クロベの猟

ウサギを捕えて見せに来たクロベ、この道も整備して歩きやすくなった

この頃のクロベの朝の散歩は夜明けに合わせて5時前に出発し住宅地のすぐ北から山に入って1時間半から2時間ほど歩く。
この山に入り込む人を見かけたことはないがいい里山で、早朝に歩くといろいろな動物を観ることが出来る。
キジやコジュケイや水鳥以外ではキツネやタヌキ、ウサギなど四足も多く見かける。
今朝はリスが落ち葉をかさかさ云わせて走って行ったがこれはすぐ木に登ってしまうのでクロベはつまらない。
キツネやウサギに出会うことが多くなった理由は、山の周辺に耕作放棄地が多く、山にもあまり人が入らなくなったので増えているのだろう。
去年は畑の傍の山でアナグマが罠にかかっているのを見たからこのあたりの田畑ではそんな生き物の食害にも悩まされているようだ。

獲物の隠し場所を探している

このあたりにはまだ来ないようだが少し先の枚方方面の畑には以前にはなかったイノシシ防護柵が設けられ、落とし戸式の罠が設置されている。
そのうちこのあたりにもイノシシが進出して来るのだろうか。
地図にも載っていて昔は結構往来があったと思われる山道が使われなくなって、荒れた道に樹木や竹が生え、歩けなくなっているところもある。
親父はそんな道を歩くことが好きなのでたまには道の真ん中に生えてきた木は切ったり片づけたりしていたら結構、道らしく歩きやすくなって マイファミリー専用の散歩道になってきた。

やがて木の下に穴を掘って埋めた

そんなところに入ったら人がいないのでクロベのリードを外して自由に走らせてやる。
クロベは親父の歩くのに合わせて右の山、左の谷という具合に駆け回って獲物を探す。
以前は無駄に走り回るだけのように見えたがこの頃は獲物を捕まえてくることがある。
2ヶ月ほどまえはタヌキ、半月前はウサギを捕まえた。
タヌキを捕まえた時は初めての大物だったのでクロベも処置に困ってだいぶ長い間くわえてうろうろしていたが、大きな倒木の下に穴を掘って埋めた。
ウサギの時はもう慣れたのかあまりうろうろせず埋めてしまった。


そんなことをして毎日のように山を駆け回っているクロベは筋骨隆々、イノシシにも負けないようなたくましい体になった。
イノシシがこの付近まで進出してくることを防ぐ役に立っている・・・かもしれない?
こんな散歩だがあまりウサギなどを捕るようになると問題もありそうだから追いまわして最後は逃げられて帰ってくるぐらいがいい。

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