スキーム：//ユーザー名：パスワード＠コンピュータ名：ポート番号/パス名
スキームは、スキーマ名（プロトコル名）ftp・http・gopher・mailto・news・nntp・telnet・wais・file などでクライアントが目的のサーバーへアクセスする手段を記述する。小文字のアルファベットと「+」 「-」 「.」だけで書くことになっているが大文字のアルファベットを使った時は、Webプラウザなどが小文字に変換する。
コンピュータ名は、ホスト名・ＤＮＳ名（www.kcn.ne.jp）・IPアドレス（210.161.27.1）
スキーム以降はホームページなどの所在を表すのが最大の役割で、「ユーザー名：パスワード＠」「ポート番号」「/パス名」の部分は省略してもかまわない。必要なのはWebサーバーの所在を表す「コンピュータ名」の部分だけである。
ポート番号を省略した場合Webプラウザとサーバーが通信する際に利用するデフォルトのポート80番を使う。
ユーザーが、たとえばURLに「www.kcn.ne.jp」と入力すれば、
Webプラウザでスキーマ名がない場合「http://」を先頭に付加する。ポート番号がない場合デフォルトの「80」を挿入し、ドメイン名の最後に「/」がない場合それを挿入する。
Webサーバではファイル名がない場合あらかじめWebサーバーで、あらかじめ設定してある「index.html」を末尾に付加する。
ゆえに「http://www.kcn.ne.jp:80/index.html」と入力した事になる。
また、最初のURL入力でユーザー名：パスワードを入力すればユーザー認証のウインドウは表示されない。
URLにはアルファベット以外の文字はほとんど使えないと考えておく必要があるが、記号が必要ならばASCIIコードを2ケタの16進数で求め「%」の直後にその値を記述する。たとえば「~」チルダは、ASCIIコードは7EhなのでURLに使う時は「%7E」と書く。
普通 「~」など使えるのは、InternetExplorerやNetscapeNavigatorなどのWebプラウザが自動的に変換してくれている。
URLの日本語もASCIIコードで表記されている。
シフトJIS = WindowsやMacOSなどのパソコンOSが利用している。マイクロソフト・アスキー・日本IBM・三菱電機が共同で考案した文字コードセット。16ビットで1文字を表し、7ビットのASCIIコードと混在させて利用できる。
JIS = 日本工業規格が制定した文字コードセットで16ビットで1文字を表す。
EUC = 日本語UNIXシステム諮問委員会の提案に基づいて、米AT&Tが定めた。16ビットで1文字を表す。

リクエスト・メッセージで利用できるメソッド
GET WWWサーバーに対してのファイル要求や検索要求。
HEAD WWWサーバー上のあるファイルなどの情報を要求。
POST 任意のデータをサーバーへ送る。
DELETE WWWサーバー上のファイルなどを削除する。
OPTIONS WWWサーバーがサポートしている機能を照会する。
PUT WWWサーバー上のファイルなどを更新する。
TRACE リクエスト・パケットがファイアウォールやプロキシ・サーバーなどを経由する過程をトレースする。
Webサーバーが返信するレスポンス・メッセージに含まれる状態コード
100番台（リクエストに対する途中経過の通知）

200番台（リクエストに対して処理が完了したことを通知）

300番台（クライアントが追加アクションを起こす必要があることを通知）

400番台（リクエストに何らかのエラーがあったことを通知）