フランス・アヌシーツアーT(7月3〜4日)

はじめてのフライトは標高1230mからテイクオフ、標高差830mほどを約15分で飛んだ

パラグライダーを始めたのは去年の7月15日だったからまだ1年たっていない。
1年も練習したら初フライト出来るかなあなどと思っていたが、はじめての岩屋山以外でのフライトがフランス、アヌシー湖になるとは夢のようだ。
このツアーのメンバーはツアーリーダーでインストラクターの正一郎さんを含めて8人、親父以外はフランスツアーが2回目あるいは3回目という人で、 日本ではコンペなどにも出場しているベテランパイロットばかりだ。
あまり迷惑をかけずにどれだけ飛ぶことが出来るだろうか。

関空に集まった参加者7名

関空から12時間ほどでアムステルダムのスキポール空港、割に便の接続が良く待ち時間は2時間ほど、それから1時間半でジュネーブに着いた。
ジュネーブ空港にはアエロタクト社のH社長が迎えに来ている。
親父を含め5人はアヌシー湖近くの5室程度のペンションのようなホテルに入る。
あとの3人はH社長の友人のアラン宅に泊まることになっている。
フランスはパラグライダーが盛んなところでこの周辺には100カ所程度のフライトエリアがあるという。
明日からパラ三昧だ。


アヌシー湖を眼下に飛んでゆく

モンマン(7月4日)

アエロタクトのH社長はシャモニー周辺の岩場も知り尽くしグランドジュラス北壁も登った山男でもある。
ホテルでは自炊ということだったがH社長の部屋に行くと既に山男の手料理が出来上がっている。
そのおいしい料理をしっかり食べて9時ホテルを出た。
まず、ランディング場のドゥサールに行きGPSにマークしてランディング時の注意を聞く。
モンマンのテイクオフ場に車で登る。
テイクオフ場にはすでに数人のパイロットがパラを広げて準備をし、アヌシー湖に向かって飛びだして行っている。


ドゥサールにランディングする親父

我々もすぐ準備に入る。
まず、仲間のパイロットが飛び立ち正一郎さんもテイクオフ。
親父は正一郎さんがパイロットのソアリングの指導を終え、ドゥサールのランディング場に下りるまでしばらく待っている。
やがてランディング場に下りた正一郎さんからH社長に「出して下さい。」と無線が入りいよいよテイクオフ。
スタートチェック後、H社長の合図でアヌシー湖に向けてテイクオフした。
親父としては上出来のテイクオフで無線から特別な指示も入らないので気持ちよく湖に向かって飛んで行った。


フライト終えランディング場で記念撮影

だがこの時地上では親父が無線の指示に従わないので慌てていたらしい。
スクールで借りた無線機には不要なアダプターコードを知らずに使っていたのでテイクオフ時に接触不良を起こしていたらしい。
幸い途中で繋がって正一郎さんの無線が入るようになり正一郎さんの誘導で無事ランディングできた。
2回目を飛んだ時は少し固くなったのかブレークラインを絡ませて持っていることに気づかずテイクオフでライズアップを3回も失敗した。
少し興奮して平常心を失っているのか、注意しなければ・・・


テイクオフからランディングまで落差は800m以上ありぶっ飛び(ソアリングせず目標地点に向かって飛んでゆくこと)でも15分ぐらいかかる。
穏やかな風に乗ってゆったり湖の上を飛ぶのは気持ちいい。
夕方、アラン宅で歓迎パーティがあった。

(5日、エボジアでフライトした際カメラを紛失したので写真はすべて同行の方の撮ったものです)

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