病院選び
  □■病院で。

 東京での病院は電話帳で調べた“池下レディースクリニック”というところを選びました。
割と近かったのと、名前にカタカナがはいってたら新しいやろうと思ったからで、その選択はまあまあ正しかったみたいです。
 待合室は花柄の壁紙で、BGMにオルゴールの音楽がかかってて、男の人は入るのためらうような、ちょっと恥ずかしい、かわいらしい雰囲気の病院でした。
 

 池下クリニックで最初の診察の時、超音波で撮った赤ちゃんの写真をもらいました。
この超音波写真は出産までに結局12枚たまったけど、だんだんおおきくなっていくのを、ちゃんと目で見れるなんて、やっぱりすごくうれしかったです。だから今でも、この写真たちは宝物。
 後半は結構大きくなってきて、こわい写真もあったけどね。


  はじめての写真は、何がなんだかさっぱり???のもので、正直、これが赤ちゃんで、とか説明されてもなあと思ってしまいました。
黒いざわざわした円錐系の中に真っ黒の空洞みたいのがあって(それが子宮だそうです)、そのなかにまだ、たった6週の赤ちゃんのたまごみたいなかたまりが見えるだけ(そのかたまりは実は赤ちゃんの栄養分の方で赤ちゃんのたまごはそのさらに小さなでっぱりみたいなやつらしい)。
 でも、自分の身体はそのたった2cmほどのたまごにちゃんと反応してて、これから育てていくんやって再認識させられました、毎回。


  2週間後にまた来なさい、と言われて5月の最終週に行ったときの写真は感動しました。ちっちゃなだるまみたいやけど、頭と胴体がちゃんとわかれてて、短ーい足もあって。

 これがおっきくなっていくんやぁって、赤ちゃんのかたちに少しづつ近づいていくんやって、すごく愛おしい気持ちで見ることができるようになりました。

□■実は有名な病院?!


 最初の病院は電話帳でなんとなく選んでしまったけど、実は結構有名な病院やったみたいです。 毎回先生が違ったから、なんとなく不安な感じで、実際、院長先生をはじめて見たのは、9月のはじめ、江戸川区で実施してる母親教室の「妊娠について」という講義で、でした。
 その時に「僕は出版社の女性と会うときに、、、」というような話をしてたから、「はぁ?」って思ってたけど、本屋さんで本当に池下先生の書いた本が結構あるのを見て、そうやったんかと納得しました。
 TVの取材とかもあったみたいです。色が人に与える影響っていう特集で、部屋のインテリアを全部ピンクにしてるのは妊婦さんにリラックスと安心感を与えるためとかいう内容でした。


 それから奥さんの池下育子さんという人が化粧品とか出してるって病院で宣伝してたけど、それも本物で、実際、後期に読んだ本はこの奥さん(池下育子さん)が書いてるのが多かったです。
妊娠、育児関係だけじゃなくて、女の人の病気とか身体のこと全般で、ダイエットの記事とか、ストレス、関係の記事にもよく出てました。

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