モンマン(2フライト)、グランフェ(7月2〜3日)

グランフェの岩壁に沿ってリッジソアリングするパラグライダーをランディングから眺める

7月2日
今回はTAKから親父を含めて3人、他のスクールから15人、合計18人が参加した。
親父は経験2年で今年も参加者の中では最も経験年数が少ないようだ。
TAKグループは関空出発、他の人達は成田を発ってフランクフルトで合流する。
関空9時50分発フランクフルト経由ジュネーブ17時10分着。
現地で待っていたスタッフの車に乗って1時間ほどでホテルに着いた。

左がサポートの佐相さん、右が扇沢さん

出迎えてくれたスタッフの中にXアルプスに参戦する扇沢さんと佐相さんも来ていた。
お二人はXアルプスのための最終調整中とのことでした。
レッドブル エックスアルプス2011は次のホームページをぜひ見てください。
7月17日にオーストリアのザルツブルグをスタートしてモナコまで864kmをパラとハイクで走破するすごいレースです。
公式ホームページ
扇沢さんの応援ホームページ


モンマンからドサールのランディングまで15分ほどのフライト

7月3日
このツアーでの初フライトはモンマンとなった。
去年のツアーでモンマンを4回飛んでいる親父にとってはホームエリアのような親しみのあるところでアヌシー湖を眺めながらのんびり飛べるのが楽しい。
この日は風が弱く、サーマルも弱い、穏やかな天気だったので対岸まで渡り一周に挑戦することを目指したパイロットには物足りなかったろう。
親父は午前中にゆったりと2フライトぶっ飛びをしてランディングの隅にあるレストランでフランスパンのごついサンドイッチを食べた。


グランフェのLDを見る、右の木で隠れている辺りにその家がある

午後から近くのグランフェに移動する。
ここは巨大な岩壁を吹き上がる風を捕まえてリッジソアリングをして楽しむエリアである。
ところがリッジソアリングは狭い空域にたくさんのパラグライダーが飛び交うので周囲をよく見て考えて操作しないと衝突の危険がある。
そんな経験は少ない親父だがその空域に入って10往復程度すると200mほど上昇した。
まだやれそうだと思って頑張っているとインストラクターから「そろそろランディングに向かいましょう。」とやんわりと離脱勧告が送られてきた。


宿はゴルフ場のすぐ脇のペンション、9時過ぎでも明るい

危なっかしい親父の操縦を我慢して見ていてくれたのだろうからこの辺が潮時だ。
リッジを離脱すればのんびり広い空がある。
ゆっくりランディングまで景色を眺めながら飛んだ。
ところでここのランディングには一つ問題があるらしい。
ランディングの隅にある家の上空を飛ぶとピストルで撃たれるから絶対に上空に近づかないようにという注意があった。
相当パラグライダーが嫌いなんだろうがフランスにはそんなすごい人も棲んでいるらしい。
キャノピーに穴でも開けられたらかまわないと思ったがそんなこともなく無事にランディングして30分を越すフライトが終わった。


この辺りは日本でいえば稚内に相当する緯度になる。
明日はシャモニーに行くと決まったので去年の状況を今年初めての I さんに話しながら清涼な空気を楽しんでいた。
フランスは今、サマータイムなので日の出は5時50分ごろだが日の入りは9時半ごろである。
夕食後のんびりワインなどを呑んでいてもいつまでも明るい。
こちらの人は仕事が終わってから山に登りフライトを楽しむという。
うらやましい環境だなあ。

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