雲底まで上昇(8月24〜25)

バリオメータの記録・・・上のグラフが高度、下のグラフは上昇率

先週、注文していたバリオ(アルチメーター:高度計とバリオメーター:昇降計の機能を持つ計器)が届いた。
フランス・ツアーではスクールのバリオを借りていたがいろいろな表示の意味も理解していないしソアリングの経験が 少ないのであまり活用できなかった。
今度は取扱説明書を丹念に読んでだいぶ分かったつもりだ。

バリオメーターとGPS

今日、アサレン(早朝練習)に参加したのは8名。
1回目のフライトに上がる車中で正一郎さんが「今日はいい風だから2時間ぐらい飛べるよ。1時間ぐらいでは降りて こないように。」などと冗談めかして言っている。
まず、パイロットの人たちがテイクオフし楽々とトップアウトしてゆく。
練習生(ベーシックパイロット)の親父も6番目にTO。
ノーマルルートの2番目のコブと言われているサーマルポイントまで飛んでゆくとバリオの音が高くなりサーマルに 入ったことを告げてい
TOで見ている正一郎さんからもトランシーバーで「そこで回して。」と指示が入る。
今日は偶数日だからローカルルールでは右旋回。
ぐるぐる旋回を続けると500m程度まで下がっていた高度が面白いように上がって行く。
バリオもなり続けて10分ほどの間に900m以上になりTO場も岩屋山の電波塔もずっと下になってしまった。


ここまで来るとそろそろ雲底に入り雲の下部を横切って飛んでゆくようになる。
「雲に入ると危ないから少し離れて高度を下げて。」と指示が入る。
そこで雲から離れ青垣中学校上空まで飛び他の人たちのフライトを上空から観察する。

Sさんが無線で「酔って気持悪くなりました。降りていいですか。」と言っている。
「ゲロしてもいいから飛びなさい。」と正一郎さん。
しばらくして「もう駄目です。」とSさんはランディングした。
今日のサーマルは素晴らしく練習生は皆、自己滞空記録を更新した。
親父もはじめて雲底まで上昇し927mの高度記録と約1時間の滞空記録を作った。
それだけに練習生のKさんのように慣れないサーマルでフライト中に気分が悪くなりヘルメットの中に本当に吐いてしまったというような 記録を作った人もいた。
この話はTAKの伝説になって行くだろうね。

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