缶ふたの豆知識!その三


ひき続き、一気に写真紹介します。

フルオープンエンドの
フルパネル式の
307径ブリキ製
画像
フルオープンエンドの
フルパネル式の
301径アルミ製
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フルオープンエンドの
フルパネル式の
角5Aアルミ製

一口メモ
(容器製造会社さんにお聞きしたコメントです)

ここに出てきます缶のサイズの表示ですが、206径、209径等の数字とは、206径=2+6/16インチ、209径=2+9/16インチのことで、アメリカの缶のサイズの呼び方がそのまま日本で使われるようになったと聞いております。

206径広口とは、2+6/16インチのサイズ(コーヒー缶)で飲み口がアルミキャップ式の広口の缶の事で、市販はされていません。

キャップを開けるとカップとなる為、普通のコーヒー缶よりフレーバー性(香り)が良いというのが特徴です。

113径負圧缶とは、1+13/16インチの蓋だと思います。

蓋部(アルミ)のコストダウンを図る為、缶の上部を絞り缶胴より径の小さい蓋を使用する事はよくあります。

負圧缶とはコーヒー類は熱殺菌をし、熱いまま充填する為、充填後(冷えると)缶が負の圧力を持つ事です。

陰圧缶(負圧缶)は負の圧力で缶が凹まない用に厚いスチールが使用されています。

逆に炭酸やビール類等は缶に正の圧力が働く為、陽圧缶と呼ばれています




パーシャルオープンエンドの
ステイオンタブエンドの
206径広口・点字ふた
パーシャルオープンエンドの
ステイオンタブエンドの
113径負圧缶用ふた



コレって知っていました?@。

ふた点字の写真 缶ビールのフタには点字で「おさけ」と書いてあります。
目の不自由な人が間違って飲まないように考え出されたものです。

アサヒビールが一番最初に採用したと聞いています。
今ではほとんどのビールメーカーが採用しています。

今の形になるまでは、点字シールを貼るとかしていましたが、今ではプレスで浮き彫りになっています。

その他にも目の不自由な人の為に、シャンプーとリンスとを間違わないように外観を変えるとか、色々考え出されているようですね。

こういった考案(ユニバーサルデザイン)はどんどんと他の製品にも採用してもらいたいものです。



コレって知っていました?。A

アルミ缶やスチール缶の飲料を飲むとアルツハイマーになる。
プルタブの切り口部分がアルミむき出しになり、アルミ成分が体内に入ってアルツハイマーになるとの噂が
数十年前に広まりました。

その原因というのが、アルツハイマー病患者の脳にアルミニウムが蓄積していたこと。
飲料水中のアルミニウム濃度が高い地域において、アルツハイマー病発症率が高かったこと。

透析痴呆の患者の脳のアルミニウム含量が高かったことなどから、アルミニウムがアルツハイマー病の原因ではないかという
説が浮上し一気に日本中を駆け巡りました。

缶飲料だけでなくアルミ鍋やアルミ食器まで広がり、アルミ鍋の製造工場の倒産騒ぎまで引き起こしました。

しかし医学的根拠は無く因果関係も無いとの事で落ち着きましたが、情報をよく吟味し過剰に反応しないことが大切ですね。


缶ふたの豆知識 終わり




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