白馬山 |
林道から見た白馬山 |
所在地 | 和歌山県美山村 | 登山口 | 美山村道の駅前の林道 |
標 高 | 957.3b | 三角点 | 二等 | 形 態 | ピストン |
交 通 | マイカー | 同伴者 | 妻 | 天 候 | 曇り一時晴れ |
北アルプスの白馬岳は知っていても、和歌山の白馬山(しらまさん)を知っている人は少ないだろう。実を言うと、和歌山出身のわたしも近畿百名山に数えられるこの山を知らなかった。 |
日 付 | 出発時刻・地 | 到着時刻・地 | 歩行時間・距離 | 休憩他 | |||
2004/03/10 | 10:00 | 道の駅前の林道 | 10:50 | 登山口 | 50分 | 3.1km | - |
10:50 | 登山口 | 11:20 | 白馬山頂上 | 30分 | 1.6km | 10分 | |
11:30 | 白馬山頂上 | 11:55 | 登山口 | 25分 | 1.6km | 10分 | |
12:05 | 登山口 | 12:50 | 道の駅前の林道 | 45分 | 3.1km | 5分 | |
合 計 | 標高差:約500m | 2時間30分 | 9.4km | 25分 |
道路工事箇所からすこし戻ったあたりで道路の膨らみを見つけると、そこに車を停めた。すぐに、準備を整え、急坂を歩きはじめた。 杉の植林帯のなかを進んでいると、「ツキノワグマ出没注意」のキツーイ看板を発見。どのように注意していいのか迷うところだが。怖気づいた妻は、早速熊よけベルをリュックから取り出し、腰に吊るした。 間もなく、広い林道との十字路に出る。左手に進んで、広い林道を歩く。やがて、左手下に宇井苔の集落と道の駅の建物が見えるようになる。 |
![]() キツーイ看板 |
その先で、林業作業中の人たちに出会う。「この先の三叉路をまっすぐ50bほど行くと、左手に登山口の石碑がある。そこが白馬山の登山口だ」と教えられた。 ほどなく、登山口に到着した。すぐに、頂上を目指して取りつき、急な斜面をジグザグに登っていく。右手に清冷山や矢筈岳の山塊が見えている。高度が増すに連れて、残雪が目に付くようになってくる。狭い登山道は雪が融けて泥濘んでいるため、滑りやすくなっている。ゆっくりゆっくり登っていく。 |
![]() 登山口手前から |
![]() 石碑 |
![]() 登山口 |
![]() 頂上標識 |
やがて手前のピークを巻くようにして、頂上との鞍部に上り詰める。そこを左に進むと、すぐに白馬山頂上に出る。 四方を雑木の喬木に囲まれた頂上からはまったく眺望がなく、面白味がない。いつものようにお決まりの記念の写真撮影を終えると、すぐに登山口に向けた下りはじめた。 滑りやすい登山道に注意を払いながら、登山口まで一気に下る。登山口で軽い食事と水分補給を済ませ一息入れると、車のほうに向かって林道を進んだ。 |
作業をしている人たちのところまで戻り、挨拶をして通り過ぎようとすると、懐かしい和歌山の方言丸出しで「おくっちゃろか(送ってやろうか)?」との親切な申し出があったが、丁重に辞退し歩きはじめる。 間もなく、作業をしていたうちの1人が車で通りかかり、ミカンの入ったビニール袋を差し出しながら、ぶっきらぼうに「ミカン、いらんか?」と勧めてくれた。 今度は丁重にお礼を述べて頂戴した。すぐに、1つを食べてみた。とても甘みがあっておいしかった。時期が過ぎてはいるが、さすが有田ミカンだと思った。それ以上にその人の親切心が嬉しかった。心に染みた。 とても清々しい気持ちになって、身体までがすこし軽くなったみたいで、楽に歩くことができた。その先で、林道十字路を右に曲がって下っていく。 |