- □■痛みが増してきて・・・
だんだん間隔が短くなってきて、3時すぎには7、8分間隔で、痛みも結構増してきました。でも、陣痛がきてないときは、普通にしゃべれるくらいでした。
4時前に破水。最初は出血したのかなと思って、ナースコールしたら、看護婦さんに「破水してるよ」とびっくりされてしまいました。破水って“おしっこと間違えることがある”とか“ちょっとにおってみて生臭い感じがしたら破水”とかって雑誌で読んでたので、もっと少ないちょろちょろってした感じかと思ってたら、じゃばー、どろどろって生理の出血に似ててびっくりしました。看護婦さんには、「ちょっと色が悪くなってる」と言われて心配しましたが、やっぱりなかなか出てこないからだったのかな。
その後、4時すぎに、車椅子で1階外来に診察してもらいに行ったときで、子宮口は5cm、あと4、5時間はかかるなあと先生に言われました。
- 診察のあと、ずんずん陣痛がきつくなって、間隔も短くなって、5時前に食事を持ってきてくれた時は、もうそれどころじゃないって状態でした。看護婦さんが「ご主人のぶんももってきたけど、それどころじゃないね。終わったらでいいよね」と言ってくれて、そうか、晩御飯食べるときはもう生まれてるのかなって出産も大詰めとつらいけどうれしくなりました。
- 陣痛の波が来てる間は、ぱぱが腰をさすってくれて、ひっひっふーを一緒にしてくれて、なにかにつかまってるか、にぎりしめてるかじゃないと耐えられないつらさでした。6時前にいきみがずんずんきて、もう我慢できないよーとナースコールしたら助産婦さんが様子を見に来てくれました。そしたら思いのほかすすんでて、すぐに分娩室に入りなさい、と助産婦さんに連れて行かれました。ぱぱは後ろから支えてそのまま分娩室に来てくれました。
□■念願の分娩室へ
分娩室に入って分娩台にのると、安心してしまって、なんだか急にリラックスしました。ぱぱが手術服を着るのに手間取ってて、前後ろ逆に着てたのを「違う違う」という余裕さえ出てきました。もういきんでもいいんやあって思うと、ほんとにほっとしました(といっても、いきみたいのを我慢したのはほんの10分ほどやってんけど)。
いきむのは結構むずかしくて、最初は声が出てうまくできなくて、頭に血がのぼって苦しかったです。ラマーズ法は母親教室で勉強してたつもりやったけど、練習でも「生まれちゃうからいきむのはだめよ」といわれてたからいまいちどうするのかはわかんないまんまでした。“うんちをうぅーんと出す感覚で”とかいうけど、大体普段から便秘になることもないからどうもつかめなかったけど、「声を出さずに、おしりの下にむけて、力をこめて」と助産婦さんがリードしてくれて、ふっとうまくできるようになって、なんとなくこんなもんかなという感じで少しずつ進んでいたようです。
分娩室では、年配の助産婦さんと若い看護婦さんがいてくれて、点滴したりモニター付けたりしてくれてました。助産婦さんがいきみのリードをしてくれたり、足のほうにいて準備をしてくれました。若い方の看護婦さんはけっこう出たり入ったり、時々頭の方にいて(ぱぱの横で)一緒に呼吸法してくれたり、点滴の様子をみたりしていました。詰め所のかかりが少ない時間だったのか、下の外来が忙しかったのか、結局ほとんどは助産婦さんがいただけで、なんかさみしかったです。その助産婦さんも「しっかりいきんでてね」とか言い残して時々詰め所の方に消えることがあって、ぱぱと「今出てきたらどうすんねん」と顔を見合わせてたりしました。
- いきむこと1時間あまり。助産婦さんが「どんどん下がってきたよ」「もう見えてるよ」「もう頭見えてるよ」といろいろ言ってくれてたのですが、自分では全然わからなくて「まだですか」「あとどれくらいですか」となんべんも聞いてしまいました。
|