自分と同じ過酷な労働を求める創業者。でもね…
よく、一代で事業立ち上げて、大きくした創業者が
「自分はもっと働いた、これ位働いて当たり前だ。」と雇っている人に過酷な労働を課しているの聞きますね。世間ではそういう会社に「ブラック企業」というレッテルを貼ることがあります。確かにその創業者は言われる様に働かれて事業を成功させられたのでしょう。でも、創業者と雇われて働いている人では立場が大きく違うのです。
創業者は自分の意思で行動することができます
苦しくても「もう少し頑張れば成功できる」と続けることも、「もうこれ以上はできない。少し休みを入れよう。」と考えることも自由です。
ところが雇われている人は自分の意思を入れる事ができません。体を壊すくらい働いていても上司からはまだ働けて言われます。
本当に自分は正しい方向に向かって働いているのか判断する事もできません。「本当に正しい方向に向かっている」と自信があれば多少の無理も効きますが、判断に不安がある場合は「脇目も振らずに猛進する」なんてとてもできません。
そして、雇われている人は創業者と同じ成果を受け取る事はありません
創業者は成功により何億、何十億と財産を築く事ができますが、雇われている人はせいぜいその会社の中でより高い給料を得るだけでしょう。末端の労働者なんて仕事がきつくなるだけで給料が一銭も上がらないなんて事になりかねません。
創業者の方にお願いします
労働にはそれに応じた成果が必要です。「収入」、「社内の地位」、「社会的地位」。自分と同じ位のそれを過酷な労働を課している雇っている人に与える事はできますか? それができないなら自分と同じ労働を雇っている人に求めるのはやめてください。
2015/12/09