2005年7月15日(金) 晴れ 31℃! 

海の日をはさんだ三連休。避暑に、川遊びに、温泉にと吉野は洞川温泉に一泊で出かけることにした。たいていいつも泊まるのはホテルが多いんだけど、今回は温泉街の古い純和風旅館。おまけに部屋には露天風呂がついていて、別に貸切露天風呂まであるんだとか。とっても楽しみな私。
1号と2号はとにかく川で遊ぶこと。らしく、前日にはおやつも150円ずつ買い、リュックに着替えも入れて準備完了整っていたのだった。早すぎる。
 当日は朝早くに起きてリュックを背負ってゴーグルをつけてやる気満々の二人。私は朝食の後、「早く早く」と急かされながら大急ぎでおにぎり、お弁当の用意。荷物の用意。
 出発は10時前。約3時間の道のりと思っていたら4時間以上かかってしまった。すれ違いの難しい狭い道で観光バスとクルマが立ち往生。もめていたんだそう。いつも10分程で通り過ぎるその場所で40分以上足止めされてしまう
 到着したのはもう2時。以前行ったキャンプ場の近くの川原にクルマを泊めてまずはお弁当。それから水着に着替えていざ川へ。そしたらあんなに必死で用意していたのに、2号水着を忘れたんだとか。いろいろ入れたり出したりしてるうちにふと入れ忘れたんやろう。保育園時代(って去年やん^^;)みたいにパンツで入るのはイヤで、でも絶対入りたくてわんわん泣いていじけてすねてしまう。結局念のために持ってきていた私のビキニのパンツか、パパのを着ると言う事で、パパのを選んで落ち着く。はあ。
 暑いけど、今日は日差しが弱く30分もすると「さむいー」と言い出した。ので、旅館に行くことにした。
 泊まったのは行者の宿角甚。黒光りする廊下、広い縁側、たたみのにおい。今回の宿は実に日本的情緒たっぷりの旅館。部屋には確かに露天風呂、広くてきれにみがかれた部屋、本当に気持ちのいい空間だ。宿の人もみんなとても親切で気さく。予約の際には子供の食事や布団、宿泊料金の事もいろいろと教えてくれて、いろんなことに気持ちよく応えてくれたし、対応もしてくれて結構良さそう。この一泊旅行、川遊びもお天気も良かったけど、大満足して帰って来れたのは、何より宿のポイントが高かったかも。ぜひまた行こう。
 部屋に入ってひとしきり遊んだ後は、旅館街をぶらぶら散歩。1時間ゆっくり川のマスを眺めたり、お豆腐やさんに寄ったりして帰ってきて、お風呂に入る。部屋のお風呂へはパパと子供たちで入ってもらい、私は貸切の露天風呂へ。陶器の大きな湯船は私が入って手足を伸ばしても余裕がある。うわあ、たまらんなあ。
 夕方、まだ明るい時間から和室で夕食。予約の時にも言われていた通り、品数も量もたっぷりで、1号と2号は半分こにしても余る程。お腹いっぱいでおいしいお食事だった。夜は、TVをみたりごろごろ遊んだり、1号と2号はパパと射的に行ったり楽しい時間を過ごす。私はソファで一人ガイドマップを見たり(夜中に一人でこっそり部屋風呂に浸かったり。ヒノキの香りと涼しい夜風が気持ちよかったあ)。
 ゆったりと涼しい夜が明けて朝、朝食の前に1号と2号をつれて露天風呂に行く。だるーい身体とアタマがしゃきっとするね。昨日の和室でたっぷりの食事をいただいた後、部屋に帰ってコーヒーとほっと一息。少し落ち着いたら、早速川に行きたい二人。今日は快晴だもの、無理もない。ということで、9時過ぎには歩いて出発することになった。私と3号は部屋でもう少し過ごす。けど、9時半ごろには3号が寝てしまった。チェックアウトをして荷物を降ろしたけど、「寝てるんならまだまだいいですよ」と11時過ぎまで寝かせてもらった。ホント、とっても助かった。起きてからは、縁側でコーヒー、3号にはヤクルトを走って買ってきて飲ませてくれたし。
1号、2号、3号の三人を連れて出かけると、やっぱり二人との行動や生活の差が結構あって、どちらかに負担をかけてしまう。今回のように柔軟に対応してくれると、お互いのペースでやりたいことができてとてもやりやすい。
 それから昨日の川に行ってみんなと合流。私もひざまでつかり、3号も足だけ立たせたり、二人はサカナやカニやおたまじゃくしをとるのに必死だし、冷たい水に大喜びで興奮状態の子供たちだ。約1時間(三人は3時間)、たっぷり遊んで沢登りの真似事までしてようやく川から上がる。日差しが強いので、身体はあっという間に乾いていく。すがすがしい風の中、こどもたちの笑顔が最高。
 名水百選にも選ばれているごろごろ水(正確には日本名水百選にて、奈良洞川湧水群として選ばれているのだけど。)を汲み、お昼を食べて帰途に着く。帰り道は3時間のクルマの旅。パパも運転お疲れ様。明日からはいつもの生活。私は片付けや洗濯物が恐ろしい。
 そして、今回の旅の収穫。おいしい水。名水豆腐。涼しい夜。満面の笑み。お腹いっぱいの食事。そして少しだけの休憩。いつも急いでいる私には、これが一番の栄養だ。



2号が「おたまじゃくしつかまえた」と言うので見てみたら
これってサンショウウオじゃない?
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