2004.4/18伊勢本街道RUN

昨年は朝5時スタートで伊勢神宮(外宮)着が夕方6時30分で参拝時間内に間に合わず悔しかったので、今年は4時にスタートすることにした。起きた時は蒸し暑いように感じたが、外に出ると寒かったので上ジャージを着て懐中電灯を照らして女寄峠を上る。頂上まで4km
写真は中女寄バス停0:23にて道端に咲いていた菜の花を手に季節感を出しました
女寄峠を過ぎ笠間に入るとキジの鳴き声や鶏の鳴き声が聞こえ始める
赤字はスタートしてからの経過時間
笠間の中間あたりから明るくなり懐中電灯も要らなくなった。腸も動き出し、もよおして適当な場所を探し探して野○ソ。ホットして景色を見ると大和富士(額井岳)がシルエットのように幻想的に浮かびあがっている。スタートしてから1時間が経ってしまっている。榛原駅まで1時間の予定だったが、野○ソのお陰ですっかり遅くなってしまった。
1:02
榛原駅前を通過する時、年配のランナーらしき人と挨拶を交わしてやっと墨坂神社到着。安全祈願して御神水を頂く。
ここ3ヶ月、大神神社の御神水を頂に行っているが、墨坂神社の御神水もよさそう〜.。高井に入るとまた、もよおしてきて野○ソ。高井には琺瑯看板がけっこうあった。1:16
榛原から内牧の開路トンネル(大内峠)までドンドコドンドコ上り坂。トンネル手前で突然白い犬が飛び出してきてビックリしたが、目が優しかったので安心した。朝食にと持ってきたパンを分け分けして一緒に食べた。開路トンネルを抜けると室生村、長い上り坂が終わりしばし下るがまた曽爾村に入る栂坂峠までまた上りが続く。けっこうキツイ〜〜〜
写真は開路トンネルを抜けた所。変なオッサンの看板が・・・
2:45
途中「水」と書いてある所で給水。栂坂峠頂上までくると一安心3:10
2008年3月頃には現在工事中のトンネル(仮称・第二栂坂トンネル)が開通予定である。
犬とパンを分け合ったお陰でお腹がすいてきた。昨年立ち寄った曽爾村の店でパンを買おうと思ったが、まだ開店していなくてガックリ。本街道は曽爾から御杖村へ抜ける鞍取峠を使うが今回は国道を使う。
曽爾と御杖の分岐点30km地点3:30
奈良県の東の端っこ御杖村に入る。朝食にと持って来たパンを野良犬と分けた為お腹が空いてきて国道369号の旧道と新道の分かれ道の店に入るが、パンは無かった。仕方なく袋入りのバームクーヘンを買って店をでる。この街道を「おかげ街道」ともよばれている。そんなにきつくない桜峠へ入る御杖小学校の裏を通って国道に出る御杖村役場36.5Km4:48←道標にしたがって旧道を行く御杖中学校前を過ぎて牛峠へ、すると川の土手でおばちゃんがコゴミ採りをされていたので声をかけた。おばちゃんが「濡れた新聞紙に包んでおけば1日ぐらいもつからあげるよ」と言ってくれたが、気持だけ頂き坂を上る。そんな時、毎年村岡ダブルフルで応援していただいている地元のNさんより応援メールが入ってとっても嬉かった!!一人で走っていると人恋しくなる。そんな時、人との出会い、メールでのふれあいはオアシスである
牛峠を越え御杖村神杖に入る。伊勢本街道の面影いっぱい残っている風情のある道である。小さな峠を越えるあたりに首切り地蔵があり神秘的な雰囲気があるそこを越えるとパーット視界が広がり北東に見える大洞山は優しく優雅に見えるアングルでである。北東方面には倶留尊山がきれいに見える。
田植えの終わった敷津の田圃、最中の田圃を見ながら進む。5:40
まもなく走ると陽気なナツメロが聞こえてきた。さくら祭りと書いた幟旗が連なって丸山公園へと導く。地元の方らしい方々がお酒を酌み交わしながら遅い桜見を楽しんでいられた。ここを過ぎるとゴロゴロ石の下り少々寂しい道です。
5:50
少し降ったところに姫石明神というのがあります。女性の陰部の形をした岩だそうです.下っていくと
←大日如来の碑や六部の碑などがあります。神秘的なそして一人では寂しい林の中の道です。もう美杉村です.
下り道が続きます。5:57
杉平から見える大洞山。敷津から見るのとゴロっと雰囲気が違って見える..
三多気の桜もこの辺だ。6:10
すれ違う人達も伊勢参りだろうと推測されて自然と挨拶をしてくれているようだ。
伊勢奥津。伊勢本街道情緒たっぷりの古い屋号の家が連ねている。6:40
この手前でコースをチョコッと間違え田圃の土手(約10m)を駆け上る。
伊勢本街道の風情いっぱい奥津を過ぎ飼坂峠へ。首切り地蔵を過ぎ坂道を登っていると山菜取りの三組の夫婦連れらしきグループが弁当を広げくつろいでおられ少しお喋りさせてもらって峠を越えるが、今回は時間の都合で山越えを諦めトンネルを利用させてもらう。山越えだと腰折れ地蔵、名水ホトトギスの水
がある。7:00
道の駅美杉近くの道標、「すぐいせ道」反対には「すぐはせ道」と書いてある。行程では中間地点7:25
この頃、小笠・掛川マラソン参加の快足桜・監○さんのGTメールが届いて楽しみが増えた。昼食は道の駅で取る事にした。チャシュウメンを注文して食べているとロードバイクらしいパンツとシャツを着た中年の方に話かけると津から美杉村周辺を楽しんでいるとの事。桜井から伊勢神宮まで走ることを告げると驚いた様子。お互いに「気をつけて」と挨拶して先に出発。
道の駅美杉をスタートすると次の楽しみは「うぐいすの水」。美杉村には「オフロードランド美杉」というバイクのコースがある。今回もたくさんのオートバイの爆音が聞こえてくる、その近くにこんこんと湧き出るうぐいすの水があるはずだったが・・・・ガックリ。水滴がポタ〜ポタと落ちている程度で潤すこともできず仕方なく水溜りの水で喉を湿らせた。7:55
伊勢本街道の最後の難所、櫃坂峠(ひつさかとうげ)へ向う。小笠・掛川参加のKAZUさんのGTメールも入ってくる。掲示板に監○さん、KAZUさんの途中経過を掲示板へ転送。気温はどんどん上がってきて川の水で顔を洗う、とっても気持良い!!
局ヶ岳への登山道入り口。まだ八重桜が楽しめる。峠を越えれば飯南町に入る。8:26
櫃坂峠の下り。国道にもかかわらずこの道は大型車通行禁止となっています。
本街道は山道に入りますが、国道を下りました。それでも薄暗いさみしい道です。携帯も圏外表示になり監○さん、KAZUさんのGTメールが気になります。
9:00
5キロ下って自販機のコーラで喉を潤す。もう厳しい峠はありません。柿野神社手前で谷からの引き水で頭を冷やしていると向かいの家のおっちゃんが「この水使え井戸水や〜」と、ワー冷て〜〜美味しい!最高のご馳走でした。
柿野神社の春祭りが行なわれていた。昨年は8時間ぐらいで到着したんだけど今年は9:50(午後1時50分)ここで67K地点あと35K。伊勢神宮の参拝時間内の到着は無理だとも頑張ればなんとかなるかもと頭をよぎる。
ここから伊勢神宮までほぼ平坦な道となる
不動10:37
夫婦の滝の水は道向かいの櫛田川にそそぐ。ここでコーラのペットボトルに水を補給して暑い舗装道路をはしる。櫃坂峠では林の中で涼しかっただけによけいに暑さがこたえる。
パソコンに入るメールを携帯に転送設定してあるため関係の無いメールも入ってきて削除削除に歩きが入ってしまう。
櫛田川沿いに仏足跡碑がある。昔、草鞋を奉納して旅の安全を祈願したそうな・・・・中央下に草鞋がぶら下がっています。

