台から霊仙山

藤原・御池岳遠望

フクジュソウ群生
 ここから最高点までの間は、フクジュソウの大群生地だ。相当の注意を払いながら歩かないと、フクジュソウを踏みつけてしまいそうなほど大量にしかも広範囲に咲いている。

 3月に西吉野村で見たフクジュソウを上まわる量だ。こんなに大量のフクジュソウを見ると、大勢の人にもまれながら藤原岳に行くのがバカらしく思える。


フクジュソウ

霊仙山最高点
 フクジュソウの花に大いに満足しながら、なだらかな笹薮の上りを抜け、断崖の上を通って霊仙山最高点に到着する。

 目の前に伊吹山が現われる。振り返れば、ゆるやかな稜線の先に越えてきた展望台が見えている。左手に目指す霊仙山頂上が指呼の間に見えている。写真を撮ると、空腹を我慢して、鞍部に向かって一気に下り、すぐに上り返して頂上に立った。


伊吹山と三角点

霊仙山頂上で
 霊仙山頂上からあたりを見渡すと、広々した高原に小高い丘が幾つも点在するように見える。笹薮の中に石灰岩の岩が露出していて、まるで秋吉台を見る思いがする。
 空気の澄んだ時だと、伊吹山もハッキリ見え、きっと白山まで望むことができただろう。頂上標識前で小さなグループが記念撮影を終えたあと、われわれも写真を撮った。

 お決まりの写真を撮り終えてから、琵琶湖を見下ろせる場所に腰を下ろして、昼食を摂ることにした。

 春霞のなか、湖岸が延々とつづく。湖面はうっすらと見えているが、対岸はまったく見えない。空気がきれいなときならば、きっと武奈ケ岳をはじめとする比良山系の山々を望むことができただろう。
 十分寛いで疲れも癒えたので、下山を始める。急坂を一旦鞍部まで下って、そこから経塚山に向かって上り返す。すこし寄り道をして頂上で写真を1枚撮ると、すこし戻ってから「お虎ケ池」方面に下る。

 そのあと、「お虎ケ池」、「猿岩」、「見晴台」と巡りながらどんどん下っていって「汗拭き峠」に到着する。ここで、道は醒ヶ井養鱒場方面と落合方面に分岐する。もちろん、われわれは車を置いてある落合方面に向かう。


経塚山頂上
 ここで小休止を取ったあと、山抜けした斜面の滑りやすそうな道を木々や岩を掴みながら慎重に下りていく。やがて、小さな瀧が流れ落ちる沢沿いの道に下り立ち、ここから大洞谷を下っていく。杉の丸太を組んだ橋を渡れば、落合集落は間近。緩やかな道をどんどん進んでいく。

 落合集落から緩やかな舗装路を車デポ地まで一気に歩き通し、ほどなく到着。すぐに車に乗り込むと、名神彦根ICに向かう。多賀SAで手などを洗って、来た道を香芝まで戻ることにした。長時間の歩行で疲れがあるものの、予想以上のフクジュソウの花に満足しつつ帰奈の途についた。