サンチレール(7月6日)

テイクオフから離れたところで振り返って見る。風が弱くトップアウトしているパラは見えない。

今日から天気は下り坂と予報されている。
空は雲が多い、降らないでほしい。

広くよく整備されたテイクオフ

ツアーリーダー達が打ち合わせして前線が通り過ぎたグルノーブルに近いサンチレールに行くことになった。
サンチレールはパラグライダーの世界最大の仮装イベント(いろいろ奇抜な衣装を付けてフライトするイベント)が行われることで有名だ。
出発して1時間半ほどでサンチレールに着く。
TOは広く綺麗に人工芝が敷かれ先端は断崖で切れ落ちているから障害物は全くない。



のんびり景色を眺めながら飛ぶ

早速、パラを広げようとしたらパラパラ雨が降り出ししばらく様子を見る。
雨はすぐやんだのでしばらくして飛べるようになった。
ここは断崖を吹きあがる上昇気流を利用してリッジソアリングをするのだが今日は風が弱くなかなか上げられないようだ。
そのため、リッジ周辺は混んでいる。
その中に速度の遅い初級機の初心者がうろうろすると衝突しそうだ。


足元に見えるのはリュムバンの町

親父もやっとソアリング出来るようになって初級機と中、上級機との性能の違いについて分かってきた。
そんなリッジで飛ぶためにも機体を乗り換える時期が来ているのだろう。
ということで初級機の親父は無理をせず、すぐ岩壁を離れLDまでの穏やかなフライト中撮影を楽しむ。
ここも、この辺りの山の特徴である中腹からそそり立つ垂直の岩壁が衝立のよう連なっている。
日本にはないフランスらしい景色だ。


LDから見上げると多くのパラがリッジに群れている

LDに降りるとパラスクールやパラショップが何軒か並んでいる。
さすがにパラの盛んなフランスだ。
こういうところは多分日本にはないからうれしくなってショッピング、娘にパラの絵の付いたTシャツを買った。
昼食後、同じようにぶっ飛びでもう1フライトして帰路に着く。
経験豊かなツアーリーダーたちのフライト地の選定が当たって、雨でキャンセルになることもなくこの日も2フライト出来た。


帰路、カルフールによってワインやチーズを買いTAKの仲間とこの晩もしっかり飲んだ。

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