11:46
伊勢本街道でも最大級(5.5m)の四疋田の大常夜灯は目をひいた。
帰路についている小笠・掛川マラソン参加のKAZUさんより携帯に電話あり、かなり暑い大会になったようでKAZUさんリタイヤ、快足桜・監○さん3時間02分でゴール。やはりこの時期にしての夏日は体力の消耗も激しい。

村岡のNさんよりメールが入った!サッカーの練習試合で息子さんが最年少ながらゴールを決めた!!っと。よお〜〜〜っしキロヨンもがんばるぞ!!
12:14
少しづつ街らしくなってきました。このあたりの中高学生は礼儀正しく感じた。すれちがうたび「こんにちは!」と挨拶してくれる。気持が良くなってランラン気分。だから伊勢本街道が好きなんだよなあ〜〜。伊勢本街道独特の風習、習慣のようなものが昔から引き継がれているように感じる。

相可高校前にムクの大樹に藤のツルが巻きついています。傍らに西行法師が伊勢参りの道中、歌ったとされる歌碑が建っています
12:18
池上に入って陽も落ちてきてだんだん疲労が溜まってきたときレンゲ畑が目に入った。
レンゲ畑で大の字になってみた。このまま寝たいなあと一瞬思ってしまった。
後方の踏み切りはJR参宮線
12:59(午後5時)どんなに頑張っても参拝時間の6時には到底間に合わない
昨年のことを思い出す。同じ場所に来ると昨年はこんなこと考えながら走っていたなあ〜とかこの交差点で犬と散歩していた女の子に道を尋ねたなあとか色々と浮かびあがってくる。
薄暗い雑木林の中をもくもくと走りぬけると玉城町の「右松坂道、左はせ道」と書かれた道標。ここまでくれば後10kmほどで伊勢神宮(外宮)
13:51
すっかり日が暮れて度会橋に到着!!残り3kmほどでゴール。頑張ったというよりも予定時間を大幅にオーバーしてしまった反省ばかり。
写真の表情は手話で「マイッタ!マイッタ!」(兜を脱ぐの意味)です。
14:37
今年も残念ながら参拝時間(18:00)を大幅にオーバー。でも良い想い出作りができた15時間でした。伊勢市駅近くの銭湯(おかげ湯)に入って疲れを癒し生ビールで乾杯!。コンビニで弁当と本物の缶ビールを買って20時38分の急行で帰路につく。次回は朝3時にスタートして参拝時間に間に会う夢を見ながら・・・・・・。
15:01(19:01)
       

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