雫石、蔵王(3月11〜14日)

蔵王スキー場中央ゲレンデ方面、遠く中央の白い山が月山、右手が鳥海山

親父は盛岡生まれだが当時はリフトもないスキー場ばかりで最近の東北のスキー場は安比以外ほとんど知らない。
また、樹氷で有名な蔵王も行ったことがなかったのでぜひ滑ってみたい。
暖冬でも東北ならましだろうという考えもあって以前から計画していた東北遠征をすることにした。
東北は温泉が多い、一人で車を走らせて行くのもつまらないから温泉好きのかみさん同行である。

駐車場から眺める岩手山

奈良を10日午後3時に出発して深夜割引を南と北でそれぞれ適用されるように時間調整し、首都高に0時15分入る。
途中、仮眠をとりながら走って紫波ICを9時前に降りた。
予定通り、あずまね温泉ラ・フランス温泉館に開館時刻9時の5分前に到着。
ゆっくり温泉で体をほぐしさっぱりして実家に行く。
今日明日の雫石スキー場は兄が付き合ってくれるので一緒に雫石スキー場に向かう。
かみさんは義姉が盛岡を案内してくれることになった。
雫石は盛岡から40分ほどで1993年にワールドカップが開催されたスキー場だ。

雫石への途中、地吹雪が吹いていた

残念ながらこの大会はこのあたりの名物、地吹雪でさんざんだったようだがワールドカップを開催できるほどのコースだからさすがに素晴らしい。
こんな有名スキー場でもスキー人口の減少が大きく影響してメンズダウンヒルコースのゴンドラが昨シーズンで廃止になり、3本のリフトを 乗り継がなければならないのは残念だが、もう1本のレディースダウンヒルコースのゴンドラは動いていてこのコースが適度な斜度と変化が ありなかなか素晴らしかった。
暖かくて昨日降った雪も重くなりブレーキをかけられるような斜面もあったので雪のいい時期にまた来て滑りたい。
平日だったせいもありお客さんが少なく、ここもいつまでもつかという感じだがこの楽しいコースはずっと滑れるように頑張ってもらいたいものだ。
親父は叫びたい。

スキーヤー、ボーダーの皆さん、どんどんスキー場に行きましょう!
みんなで行かなければどこのスキー場もなくなってしまいますよ〜!


雨で道路も屋根も雪は消えている

13日は早朝に蔵王に向かう。
八幡平の樹氷は雨と暖冬のためすっかり落ちてしまっていると聞いた。
樹氷の間を滑ることが蔵王でのスキーのだいご味と思っているのだが「蔵王は八幡平より暖かいのだから樹氷はないよ」と前晩、叔母を訪ねたとき 従弟が言っていた、どうかな。
蔵王はスキー場まで登っても雪ではなく雨が落ちてきそうな暖かい曇り空だった。
樹氷は最上部まで登っても全く見られない。
この蔵王スキー場はコースの連絡が悪くロングクルージングを楽しめるコースはないと従弟が言っていたが確かにその点では物足りない。

そこでFIS、SAJの回転、大回転公認コースのハーネンカムBコースのこぶ斜面に挑戦してみたら簡単に飛ばされた。手強い。
技術はないがかっ飛ばして滑りたい親父には雫石スキー場が合うようだ。
翌日は夜からの強風と雨で大荒れの天気、とてもスキーをする天気ではないので早々に引き揚げることにした。
土曜日なのにお客さんは少なくホテルのフロントは今の時期にこんな天気は経験がないと嘆いていた。
蔵王温泉は青味がかった乳白色の湯でかみさんも気に入って出発前にも朝風呂に入る。
9時出発、途中、東京の義妹を訪問しおいしいサンドをごちそうになり手作りのコースターやクリスマスローズをお土産にいただく。
帰路も高速深夜割引の適用を受けるように調整して15日1時に帰り着いた。
この東北遠征の走行距離は2501kmだった、さすがに少し遠い。

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