学童キャンプ一日目 
 7月の最終土曜日。1号はじめてのキャンプです。1号の通っている学童の夏の恒例行事です。1年生は保護者同伴が原則、なのでパパが参加の予定が結局家族全員参加になってしまいました。
キャンプ当日は朝から用意に気が気でないふたり。
 「ままーきがえいれた?」「ままかいちゅうでんとうは?」「ままーおちゃいれておちゃー」おまけに「ままーはやくいかんなおくれるでー」
 集合は12時やというのに気が早いのです。
 結局、洗濯、掃除、片付け、そして用意が終わるまでがんばって待って、11時半から早めのお昼ごはん。おそうめんをつるつるっと食べたら、もうリュックを背負っている子供達。

 学童に行ったら、もうほとんどの家族が集合。 みんなで先生の話しを聞いて、さあ出発だ!

 今回のキャンプ場は大阪府民の森くろんど園地。うちのクルマにはお友達親子を乗せてキャンプ場に向かいます。途中は山道、農道、くねくねと曲がる細い道に運転する私は「きゃーー」「怖いーー」とどきどき。キャンプ場入り口のヘアピンカーブを何とかこなしてやっと駐車場まで入ったら、そこからは徒歩15分のサイトまで歩く。いやはややっとサイトに到着したときは本当に疲れました。
 サイトについて、まず荷物を置いて班での活動です。1号の班は4年のあきひろくん、2年のけんせいくん、そして1号。なぜか2号も同じメンバーのつもりで並んでたりして。

荷物をおいて、点呼のあと、子供達はアスレチックに行くことに。私は料理の用意(食器を借りたり、食材をわけたり)の手伝いに残ってくださいと言われて軽い返事。ぱぱと1号と2号、それにお兄ちゃんたちもたくさんいるから大丈夫やろうと見送ったところが、後で聞いてみるとなんと片道45分の山道なんだとか。それは結構つらいかも。2号残しておけばよかったなあ。
 結局2時間ほどたって帰ってきたとき、やっぱり2号はパパの肩でぐっすり。パパはふらふら。お疲れさま。
 その間に残っていた私たちは、でっかい寸胴鍋の入った食器セットを借りに行き(これが結構重いんだ)、使う食器や調理器具を洗ったり、食材を人数の鍋毎に分けたり。でも早くに終わってしまって、おしゃべりの時間をいただきました。

 子供たちが帰ってきて食事の用意。せっかくなので手伝わせてあげたいけど、じゃがいもの皮むきやにんじんはちょっと固いのでやめておこう。じゃがいも切るのやたまねぎの皮をむいたり切ったりするくらいならできるよね。お米洗うのくらいもできるかな。自然と母親達が集まって、そういう決め事。父親たちはやっぱりかまどの廻りに集まって、火を熾す準備が始まった。こういう自然な分担ができるところはいいなあ。
食事はキャンプの定番、カレーです。大きな寸胴鍋3つに甘口、中辛、辛口とわけて作ることに決まったので、子供達も「おれ辛口いけるでー」「わたし甘口ー」「甘口の人、だれー」なんていいながら、わいわい。「ぼくにも切らしてー」「わたしもできる!」「わたしもー」と手伝ってくれるのを、「はい、切りたい人!そこに一列に並んで待ちなさい!一人一つしたら次の子に替わってあげるねんで!そのかわりやりたかったらなんべん並んでもいいから!」と整理したり。みんなでやるお料理とかってホントなんて楽しいんだろ。
 奮闘の結果、できあがったカレー。しかし!水を入れすぎたのか、いつまでたってもしゃばしゃばのまんま。パパさん達ががんばった飯ごうのごはんはもうできあがってるし、もうこのままでいいかって食事にすることにしました。こちらも同じくお皿を持って並んだ子供たち。「好きな鍋のとこに行って、入れてもらいなさーい」というと、がやがやと甘口、中辛、辛口に並んでおとなしく食べ始め。一瞬の静けさがキャンプサイトに広がった。と思った瞬間。「もう食べたでーー。おかわりー」。あはは。楽しい夕べです。

