インストラクター(2月7〜9日)

閉校式に集合した子供たち、2日目に大雪が降り滑りやすいコンディションになった

前回パラに行ったとき、ひょんなことからハチ高原スキー場で行われる中学1年スキー実習のインストラクターを頼まれた。
その時の説明ではボーゲンを教えてトレイン(金魚のフンのように生徒を列にして滑らせること)の先頭で滑る程度と言われた。
そんな光景はスキー場でよく見かけるからその程度ならと割に軽い気持ちで引き受けた。
ところが大違い。

総勢206人の1年生が18班に分かれ親父は女子の初心者11名の班を受け持った。
もともとスキーが好きで指導を受けたいという訳でなく授業で単位があるから受けている初めてスキーを履く子ばかりだ。
前日(6日)、パラ練習の後に今回のスキー実習の責任者からレクチャーを受けた。
まず靴の履き方、スキーの付け方、スキーを外した時の持ち方などから指導する。
スキーを付けずに登行、そしてボーゲンのフォーム。
スキーを片方付けて平地で歩行練習。
次は両スキーを付けて・・・・・
というように教えてゆくのだがごく緩い傾斜でボーゲンの姿勢を取らせるとスキーが勝手に滑ってしまいボーゲンの姿勢になる前に転んでしまう。
転ぶとすぐビンディングが外れる、起き上がれない、それに女子だからか集中せずおしゃべりが多い等々、教えるということの難しさを実感した。

それでも1日目に緩い斜面をベルト(ムービングベルト)で登りトレインを2回出来るまでになった。
やはり若い者は慣れるのが早い。
2日目は林間コースを3回滑り、さらに上の高丸リフトの中間駅から2回滑らせた。
そして3日目はついに高丸ペアリフトの最上部まで登りトレインになってボーゲンで滑ることが出来た。

初めはどうなるかと思ったが皆、それなりに上達してスキーが楽しめるようになったと思う。
班を解散する時、みんなからお礼の言葉を言われて涙が出そうになるほどうれしかった。

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