フランス・アヌシーツアーV(7月6日)

スキー場の最上部、リフト降り場の傍(標高1619m)からTOする。

今日もホテル9時出発、1時間半ほど走ってシャモニーから山一つ隔てたサモエンヌに行った。
この辺りは岩山なのでどこもアルプス的絶景である。
サモエンヌは大きなスキー場でリフトの終点付近にはこの季節は営業していないようだがレストランなどが建っている。
このリフトの左側の標高1619mからテイクオフ(TO)、サモエンヌの広場の標高687mにランディング(LD)する。
いつものようにパイロットがテイクオフしてH社長の誘導でソアリングするがあまり強いサーマルはないようでなかなか高度を 上げることが出来ない。

正面の岩山は標高2666m右手には3000m級の山が続く

TOにはボーダーコリーがいてTOするパイロットと一緒に走っては最後に跳び上がるようなことをしている。
親父にも「そろそろ行きましょう」と指示が出たのであの犬が付いてくるかなと思っていたらやはり親父の足に絡まるように 並走して跳び上がった。
犬もパラグライダーで一緒に飛びたいのだろうか。


暗くなりかけたアヌシー湖に向かってTOする親父

2回ほど旋回して少しは上昇したがやはり強いサーマルはなくLDに向かう。
降りてLDの売店で他の仲間とホットドッグなどを注文していたらTOにいるH社長からすぐ上がってこいという無線が入る。
この辺りはフランス時間でゆっくりしている、注文したホットドッグがなかなか出てこない。
やっと受け取ったホットドッグを食べながらTOまで車で登ったら既に風が強くなって飛ぶことはできず降りることになった。
車中では夕食はどうしようかなどと話しながらホテルに戻りシャワーを浴びた。


湖畔のレストランで盛り上がった

電話があったので「食事に行くよ」いう連絡かと思ったらこれからモンマンでフライトするという。
さすがやる気のあるパイロットたち、急いで準備をして車に乗る。
モンマンのTOにつくと少し風が強いがパイロットはすぐ飛び立っていく。
風が弱まって親父が飛び立ったのは午後8時ごろで夕焼けになっていた。
フランスは今、サマータイムで1時間早めているし緯度が高いので暗くなるのは午後10時ごろだからこんな時間でも明るく全く問題ない。
20分ほどの気持いいフライトだった。


さすがに暗くなりかけた頃、湖畔のレストランに入ったら近くのテーブルからワインの差し入れがあった。
パラグライダーでは顔の広いH社長のワールドカップレーサーの知り合いがいたらしい。
遅くまで皆で飲んだり食べたりし、店からも名前は忘れたがこの辺りでは名物のリキュールがサービスされ、 すっかりいい気分になってホテルに帰った。

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