東北1人旅(9月12〜19日)

羽黒山キャンプ場は駐車場が遠いのが難点だがわざわざ草刈りまでしてくれた

9月18日(土)に「いとこ会」という母方の親戚の集まりが盛岡である。
初めは飛行機で往復しようと思っていたがただ往復するだけではつまらない。
今の親父に時間だけは十分あるから、かねがね登りたいと思っていた月山と鳥海山に登ってから盛岡に行こうと決めた。
民主党政権の善政???により土日の高速自動車道料金が1000円だから善良な国民である親父もこれを利用させてもらおう。
暑い時期、パラグライダーに行って泊まるために、ひと月ほど前に買ったレジャーテントが使い勝手が良く非常に気に入っている。
これを使って山形や秋田のキャンプ場に泊まりながら北上して月山と鳥海山に登り、6日目に盛岡に着くように計画した。

西浜キャンプ場は海岸の松林にある

高速割引の適用を受けるため日曜日17時出発。
京滋バイパスから名神、北陸、日本海東北自動車道と乗り継いで温海(あつみ)温泉に12時半到着。
温海(あつみ)温泉は開湯1000年以上前という歴史のある温泉、3つある共同浴場の内から下の湯を選ぶ。
普通の家の玄関のようなところをあけるとすぐ脱衣場があり、外来者は協力金200円を料金箱に入れる。
土地の人が3人ほど入っていたがやがて上がって親父一人、ゆっくり長時間運転の疲れを癒した。
温泉街をぶらぶら歩いてみたが雨降りの平日は閑散としたもので食堂もやっていない。
食いそびれた昼食は途中で食べることにして今夜のキャンプサイト羽黒山に向かう。

象潟海水浴場キャンプ場は無料だった

休暇村羽黒に着き、キャンプの申し込みをすると「他にお客さんはいないので1人だけですよ。」と受付の人に気の毒そうに言われた。
親父としてはむしろ静かでありがたい。
フリーサイト(常設の貸しテントサイト、車を横付けできるオートサイト、木造のテントを張るベースが造られている プラットホームサイトなどあるがフリーサイトは最も安い芝生のテントサイト)に申し込む。
雨が降っているのでテント設営はあとにして遅い昼食と2度目の温泉、やまぶし温泉ゆぽかに行ってきた。
戻ってみると強い雨が降っているのにフリーサイトのあたりの草刈りをしている。
こんな雨の中で大変だなと思いながら野外学習棟と名付けられた建物で雨宿りをしながら作業をぼんやり見ていた。

松川キャンプ場は熊が出そうな山中

やがて雨も小降りになったので雨が強く降っても安全そうな場所を選んでテントを張る。
草刈りをしていた人も作業を終えて引き上げていった。
テントに入ってからあれは親父のために伸びていた夏草を急いで刈ってくれたのだと気が付いた。
夏休みも終わった今頃はシーズン過ぎでもうお客さんはあまり来ないのだろう。
わざわざ雨の中、草刈りをしてもらって恐縮です。
ありがとう。

キャンプ場付近でもこんな看板を見かけるが・・・

この後の海水浴場のキャンプ場や山のキャンプ場も西浜キャンプ場で3張りのテントがあった以外、泊まっているのは親父一人で クマなどが出そうなくらい、静かなものだった。
そういえばこちらは熊が多いのか「クマ出没注意」の看板が多かった。
翌日は月山に登り西浜キャンプ場。
翌々日は鳥海山に登り象潟海水浴場キャンプ場。
次の日は八幡平を経由して松川温泉キャンプ場。

最後は豪華にホテルでツインのシングルユース

という具合に山と温泉を巡りながらキャンプをして金曜日10時半に盛岡にたどり着いた。
盛岡ではさすがにテントという訳にはいかないので東日本ホテルに宿泊した。
行きと還りの高速道路での仮眠を加えて7泊の内でホテル泊まりはこの日だけ、リタイヤして時間だけは十分ある親父にふさわしい旅行だった。
学生の頃、東京から単車で九州周遊を企て、鳥取まで行って砂利道で転倒し諦めたがこんな気ままな旅も昔からの夢だ。
次は北海道か九州を目指してみたい。

                 東北1人旅の行程
曜日      やったこと 昼の温泉      宿泊地   夜の温泉     その他
12夕方からひたすら運転 ホテルレガシー(車中泊) 北陸道、日本海東北道
13新潟、山形の海岸ドライブ温海温泉羽黒山キャンプ場やまぶし温泉ゆぽか月山高原ライン
14月山登山 西浜キャンプ場鳥海温泉あぽん西浜鳥海ブルーライン
15鳥海山登山 象潟海水浴場キャンプ場金浦温泉 
16八幡平ドライブ、松尾歴史資料館玉川温泉松川キャンプ場松川温泉八幡平アスピーテライン
17墓参り、プレいとこ会松川温泉東日本ホテル  
18いとこ会、すんでから運転 ホテルレガシー(車中泊) 東北道、中央道
19最後の運転で昼過ぎ帰着    


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