紅茶の種類 

 紅茶にはさまざまな種類があります。茶葉、産地、飲み方、さまざまな観点から分けられています。
ここでは、茶葉の種類で代表的なものを挙げてみました。

飲み方については、”それが向いている”という程度で、個人によって好みが分かれるところです。いろんな種類をたくさん飲んで、自分にとって一番おいしいと思えるものを見つけるといいと思います。

◆◇ダージリン

□産地:北インド
□飲み方:ストレート
□特徴:「世界三大銘茶」の一つで、香り高いその味を「紅茶のシャンパン」と称する。
ファーストフラッシュ(新茶)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)と分けられていて、なかでもセカンドフラッシュはこくのある最高級のマスカットフレーバーが味わえるものもあるという。
◆◇アッサム

□産地:北インド
□飲み方:ストレート・ミルクティ
□特徴:タンニンが強く、芳醇な味わい
◆◇ニルギリ

□産地:南インド
□飲み方:ミルクティ
□特徴:あっさりとしたフレッシュな味
◆◇ウヴァ

□産地:セイロン島(スリランカ)
□飲み方:ストレート・ミルクティ
□特徴:渋みのある香り高い味。セイロン島の高地(1300m以上)で生産されたもののなかでも最高級(ハイグロウンティ)。「世界三大銘茶」の一つ。
◆◇ディンブラ

□産地:セイロン島(スリランカ)
□飲み方:アイスティ向き
□特徴:あっさりとして飲みやすい
◆◇ヌワラエリラ

□産地:セイロン島(スリランカ)
□飲み方:ストレート
□特徴:
◆◇キームン

□産地:中国
□飲み方:ストレート・ミルクティ
□特徴:蘭のようなスモーキーな香りで「中国茶のブルゴーニュ酒」とよばれることも。
「世界三大銘茶」の一つ。
◆◇ラプサンスーチョン

□産地:中国福建省
□飲み方:
□特徴:松のようなスモーキーな香り。(「正露丸の香りのお茶」とよく言われる(笑))
◆◇ケニア

□産地:ケニア
□飲み方:ストレート・ミルクティ・アイスティ
□特徴:渋みがなく、甘味のある味
◆◇アールグレイ

□産地:中国・セイロン島ほか
□飲み方:ストレート・アイスティ
□特徴:中国産、セイロン産の紅茶にベルガモット(柑橘系)の香りをつけたもっとも有名なフレーバーティ。グレイ侯爵(アール)の名にちなんでつけられた。
◆◇その他

□アップルティ:茶葉にりんごの香りをつけたもの。フォションのものが有名?
□ローズティ:バラの香りをつけたもの。




 茶葉の等級 


茶葉には等級が決められています。
これは葉の形状をあらわすもので、それがそのまま紅茶のグレードにつながるわけではありません。
◆◇フルリーフ

□FOP(FloweryOrangePekoe:フラワリーオレンジペコ)
 茎の最上部の新芽をTip(チップ)といい、それらが多く含まれるものを言う。
【TGFOP(TippieGoldenFloweryOrangePekoe):金色の葉をした新芽、ゴールデンチップを多く含むグレード。FGTFOP(FinestTippieGoldenFloweryOrangePekoe):さらにゴールデンチップを多く含む上級のもの】
□OP(OrangePekoe)
 FOPの下の葉。チップの次に新しい芽(葉)を言う。
□P(Pekoe)
 OPのさらに下の葉。
□S(Souchong:スーチョン)
 Pのさらに下の葉。
◆◇ブロークン

□FBOP(FloweryBrokenOrangePekoe)
 FOPを細かくカットしたもの
◆◇ファニングス

□F(:ファニングス)

□D(Dust)
 ティバッグなどに使われる最小のグレード(最低ではない)。


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