ミカタスノーパーク(2月23〜24日)

1日目に最も吹き荒れたときはこんな吹雪だった

今シーズン2回目のKサークルツアーが兵庫県の美方スノーパークであり師父さんと参加した。
だいぶカービングが出来るようになったので検定でスノボー2級をもらうつもりである。

1日目

早朝に出発してスキー場につく頃から雨になりついた8時頃は強い降りになってきた。
こんな天気の中で検定の事前講習を受けたりしなければならないのか、ひょっとしたら中止になるのでは・・・ 暗い気持ちで着替えをして集合場所に行った。
ところが雨は集合時間の8時半を過ぎる頃から小降りになりあがってきた。
ただ、風が強い。そのうち雪がちらついて気温も下がってきた。お、これは雨に濡れずに滑ることが出来るかな。
午前中はフリーだったのでまず2本のリフトを乗り継いで師父さんと頂上まで上る。
コース整備車輌の無限軌道のあとがそのまま凍ったいやらしい狭いコースをこわごわ滑り始めたら逆エッジを引っ掛けて 転倒、手首を少し傷めたようだ。

積雪でゲレンデコンデションは良好

今シーズンはいつも雪が良かったのでこんな転び方はあまりなかったのだが注意をしよう。 上部のコースは狭くて雪質も悪く練習には向かないことが判ったので1本目のリフトから下の滑りやすい斜度のバーンで 遊ぶことにした。
しばらく滑っているうちにあられが降ってくるし雷も鳴る、風もきつくなってだいぶ荒れ模様の天気だ。
コースの中ほどに風の吹きぬけるバーンを風に向かって滑るところがあって、ここではあられが顔にきつく当たって痛い!痛い!
そこでは風で体が押し戻されるような強風だがそれでも雨の中を滑ることを思えば気分はぜんぜん違う。

ナイターの灯りが点灯するまで滑る

そのうち気温も下がり雪がどんどん降り出して吹雪になった。
雪が積もってくるのでゲレンデは滑りやすく楽しくなってきた。
午後からの事前講習を終わる頃には吹雪も収まって積雪は20cm程度、朝の雨から暗い予想していたこととは全く違って新雪 滑走まで出来るようになった。
山陰方面のスキー場は初めてだがこんなすばらしいコンデションにもなるんだなあ。
5時になってナイターのライトが点くまで参加した皆さんと滑って楽しんだ。

車にもこんなに降り積もった

2日目

昨日の事前講習では講師のOさんの指導が良くてカービングがだいぶ安定したので自信を持って検定に挑んだ。
ところが始めの総合滑降の最後で転倒、出だしからつまずいた。
次のロングターンは慎重に曲がり込みすぎ、新雪の影響もあってスロー過ぎて全くアピールしない滑り。
最後のショートターンは何とかできたかと思ったが後から会長から「カービングしていないよ」と注意されるような出来だった。

総合滑降のゴール付近、親父はここで転倒

というわけで終わってみればまたまた不合格。
1級は2人受けて1名、2級は6人受けて1名、3級は1名中1名合格だった。
1級と2級の合格者は御夫婦でどちらもアルペンボードを履いてすばらしいフォームで余裕の合格だった。
親父のレベルとはやっぱり違うなあ、早くあのようになりたいものだ。
結果発表、表彰後解散し、講師の先生に時々指導していただきながら自由に滑る。
カービング中は手を開いて雪面をなでる様になどというK指導員の予想外のアドバイスはやってみると意外なほどフォーム全体が 安定したような感じがする。

ショートターンのゴール付近

また、美方スノーパークのこじんまりしたゲレンデをぐるぐる滑っているので講師の人や1級の人の滑りを見るチャンスが多く 参考になる。
ハーフパイプやジャンプ台もあって、やってみたら面白いものだ。
親父の滑る速度もどんどん上がってきた。

この週末は海も山も大荒れで各地で被害が発生し、富山では高波の被害が出た。
こちらでも雨から急変して思いがけず吹雪にもなったが終わってみれば雪が降っていいコンデションで滑ることが出来楽しかった。
検定では結果は出せず2級を落ちたばかりで言うのもおかしいがずいぶん進歩して1級の技術に近づいたように思う。
それにしてもこれで今シーズン中に1級になるのはスケジュールから見ても難しくなってしまった。

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