妊娠発覚

十月十日の妊娠生活を振り返ってみると、長かったのか短かったのか、今でもよくわかりません。十月十日とはいっても、今は週数で40週と数えるし、実際に妊娠が判明するには最終月経日から4週くらいかかるから、ほんとのとこは9ヶ月弱といっていいと思うし。
たったそれだけの間で、親になるなんて、ちゃんと赤ちゃんが出来上がっていくなんて、すごく感動的な出来事やって思うし、生命の神秘だと思います。

□■ 何だか体調が悪い?

妊娠に気づいたのは、1996年のG.Wの頃、出産からちょうど8ヶ月前。

その年のG.Wは、前半に会社の先輩、同期の結婚式の二次会が入っていて、休みの合間には3日間、通常勤務の日が入ったので、めずらしく実家に帰らなかったのでした。
「なんか、眠たいなあ」「気分悪いな」と思いはじめたのは、G.Wの終わる頃でした。だって、二次会には、気分悪い様子もなく普通に行ってたから。それでも、本当は、今回は遅れてるなあ、もしかしてできたかな、なんて冗談みたいに一人で思ってました。

□■妊娠検査薬

G.W.が終わって出勤しはじめて、どうも調子が悪い、と会社を休んだのが3日たった水曜日。こっそり、ひとりで妊娠検査薬で確かめたのはその日でした。値段は千円か千五百円くらい。薬局で「妊娠検査薬ください」って言ったときは、後ろめたいというか、恥ずかしいというか、ちゃんと結婚してるよっていうのがわかるように、意識して左手(の薬指)を出してたりして、お金を払いました。そんなこときっと相手は気にしてなかったんやろうけど、、、。帰ってきて試してみたら、きっちり妊娠反応がでて、やっぱり結構あせってしまいました。

大阪に帰るまでは赤ちゃんはまだいい、って思ってたし、大阪に帰るにはまだ2、3年かかるみたいやったから、ぱぱが帰ってくるまで、どうしようって考え込んでしまいました。自分たちが親になるってこととか、仕事のこととか、これからのこと。

□■赤ちゃんが出来たよ

ぱぱが帰ってきて、「お父さんになるかも」って話したら、なんだか不思議な顔をしました。なんとなく、予想してたらしくてせっかくおどろかせようと思ったのに、ちょっと残念でした。

それから、きちんと診てもらってはっきりさせようということで、病院に連れていってもらいました。予定日はまだはっきりわかんなくて、「年末か来年の年始かなあ、2週間後、もう一度来てください」との事。予定日も決まらない、今、何ヶ月かを聞いても2ヶ月はじめくらい、なんかはっきりせーへん先生やなと思ったけど、それは仕方なかったのでしょう。2週間後に、予定日が決定しました。96年12月31日。本当に、これでいよいよお母さんか、と感慨深かったです。


□この頃の超音波写真

□はじめて病院に行った日

96年5月9日
□2回目の病院。
だるまみたいな頭と胴体のかたちがわかる。
先生が絵を描いて説明してくれました。

96年5月24日

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