黒部シート

テスト中の黒部シート、黒部は立って外を眺めるのが好きなようだ

以前、黒部は車に乗せると乗り物酔いがひどく大量によだれを流すのでずっと乗せずにいた。
長期の旅行に出掛ける時などは娘にタイと黒部の面倒を見てもらうが、早く自立してどこかに嫁に行けばいいと思っているのだからそれに備えておく必要がある。
また、家族全員で出かけるときは餌やりをご近所にお願いしたりしているけれど、車に乗せて連れてゆくという選択肢も可能にしておきたい。
そんなことをかみさんと話し合って黒部を訓練することにした。

ネット、タオルなどの材料

久しぶりに車に乗せてみると最初は怖がったが2、3回で自分からカーゴルームに乗り込むほどになった。
以前はすぐ車酔いになったのに特別気分が悪くなることもなさそうでよだれも出ない。
むしろ車に乗れば皆と一緒に出かけられるので好きになってゆくようだ。
ただ、カーゴルームでおとなしく伏せていればいいが座って外を見たり、ふらふら歩いたりするのでカーブを曲がるときもブレーキを踏む時も 危なくて気になって仕方がない。
急ブレーキを踏んだらカーゴルームから助手席のかみさんを飛び越し、フロントガラスを突き破って・・・などということは見たくない。

シートをセットした愛車と黒部

インターネットやペットショップで探すとコンテナケイジなどというものがある。
詳しく検討してみたら黒部のような大型犬用ケイジは次のような欠点がある。
○大きく納まりが悪いのでカーゴルームをほとんど占領する。折りたたんでもデカイ。
○あまり狭いのはかわいそうだから大きいものにすると急ブレーキや急カーブを切ったとき金網などでけがの恐れもありそう。
○この程度のものなのにずいぶんいい値段だ。

下部を固定するフック

そこで親父は黒部用安全シートを自分で作ることにした。
愛車をよく見るとカーゴルームの天井にチャイルドシート取付用のフックが2ヵ所ある。
また、床付近には荷物固定用のネットなどのためにフックが6ヵ所付いている。
ここでアイデアがひらめいた。「よし!」
早速、ゴルフの打ちっ放し練習用のネットやフックを買い、クライミングのスリングテープなどを用意した。
それから2日間夜なべをしてついに縫い上げた。

黒部が丸くなったときは広がる

今日は3回目のテストでかみさんと木津川に行った。
狭いがハンモックのようにいつも保持されているので市販のケイジの用に壁にぶつかるような危険はない。
黒部は立っていることが多かったが加速時も、減速時も体がネットに支えられているので非常に安定して車窓の景色を楽しんでいた。
かみさんは安心していつもの居眠りが出るほどで結果は上々。

ちょっと微調整したいところはあるがいいものができた。
ハンモックのように全体が柔軟でいつも支えているのがいいし片付けるのも楽だ
これなら長距離でも十分使えそうだ。
駐車した車でおとなしく待つことやトイレのことなどだんだん訓練してゆこう。
そのうち黒部と河原でキャンプなどもできるかもしれない。

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