小峠山
〜釈迦ケ岳を眺望する絶好のロケーション〜
釈迦ケ岳から見下ろす小峠山 (2007/07/24)

所在地  奈良県上北山村 登山口  上北山村水尻バス停

標 高     1,099.7b 三角点 三等 形 態 ピストン
交 通  マイカー 同伴者 天 候 晴れ

 雪の釈迦ケ岳の写真を誰かのHPで見たことがある。とてもきれいに撮れていたので、一度実際に見てみたいと思っていた。
 24日は天気が良さそうなので、小峠山から釈迦ケ岳を眺めるには好都合と思った。それに、妻が前々から前鬼口にある不動七重の滝を一度見てみたいといっていたものだから、出かけることにした。

日 付 出発時刻・地 到着時刻・地 歩行時間・距離 走行時間・距離 休憩他
2004/02/24 7:55 自宅 10:00 水尻バス停 - - 2時間05分 81.5km 5分
10:05 水尻バス停 10:40 675mピーク 45分 1.4km - - 5分
10:45 675mピーク 11:40 926mピーク 55分 1.8km - - -
11:40 926mピーク 12:15 小峠山頂上 35分 1.2km - - 30分
12:45 小峠山頂上 13:15 926mピーク 30分 1.2km - - -
13:15 926mピーク 13:50 675mピーク 35分 1.8km - - -
13:50 675mピーク 14:15 水尻バス停 25分 1.4km - - 5分
14:20 水尻バス停 16:10 自宅 - - 1時間50分 81.5km -
合 計 標高差:約760m 3時間45分 8.8km 3時間55分 163.0km 45分

 R169を南下して、池原ダムを目指す。昨年、前鬼口から釈迦ケ岳に登ったときに通ったことがある。新伯母峰トンネルの手前は道路に雪が目立ち、いやな予感がする。しかし、トンネルを抜けると、道路には雪はまったくなかった。安心して、車を走らせる。

水尻バス停
 ほどなく、国道脇の水尻バス停に着いた。左折して、バス停の待合小屋の後ろにある駐車場に車を停める。

 シューズを履き替え、リュックを背負って、目の前の苔むした階段に取り付く。階段の上に小さな登山口の看板が掛けてある。

 階段を上りつめ、右手に進む。ジグザグに坂を上っていくと、見落としそうな分岐に出合う。


登山口
 たいてい、まっすぐ進んで墓地に突き当たってしまうだろう。右手を良く見ると、微かな踏み跡がある。ここから、息つく暇もない急な坂道が675mピークまで延々と続く。

 675mピークに上り詰めて、しばしの休憩タイムとする。地図で確認すると、平面距離でやっと上り行程の2/5ほど進んだことになる。天気はますます良くなる。

 ここから、やや緩やかな上り勾配が続く。急登の後だけに、平坦な道に思えるのが不思議だ。


分岐:右に進む
 緩やかな上りを進んでいき、小さなピークを過ぎたあと、926mピークまでもう一度急登が続く。まわりに白いものが目立ちはじめ、やがて新雪の上を進むようになる。さいわい2〜3センチの積雪なので、滑るようなことはない。2〜3種類の小動物の足跡が雪の上にくっきりと残っている。

 やがて、926mピークに上り詰めると、ここから左側に鹿避けネットを見ながら、明るく開けた急な斜面をよじ登る。ふと立ち止まって振り返ると、右手後方に杉の木の間から大台ケ原ドライブウエイが垣間見える。もちろん、ここも白いものが残っている。

頂上三角点
 しばらくして、勾配がやや緩んできたと思ったら、頂上らしきひろがりを持った空間が目の前に現れた。
 不意に、頂上に飛び出た。頂上はまわりを喬木に囲まれ、眺望を楽しむことができない。数メートルほど先に進むと、急に視界が開ける。

 「あっ!」と息を呑んだ。釈迦ケ岳を真ん中にして、左に大日岳、右に孔雀岳と佛生岳が並んでいる。視界を遮るものは、木々もなければ、一朶の雲さえない。


頂上三角点で
 これまでの疲れが、一気に吹き飛んだ思いがした。リュックから茶とコンビニで買ったオニギリとイナリずしを出して、釈迦ケ岳を眺めながらのランチタイムにする。

 とても豪華な景色が、質素な食べ物を素晴らしいランチに変えてくれる。今日のランチは、プライスレス。

 しばらくの間、頭を空っぽにして、飽きずに釈迦ケ岳を眺めていた。空は抜けるように青く、風がまったくない。暖かなひと時を満喫していると、なにものにも替えがたい、まさに『至福の時』。


大日岳 釈迦ケ岳 孔雀岳 佛生岳
 とはいえ、いつまでもここに留まっているわけにもいかない。記念の写真をデジカメに収めると、リュックから取り出したアイゼンを装着して下山を始めた。アイゼンは雪に備えるのではなく、柔らかな急斜面に備えるためのものだ。帰りの急斜面で、滑ってケガでもしたら大変だ。

 来た道を慎重に下りながら、グングン高度を下げていって、926mピークを過ぎ、675mピークも越えて、気持ちよく下っていく。やがて、墓地を右下に見ながら分岐に下り立つと、アイゼンを外した。そこから、階段を一気に降りて駐車場に戻り、シューズを履き替え車に乗り込んだ。

 不動七重の滝に向かってしばらく進むと、工事規制中の箇所に行き着き、進めなくなった。先に進むには、50分ほど待たねばならない。しかも、滝を見て帰る際、また規制に引っかかるかもしれない。泣く泣く、滝見物を諦めることにしてUターンすると、香芝に向けて車を走らせた。

 不動七重の滝こそ見れなかったものの、釈迦ケ岳の姿を見ることができて、ふたりとも満足して帰ってきた。