テイクオフ、ミニパラ練習(8月19〜21日)

風向きやコントロールを誤るとキャノピーが潰れる

この3日間は風向きが悪いためタンデムフライトはできずテイクオフの練習が続いた。
グリーンパーク(初級練習場)で斜面にパラグライダーを広げ、風の具合を見ながら合図が出されればライズアップして走り出す。
よい風が吹いていればあっけなく浮き上がりコントロールも簡単だ。
無風となれば真剣に駈け下らなければ浮かないがこれも難しいことではない。
風が舞って方角が定まらない時や強い風が入った時はハーネスから伝わる浮力の方向でキャノピーの位置を感じてキャノピーの中心に 自分の体を素早く移動させる。
そしてハンドルにかかる微妙な感触でキャノピーの位置と方向をコントロールしなければキャノピーが自分を追い越して潰れてしまったり 横倒しになったりする。
この3日間、風の具合はあまり良くなく苦労したがやっとコントロールするコツが分かってきた。
しかし暑い。
練習場の全く日陰のない斜面で風を待ち、全力で駆け降りてパラを担いで登れば汗が吹きだしシャツは絞れるほどだ。
山登りに比べれば登る高さは全く問題にならない程度なのにパワー全開で走ったりすることが効いているようだ。
毎日、スポーツドリンクなどを2リットルぐらい飲んでも2〜3kg体重が減っている。
そこで夜にはパワーの付きそうな食事をたっぷり食べ、宿に帰り焼酎を飲んで寝る毎日。
しっかり焼けて真っ黒になった。
2日目の風の強い時はミニパラ(普通のパラグライダーのキャノピーの中心部を縮めて特に強風時の練習用にしたグライダー)で リバーステイクアップの練習をした。
そうしてしっかりテイクオフとコントロールを身につけなければ安全にひとりで飛ぶことはできない。
3日目の講評で校長からだいぶ上手くなったので秋ごろにはソロフライトが出来るでしょうと言われた。
校長は褒め上手だからと思いながらやはりうれしくなるなあ。
マイパラも発注したし早く初ソロフライトを実現したいものだ。

ホームへ戻る