矢筈岳
清冷山から見た矢筈岳  (2004/03/10撮影)

所在地  和歌山県中津村 登山口  中津村鷲の川滝下

標 高    810.8b 三角点 二等 形 態 ピストン
交 通  マイカー 同伴者 天 候 曇りのち雨

 先日、白馬山と清冷山に登ったおり、清冷山から見た矢筈岳に魅了された。登ってみたいと思った。それで、妻を誘って、南紀に車を走らせた。あわよくば、真妻山、犬ケ丈山にも行ってみたい。

日 付 出発時刻・地 到着時刻・地 歩行時間・距離 走行時間・距離 休憩他
2004/03/20 6:35 自宅 9:35 鷲の川滝下 - - 3時間00分 138.7km -
9:35 鷲の川滝下 10:10 登山口 35分 2.6km - - -
10:10 登山口 11:15 矢筈岳頂上 1時間05分 1.8km - - 10分
11:25 矢筈岳頂上 12:15 登山口 50分 1.8km - - 5分
12:20 登山口 12:45 鷲の川滝下 25分 2.6km - - 5分
12:50 鷲の川滝下 17:00 自宅 - - 4時間10分 142.7km -
合 計 標高差:約690m 2時間55分 8.8km 7時間10分 281.4km 20分

 自宅から御所香芝線、五條市から広域農道、粉河町からR424を走り、桃山町、野上町と抜けて、海南市から湯浅自動車道で広川町に向かう。自動車道を出ると、そこから広川川辺線で川辺町を経て中津村へ向かった。道の駅「SanPin中津」を過ぎて、道成寺カントリーの先、中津村田尻から小釜本橋手前を右折して、車幅いっぱいの狭い林道を鷲の川の滝に向かう。

鷲の川滝下の分岐
 ほどなく、コンクリート舗装の登山道とアスファルト舗装の林道の分岐に到着。標識に「左、矢筈岳登山口まで2600b」とある。あとで分ったのだが、まっすぐ進むと、トイレもある駐車場に着く。

 やや広くなっている分岐の端に車を停めると、標識に従って、すぐにコンクリート舗装の急勾配を上りはじめた。間もなく、鷲の川の滝に到着する。遊歩道を下ると滝の真下に出る。滝壺も見える。


鷲の川の滝
 写真を撮り終えると、舗装路に戻り、なおも登山口を目指して進んでいく。右手で大小の幾つもの滝が音をたてながら、勢いよく流れ落ちている。やがて、舗装路の脇に大きな芝生の広場が現われる。無人のワンボックスカーが1台停められていた。

登山口
 さらに、先へ進んでいくと、登山口の標識と木製の橋が現われた。どうやら、矢筈岳登山口に到着したようだ。

 ここから、山肌をジグザグに進む木製階段を上ることになる、確実に高度を稼ぐことができる。

 どこからともなく、ウグイスのさえずりが聞こえてきた。すこし肌寒いが、春を感じられる。


木の橋を渡って
 階段をどんどん上がっていくと、登山者が1人疲れた様子で歩いているのが見えた。「ワンボックスカーの人か?」と話しかけてみると、やはりそうだった。

 間もなく、もう1人にも追いついた。2人は、上りつめた小さな広場で休憩したが、われわれは、階段を上り詰めて、さらになだらかな尾根筋を進んでいく。

 ほどなく、けっこうな岩場を上るようになる。上り詰めたあと、幾つものピーク越えたり、巻いたりしつつ、やせた尾根を木の幹や岩を掴みながら、進んでいく。先日登った白馬山が右手に見え隠れしている。


白馬山遠望

三角点で
 やがて、さして広くもない矢筈岳頂上に到着。頂上には、地元の小学生による体験授業の登山記念票がたくさんかけられていた。

 頂上から、御坊方面の紀伊水道が見渡せる。冷たい風が吹きはじめると、薄着で登ってきたため、けっこう堪える寒さだ。

 間もなく、2人連れが頂上に到着した。「南紀の山へ登ったことがあるか?」とか「笠捨山と行仙岳の間で山小屋をやっている。是非、一度来てみて」などと言っていた。

 できれば、犬ケ丈山・真妻山にも行きたいので、彼らにあいさつを済ませてから下山することにした。歩きはじめると、後ろで2人が挙げる「バンザイ」の大きな声が3度響いた。すぐに、単独行の男性とすれ違い、すこし下ったところで若いカップルとすれ違った。けっこう人気の山なんだと再認識した。

 そこから、2人連れが休憩していた場所まで下り、丸太の上に腰を下ろして、持ってきたオニギリを取り出し頬張った。先ほどの単独行の男性も「頂上はとても寒い」と言いつつ下っていった。バナナを食べてから水分を補給していると、犬を連れたカップルが上がってきて、通り過ぎていった。

 間もなく、腰を上げて歩きはじめた。すぐに、木製階段を下る。このあたりから、ポツリ、ポツリと雨がこぼれ始めた。天気予報を信じて、雨具の用意をしていない。とりあえず、登山口まで下る。そこから車のデポ地までは下り勾配を一気に下る。

 車に戻って、乗り込むころには、雨足もそうとうなものになっていた。それでも、県道まで戻って小釜本橋を渡って、対岸の犬ケ丈山に向かう。いっそう雨足が激しくなってきたので、登山を断念して帰ることにした。雨のなかを我慢してまで登りたいとは思わない。干支の「犬」に拘っているだけだから。

 道の駅に立ち寄り、ハッサクや野菜を買って車に乗り込むと、今朝走ってきた道を広川町まで戻り、久しぶりにR42をチンタラ走って帰ることにした。湯浅町や有田市はまだましだったが、下津町では渋滞に往生させられた。道路わきの看板の「墓場の町」の文字には、妙に納得させられた。

 やっとの思いで海南市に着くと、野上町方面に進み、今朝通った道を逆にたどって、香芝に向かった。「南紀は遠い」と実感した。