高見山
〜樹氷を見ようと小峠から〜
登山口手前から見た高見山

登山口 奈良県東吉野村杉谷

形 態 ピストン 交 通 マイカー
同伴者 天 候 快晴

 前から、高見山の樹氷を見てみたいと思っていた。年明けに生駒山に登って以来、気分的にも、体調的にもイマイチの状態が続いていた。停滞した雰囲気を払拭すべく出かけていくことにした。

日 付 出発時刻・地 到着時刻・地 歩行時間・距離 走行時間・距離 休憩他
2004/02/10 7:50 自宅 9:10 登山口バス停 - - 1時間20分 46.8km 5分
9:15 登山口バス停 10:05 小峠 50分 2.5km - - 5分
10:10 小峠 10:35 大峠 25分 1.7km - - 5分
10:40 大峠 11:35 高見山頂上 55分 1.0km - - 40分
12:15 高見山頂上 12:45 大峠 30分 1.0km - - -
12:45 大峠 13:05 小峠 20分 1.7km - - 5分
13:10 小峠 13:50 登山口バス停 40分 2.5km - - 10分
14:00 登山口バス停 15:20 自宅 - - 1時間20分 46.7km -
合 計 標高差:約790m 3時間40分 10.4km 2時間40分 93.5km 1時間10分

《 山 行 概 況 》
 Yahoo掲示板で高見山の状況を確認すると、休日には多くの人出がありそうだ。人ごみを避けようと、平日に出かけることにした。R168から新庄町で高田バイパスに上がり橿原で下りる。
 桜井を抜け、大宇陀・菟田野を経由して東吉野村を目指す。杉谷集落手前の登山口バス停に到着。

 妻を下車させたあと、200bほど戻って道路の膨らみに車を停める。荷物を抱えて妻の待つ登山口へ急ぐ。登山口で登山届けに記入を済ませ備え付けの金属製の箱に投函すると、民家の裏手に通じる登山道を進み始める。

 竹薮のそばを通って、うっそうとした杉林の中に入っていくと、そこから一気に急な上りを歩くことになる。


杉谷登山口

小峠に到着
 案内板に旧伊勢南街道(紀州街道)とある石組みの階段や石畳の上を進んでいった。伊勢・大和・紀州の人々が塩・米・魚の流通に利用しただけでなく、紀州徳川家が参勤交代に利用したものでもある。

 薄暗い「撞木松」を過ぎて、開けて明るく暖かな「古市」で休憩後、「虱とり」の先でもう一度杉林の中へ、木の桟橋を渡って間もなく小峠に到着。

 雪が降り積もっていて座れないので立ったまま、「前回、ここから分岐まで急登したなあ」など話しながらしばしの休憩をとる。

 水分と糖分の補給をしてから、凍結した道路に気を配りつつ、大峠へ向かう。ここからは、前回通った道を逆に進むだけだ。

 一旦緩やかに下って、車止めの手前で左手の階段を上る。しばらく、緩やかな上りを進んでいく、ところどころ凍結した箇所に注意しながら歩く。

 ほどなく、右手下に30台ほどの駐車スペースの駐車場が見えてくる。8台ほどが駐車中の高見峠駐車場だ。前方に小さな鳥居が見えていて、「高見峠」の案内板がある。


旧南伊勢街道へ

高見峠(大峠)
 暖かな日差しがさんさんと降りそそいでいる。すぐに、左の斜面に取り付く。少し上がって振り向くと、雪を冠った台高山地の峰々が白く光っている。

 見上げる空はどこまでも青く透き通っている。まさに、抜けるような青空だ。まもなく、斜面に雪が目立ち始め、歩行に困難を伴うようになる。

 リュックからアイゼンを取り出して装着すると、各段に歩きやすくなる。一気に高度を上げていく。


高見神社
 2月とはいえ、暖かい日差しが照りつけ、汗が出る。下山途中の人と出会う、「樹氷は融け始めているが、眺望が良く、御在所岳まで見える」と話してくれた。心が急かれる。

 桃俣からの合流を過ぎると、頂上まではあとわずか。一気に、高見神社の裏手に上りきる。頂上にはすでに30人前後がくつろいでいた。


すこしだけ樹氷
 東を見ると、正面の三峰山から左に学能堂山、台形の大洞山、尼ケ岳、倶留尊山が見える。ずっと奥に冠雪した御在所岳が頭を出している。南を見ると、左に桧塚、正面に国見山、右に薊岳が見える。その横奥に大普賢岳のぼこぼこした頂上が見え、その右に山上ケ岳や大天井ケ岳まで見える。展望台から北を見ると、左に鳥見山、貝ケ平山、額井岳山が、右に屏風岩、住塚山、国見山、兜岳・鎧岳が見える。展望台から平野方面に少し下ると、樹氷が残る木々があり、その先に金剛山が左右対称な稜線をゆったり広げているのが確認できる。葛城山やニ上山までもが見える。

桧塚 国見山 薊岳 大普賢岳 山上ケ岳

屏風岩 兜・鎧岳

尼ケ岳 大洞山 学能堂山 三峰山
 眺望を十分堪能したあと、罰当たりかもしれないが、高見神社の前に腰を下ろして、ランチタイムとした。昼食後、暖かなお茶を飲み、くつろいでから、もう一度辺りの景色を目に焼き付けた。「こんな良い天気はめったにないなあ」と何度も妻にいいながら、360度の大パノラマをいつまでも堪能していた。風もなく暖かな頂上で、シャツにベストの格好で見とれていた。

 「ずっとこうしていたい」、そんな思いを抱きつつ、頂上を後にすることにする。大峠までの急坂を下っていく、途中、30人程の団体が1組、数人のグループが3組、夫婦連れが5組、その他20人前後とすれ違った。「今日は平日なのに、それでも人出が多いなあ」と思いながら、大峠に降り立ち、アイゼンをはずすと、小峠に向かって歩く。

 小峠に到着後、服装を身軽にして、靴の紐を結びなおして、登山口に向かう。途中、「古市」で小休止を入れて、登山口まで一気に下った。程なく登山口に下り切り、車デポ地まで歩き、帰宅の途についた。