 食事の後は、片づけを手伝って、テントの中の用意。自分たちでシュラフやマットを取りに行き、セッティング。その後、キャンプファイヤーが始まるまで自由時間。ほんの少しの時間でも外で走り回る子供達に、ちっちゃな2号もいっしょに行ってます。どうかなと思っていたけど、思ったより面倒見のいいお兄ちゃんやお姉ちゃん達に安心する私。
 その間母親達は残ったごはんをおにぎりに。途中、これじゃごはんが足りないと言われあわてて追加で炊いた分がきっちり残っていました・・・。せっかくなので梅干しいれて海苔巻いておにぎり。夜食になるかな。それとも明日食べられるかな。
 キャンプファイヤーは木が燃え尽きてしまいかけて倒れたり、暗くて寒くてみんな笑っちゃったり、クイズの答えがなかなかわかんなかったり、楽しくってずっと笑ってた。お隣の団体は保護者がカセットを持ってきて、歌の歌詞を書いたカードを高く持ち上げて、歌ってたけど、自分たちで作ったしおりを見て歌ってた私たちだってなかなかのもんだったと思う。何よりも運営を子供達にまかせたことで、うまくいったりいかなかったりしたことを学んでいってくれたらなあと思う。
 その後のきもだめしはもう、寒くてどうしようもなかった。1号は最初けっこうびびってたけど、何しろ4年生と2年生といっしょ。心強いし、何より他の子の前ではかっこわるいとこ見せられないと奮起したもよう。「わっはっっはーー」と笑いながら走って帰ってきた。きっと私がそばにいたらしがみついて離れへんかったやろうなあ。これが成長ってもんなのかな。
 きもだめしも終わって真っ暗な夜の闇。でもテントの中からは子供達のくすくす笑う声や騒ぎ声がいつまでも聞こえていた。私は2号と保育園のお友達親子(お姉ちゃんがいる)ともう一人のちびっこテントでおやすみ。夜中の父母会交流には三人とも起きられず、不参加。残念・・・。
キャンプサイト前に集まった子供達。
ビニールプールに水とみんなが持ってきた氷を入れて飲み物を冷やす
でっかい鍋!これで作るの!
飯ごうでごはん炊くなんて初めてよ!ちゃんとできるのかなあ。
カレーもぐつぐつと煮えています。
できあがったカレーを食べる二人。外で食べるとおいしいね。
キャンプファイヤー。今から火をつけまーす。
ただいまクイズ出題中。




学童キャンプ2日目 
  翌朝。6時起床、ラジオ体操の予定との事。5時半頃に目覚めてしまった私はごそごそと起き出して身支度。朝の空気は夜にもましてひんやりと澄み切っています。
 見ると、テーブルには父母会の懇親会で飲み散らかした後。
 6時20分頃からだんだんと起きてくる人が増えてきて、またまたおしゃべり。子供達は眠そうな目をこすってテントから出てきてる。 大人の方が遅いんちゃうん。ぷぷ。ラジオ体操の歌が響きわたって ようやく起き出して来た父親達です。
身体を伸ばして、第二体操までやった私たち。みんなうろ覚えだけどさすが、先生はきっちりと体操してました。
体操の後、またかまどに火を熾してカレーを温める。あまりに寒いからみんなも自然と集まってきたりして。朝食はホットドック。鉄板でウィンナーを焼いて、パンにはさんで食べるのもみんな並んで自分で。
 母親達が食器や調理器具の後かたづけ、父親達がかまどや荷物の片づけをしている間、子供達は再び自由時間。段ボールの箱をつぶして、坂道をすべりおりたり、おにごっこ、かくれんぼ、単純な遊びばかりやけど、本当にいきいきした表情。2号もみんなに構ってもらいながらも一生懸命ついていってるし、ホントに来てよかった。
私たちは片づけの後、またおしゃべり。夏休みの事、学童のこと、他の学校や学童のこと、仕事の事。
 片づけが終わり、自由時間もおしまい。いよいよ解散。学童まで車で行ってそこで荷物を降ろして分かれることに。途中の車の中でもう子供達はぐっすり。家に帰るまで目覚めないほどでした。

 1号と2号にとって初めてのキャンプ。行く前はどうしよう・・なんて思ってたけど、行ってよかった。本当に思います。子供達も自然の中、楽しく遊んだし、集団生活にも少しづつなれてきてるみたい。私も慣れない中での行動が上手じゃない方だけど、気の合う仲間に出会えたって感じ。とても楽しかった。
きっとこれから数年は共に育っていく子供と私たち。いい出会いにめぐりあえただけでも、参加した意義はあったじゃないの。そう思える夏の日でした。
朝靄のなかのテント。中ではまだ子供達がシーン・・・。
前日洗って置いてあった食器かごに張り付いて羽化しているセミ。
帰り道の森の中。涼しくってすがすがしい!



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