引越し
□■大阪転勤!

 秋も深まってきた10月27日、4年半過ごした東京を離れることになりました。妊娠が判ってから希望を出してたぱぱの転勤が決まったのです。

 その頃、お腹の赤ちゃんはもう8ヶ月。私1人でも、里帰り出産のために11月には大阪に帰るつもりで、産休と有休消化の日程をたてていたら降ってわいたように持ち上がった転勤でした。それも9月末急に「来月から、来れるなら今すぐとにかく身体だけでも」と依頼があり、間際は大阪と東京を行ったり来たりになる位でした。

 すむところを決めたのは10月10日の連休を利用して実家に帰ったときでした。実家の近くにいいマンションがあると言われて見に行き、2人とも気に入って決めた物件です。そこからはとにかく引越しの準備に毎日頭を抱えることになりました。ぱぱは東京と大阪の仕事のやりくりをするために行ったり来たりでほとんど家にいないし、お腹の大きい私も最後に担当した仕事の引継ぎで出たままだったし、準備といっても大きいものは1人でできないので大変でした。しかも引越しの前日、なってえとさーほが東京に遊びに来ると連絡が入り、片づけどころではなくなったのでした。

□■お引越し

 引越しの前日は一応手伝ってくれたなってーとさーほ、ぱぱ、私の4人で雑魚寝になりました。東京で最後の夜。楽しい夜でよかったね。
当日、朝9時の予定のトラックが8時には家の前へ。仕方なく40分過ぎに入ってもらいましたが、そこからは戦争のような、怒涛のごとくってこういうことやねんなあと思いました。

 東京を発ったのはお昼過ぎでした。途中で来てくれた高山くんも加わって、何にもなくなった部屋でちょっと感慨にふけったのです。なってえ、さーほ、高山くんと別れて車に乗り込んで、東京での生活にバイバイです。

 奈良へは、そのまま車で帰りました。心配する人もいたけど、はじめての体験。8時間あまりをのんびり休憩しながらだったので、楽しくて全然心配ない長距離ドライブでした。

□里帰り出産について

 一番からだのしんどい出産1・2ヶ月前から産後の1か月くらいを実家で過ごすために、実家に帰って出産をする、里帰り出産と言います。
私もその予定で、東京では分娩予約をしませんでした。
出産時にはベッドの数や先生の立会いの問題から、予約をしておく必要があります。
 実家の方では、夏の間に分娩予約の電話と検診をすませておきました。(そしてそのときに性別をばらされた・・)
通常は、普段通っている病院で「里帰り出産をします」と申告します。ほとんどは母子手帳で状態を確認するそうですが、それ以外に”申し送り事項”がある場合には書いてもらわなければいけないのです。

 検査をした場合、その検査内容もきちんと知らせる必要があります。病院によって違うのか、行政区によって違うのか、わたしの場合は、検査項目が少なかったらしく、検査のやりなおしになってしまいました。

□この頃のオナカ
30週。
池下レディースクリニック最後の日。
貧血気味との事で鉄剤をもらう。

96年10月22日

 

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