庭の餌台

餌台の常連達、ヒヨドリとスズメは食べ終え休んでいる。その間にメジロが食べる。

庭のカボスの木に小鳥のための餌台を作った。
初めのころは来る鳥が少なかったが最近はこの辺りの鳥たちに餌台のことが知られるようになったらしく賑やかになって、 一つの餌台では間に合わなくなって隣に別な餌台を作ってやった。
すずめ、ヒヨドリ、メジロが常連だ。

ヒヨドリとスズメは不干渉

すずめはどんどん増えて多い時は30羽以上の群れで賑やかにやって来る。
ヒヨドリは多分ひとつがいが来ていてここを縄張りとして守ろうとしている。
それを乗っ取ろうとしているヒヨドリも来て牽制し合っているようだ。
すずめは主にお仏飯や穀物類(小鳥のえさ)を食べるしヒヨドリは柿やリンゴの皮などの果物が好き。
カボスの木に取り付けた餌台は穀物類、その脇に立てた餌台は果物用としているのでヒヨドリとすずめはお互い干渉しない。



鬼の居ぬ間に食べるメジロ

ところがメジロはヒヨドリと同じ果物類が好きなのでヒヨドリがいないときに食べるしかない。
ヒヨドリは庭のこぶしの木などで見張っていてメジロが来ると追い払ったりしている。
意地悪な奴というか自然とはそんなものだろう。
メジロが食べる量はヒヨドリに比べたら微々たるものだがヒヨドリは我慢できないらしい。
だが、メジロの方もヒヨドリが来れば垣根の中に潜り込んでいるがヒヨドリがいなくなればすぐ出てきて果物をつついている。


今度はシロハラがやってきた

そして人が庭に出ればスズメやヒヨドリはすぐ逃げるがメジロは相当近づいても逃げない。
というかこの時を利用して餌を食べている。
スズメより小さい奴だがなかなかたくましく生きていると思う。
1日に数回一羽だけで来るのがシロハラ、ジョウビタキ、ビンズイなど。
その他、コガラがたまに来るが以前来ていたツグミはめったに来ない。


ヒヨドリは南天や花壇の葉ボタンも大好物く

近くの里山には自生したような柿の木が多い。
今はそんな渋柿を食べる人はいないからどの木も生りっぱなしで放ってある。
それにツグミやヒヨドリ、メジロなどが群がって食べているのを朝の散歩でよく見かける。
熟した木から食べて行くので一本、一本きれいに食べられてへただけが枝先に残っている。
時期をずらして熟してゆくので鳥たちには都合がよさそうだ。
かみさんもそんな柿を採ってきて餌台に載せる。
多分、2月になってそんな山の柿や実などを食べつくし、なくなればツグミなども庭に来るのだろう。


ハト戦争のあった藤棚と勝者かみさん

30年以上前、公団アパートの4階に住んでいた時、ベランダにハトが来て巣を作り始めた。
初めはかわいいなどと言っていたがその辺に糞をしてベランダに保管してあったものが汚れて使えないようになる。
かみさんはすっかり怒って巣を壊してハトが近づくたびに追い返しついにハトが近づかないようにした。
その時以来かみさんはハト嫌いになった。
1年半前にハトが庭の藤棚に巣を作り始めた。
とたんにかみさんが出動、第二次ハト戦争の勃発である。

造りかけの巣を壊してもハトもしつこく巣を架ける。
それを突き崩し、たたき落とし、3日ほどでさすがのハトも諦め、退散して藤棚を守り抜いたかみさんの勝利に終わった。
それ以来ハトはここに寄りつかない。
ヒヨドリも体が大きいだけに糞も多い。
餌台や周辺を汚すがまだかみさんの許容範囲らしい。


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