紅茶の淹れ方 

 紅茶を淹れるのには、「ゴールデンルール」と呼ばれるルールがあります。
全てがこれに当てはまるとは思いません。それぞれの人にとって、おいしい茶葉の量、蒸らし時間があると思います。
 今回は基本となるルールを挙げてありますが、何度もいれて、自分にとって一番おいしいルールを見つけてください。



 ストレートティ 

 1.水道から汲みたての水を沸かす。

 2.ティポット、ティカップはあらかじめお湯を入れて温めておく。

 3.湯を捨てたポットに茶葉を入れる。ティーメジャーで量を量っていれる。
(フルリーフはスプーン山盛り、BOPタイプはすりきりで、人数分を量る。
”One for me, One for Pot”と言われます。”一杯は私のために。もう一杯をポットのために”と人数よりも一杯多く茶葉を入れるというものです。ただし、濃さが気に入らない場合は、それぞれで調整するのがいいのではないでしょうか)

 4.ポットにお湯を注ぐ。
(お湯は、沸騰させること。でも沸騰させすぎないこと。沸騰したてのものを注ぐこと。水は汲みたてのものであること。汲みたてじゃない水、二度沸かしたお湯はジャンピングに必要だと言われる酸素が少ないため。)

 5.ポットにふたをして蒸らす。リーフが開き、おいしさが抽出される。

 蒸らし時間の目安
フルリーフ 3〜4分 茶葉の種類によっては異なる。
例)ダージリン 5〜6分 など
BOP 2〜3分

 6.茶こしを使ってお湯を捨てたカップに注ぐ。注ぐ前に軽くポットを揺らして紅茶を混ぜる。

◆◇ミルクティ
 基本的な淹れ方はストレートと同じ。ミルクティの場合は蒸らし時間を少し長くするとよい。


◆◇アイスティ
 基本的な淹れ方はストレートと同じ。お湯の量をストレートの半分にして、入れてから同じ量の水を入れて冷やす。



 ジャンピング 

 紅茶を淹れる「ゴールデンルール」の重要なキーワードにジャンピングがあります。紅茶のおいしさ、味、香り、色を引き出す秘訣です。

 ポットにリーフを入れ、お湯を注いだあと、リーフがお湯の中を踊ります。リーフは一旦底まで沈んでから、今度は熱の対流によって浮かんできます。こうして、茶葉がポットの中を上下して動くことをジャンピングといいます。

 ジャンピングをしっかりおこさせるには、
●お湯の対流が起こりやすい丸いポットがよい
●お湯を勢いよく注ぐ
●酸素のたっぷり入ったお湯を使う(汲みたて・沸騰させる・沸騰させすぎない・沸かしたてを使う。など)
といったところがポイントになります。



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