四国の山巡り(9月30日〜10月3日)

石鎚山頂上(天狗岳)から石鎚神社方面を見る。運よく霧が晴れて見通せた。

四国の山に登ったことがないので一度は行ってみようと足掛け5日で石鎚山、瓶ヶ森、笹ヶ峰、剣山を巡る計画を立てた。
これらの山は瀬戸内側が表で太平洋側が裏ルートという感じらしく、太平洋側(高知県側)から入る人は少ないようだ。
親父はライダー憧れの瓶ヶ森林道や剣山スーパー林道などを走る計画で太平洋側から登ることにした。
出発までは好天が続き過ぎたのでこれから崩れてくるとは思ったが予報ではそんなに悪くないので決行することにした。

古岩屋の岩峰、これがいくつも並んでいる。

1日目
5:00自宅出発〜神戸淡路鳴門道〜高松道〜松山道〜東道後温泉久米の癒〜古岩谷〜面河山岳博物館〜15:50面河渓パーキング

古岩谷の奇岩はまったく知らないで傍を通過したが見たこともない、まさに奇岩の岩峰ですぐ引き返して傍らの駐車場に入る。
奇妙な穴の開いた30〜40mの岩峰(第三期礫岩峰)がいくつも見える。
渓谷もきれいで30分ほど眺めていた。


面河渓の雄大な岩壁と美しい流れ

面河渓山岳博物館はネットで立ち寄ったら面白いところだと書かれていたので寄ってみた。
石鎚山の昆虫や魚類、蛇などの爬虫類や両生類、獣、植物、鉱物などの展示が解りやすく充実した展示だった。

友人のFさんが「いいよ!」と言っていた面河渓は大きな景色でよかったが雨が降る上、日暮れがせまりあまりゆっくり散策できなかった。

それでも翌日石鎚山への往復に見ることができるだろう。
こんな天気では翌日の長丁場はどうなるかと心配しながら寝た。


弥山手前に広がる笹原を振り返る

2日目
5:45駐車場〜石鎚山〜16:35駐車場〜土小屋〜17:50瓶ヶ森駐車場

石鎚山往復は10時間のつもりだったが11時間かけてやっと車に帰り着いた。
登山靴を履きかえて、車で石鎚スカイラインを登り瓶ヶ森林道で今日の泊地、瓶ヶ森駐車場(標高約1700m)についたらもう暗くなりかけていた。
さすがに涼しさを通り越して寒さを感じる。


霧と風雨のため車の中で様子見

3日目
9:00瓶ヶ森駐車場〜9:50瓶ヶ森〜10:30瓶ヶ森駐車場〜瓶ヶ森林道終点〜木の香温泉〜べふ峡温泉〜剣山スーパー林道取り付き〜

雨が車をたたく音を聞きながら起きた。
霧が深く風も10〜15mで相当強い。
予定通り瓶ヶ森と笹ヶ峰を登ることはとても無理なので予報を見て雨が上がりそうな9時頃まで様子を見る。
結局、瓶ヶ森には予定通り登り、笹ヶ峰を諦めることにした。


瓶ヶ森頂上(1896m)の小さな社

瓶ヶ森林道を終点まで走り194号線で高知へ向かう途中、木の香温泉に入ってのんびりして剣山のおおぼら橋登山口に向かう。
途中、遅い昼食のため立ち寄ったべふ峡温泉で道を確認したら剣山スーパー林道は全面通行止めだという。

温泉の人が親切にホームページなどで確認してくれたがやっぱりだめらしい。
何とか別のルートから行けないかと思って調べてみたが裏ルートである太平洋側は剣山スーパー林道が通れなければアクセスできない。
ここから瀬戸内側に回り込むには5〜6時間余分に走らなければ着けないのでほとんど寝る時間がなくなる。
林道取り付き地点でいろいろ考えたが諦めた。


4日目
神戸淡路鳴門道〜2:00自宅

途中、道の駅で2時間ほど仮眠して頭をすっきりさせて深夜に帰り着いた。
四国の4山巡りを計画して920Km走り回ったのに登ったのは2山だけということになった。

今回は事前調査不足で天気にも恵まれなかったが四国の山は明るく特徴がある景色が多い。
少しは四国の土地勘のようなものができたから来年か再来年に再挑戦しよう。

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