相撲館「けはや座」(7月28日)


着ぐるみと髷を付けて本物の土俵で相撲を取る


當麻蹴速(たいまのけはや)と野見宿祢(のみのすくね)の力比べが相撲発祥とされている。
當麻蹴速の生まれた当麻から二上山に登るとき傍を通り気になっていた相撲館「けはや座」に家族で行った。

親切にしていただいた相撲甚句の会の皆さん方

葛城市がつくった立派な施設だがネットで調べたら入場者はごく少ないらしい。
私たちが入った時も観客は一人もいなかった。
土俵では相撲甚句の会の方5人が練習していた。
桝席に座って見学していたら最後の1曲だったようだが15分ほど伸ばして私たちのため、解説などを交えながら4,5曲甚句を披露して下さった。

むすめはその中でも 「一人娘」がえらく気に入ったようだ。

 一人娘を嫁にとやるにゃヨ〜
 箪笥長持ちはさみ箱
 あれこれ揃えてやるからにゃ
 二度と戻るな出てくるな
 そこで娘のいうことにゃ
 父さん母さんそりゃ無理よ
 西が曇れば雨とやら
 東が曇れば風とやら
 千石積んだる船でさえ
 港を出るときゃまともでも
 風の吹きよじゃ出て戻る
 まして私は嫁じゃもの
 ご縁がなければヨーホホイ
 出て戻るヨー

相撲甚句はユーモアがありまた哀感もある独特な唄でした。

その後、土俵に上がって塩をまいたりして本物の土俵を味わう。
土俵の下にはマワシなども置いてあり締めてみたらと言われたがふんどしは締めたことがない。
そのうち相撲甚句の会の人にうまく乗せられて着ぐるみを着て髷のかつらをかぶって娘と相撲をすることになった。

会の人が行司やカメラマンを務めて下さり、下が撮ってもらった写真です。

力士登場!塩をまく ハッケヨイ
がっぷり四つに組んで上手投げが決まるか・・・

そんなことをやっている時7,8人の中国人観光客も入ってきていよいよワイワイと楽しいことになってしまった。

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