陸上と思うな人生と思え
陸上をやることにどんな意味があるのでしょうか。一番になりたいから、タイムを上げたいから、誰かにほめられたいから、昨日の自分に勝つため、みんなに陸上を広めたいから・・・価値観はさまざまです。陸上を一生懸命やった先にあるものを見つけるのは、人それぞれです。一ついえることは、陸上に取り組んだことは、自分の一生に必ず残り続けることです。「陸上をやったことで、自分のやりたいことが見つかりました。」と言ってくれる卒業生がいました。
たかが陸上ではありません。陸上が人生を決めることにつながるかもしれません。そしてそんな思いで競技場に立ったとき、「たかが陸上」と、「人生」とではどちらが底力を出すことができるでしょう。
それぞれの価値観によって、陸上への本気の思いが芽生えたとき、それぞれの自己実現へつながるのです。
あなたも私も日本一
自分一人で成功することは絶対にありません。周りの人の協力があってはじめて成功するのです。
陸上競技部が目指す日本一。あなたが日本一だから、私も日本一になれたのです。
敵は誰ですか 私です
他人には厳しく、自分には甘い。自分の弱さを指摘されても、素直に聞き入れられない。ついつい楽な方を選択してしまう。そんな時はないでしょうか。
宮本武蔵は言いました。「自分の心の中の敵に勝てないときは、自分の心にもう一人の自分を育てよ」と。もう一人の自分に自分を監視させよということです。
一番しんどいとき、自分の心に語りかけてみてください。自分の心が最大の対戦相手と感じるでしょう。
夢や目標を達成するためには、さまざまな困難を乗り越えなければなりません。そんなとき自分の心の中に、自分を律するもう一人の自分を育てましょう。自律した人間が自分の夢や目標に近づけ、達成することができるのです。